今季大注目のアーセナルの若手5人

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三度の飯より有望な若手が好きなアーセナルファンの皆さんのための、今季注目の若手紹介です!

マッテオ・ゲンドゥージ

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年齢: 20
国籍: フランス

昨季既にほとんどレギュラー格といってもよかったゲンドゥージを若手紹介に含めるのは若干違和感があるかもしれないが、とはいえなんとまだ20歳、ウィロックやエンケティアらと同い年なのだ。一部のユース選手より年下ですらある。

プレイスタイルについてはそこまで詳しい説明ももう必要ないかもしれないが、フットボリスタのこちらの記事で解説されている通り、数的優位を作り出すのに長けたポジショニングと効果的なドリブルを駆使する『敵陣破壊のエキスパート』であり、相手の守備組織を崩すことにかけては既に一流の存在だ。

今季はこれにさらに磨きがかかり、かつオーバメヤンへの素晴らしいスルーパスでのアシストも記録したり、PKを獲得したりとファイナルサードでの貢献も身につけつつある。チームを率いるような気迫も感じられるし、あとは守備面が改善されれらばワールドクラスのMFへまっしぐらだろう。

一回り大きくなった彼が今季どこまでいけるか注目だ。

ブカヨ・サカ

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年齢: 18
国籍: イギリス

フロントがイウォビ、ムヒタリアンを両方売却(後者はレンタル)という大胆な策に打って出たことで、サイドが非常に手薄となり、半強制若手育成モードとなったアーセナル/エメリ監督だが、ここまでのサカの台頭を見る限り、これは結果的に大成功だったといえそうだ。

ラカゼットの負傷により一枚空きが出た前線3人目の枠の一番手はあとで登場するネルソンかと思われたが、ブカヨ・サカが彗星のように現れるとカップ戦で頭角を現し、最近では完全にスタメンを勝ち取ってしまった。

ニコラ・ペペが交代して以降もピッチに残ることが多いのが監督からの信頼の証だろう。

昨季のユースレベルで14ゴール12アシストという数字が示す通り、パスを出してよし、ドリブルしてよし、自分で点を決めて良し、と非常に高いレベルでバランスの取れたウイングで、ウイングバックとしてのプレイ経験もあり、守備での献身度も悪くない。

また、近年のアーセナルには珍しい左利きの左サイドでプレイする選手なのも面白い。既にファーストチームに完全に馴染んでいるが、これでまだ一年前に初めてプロ契約を結んだばかりの18歳なのだから末恐ろしい。

ガブリエル・マルティネッリ

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年齢: 18
国籍: ブラジル/イタリア

イウォビ、ムヒタリアンの放出と並んで物議を醸したのがエンケティアのレンタル移籍で、これに伴って第三ストライカーはどうするねん状態だったのだが、こちらもサカと同じく彗星のごとく現れカップ戦のストライカーとして素晴らしい活躍を披露、ラカゼットの怪我によりどうなることかと思われた前線事情が一気に楽になった。

最近までブラジル4部でプレイしていたとは思えない、落ち着き払ったプレイをアーセナルでは見せているが、特に衝撃的だったのがリエージュ戦の2ゴールで、守備の献身性などもさることながら、天性のストライカーの嗅覚を備えているところを証明して見せた。

ここまで全コンペティション4試合で4得点1アシストとなんとオーバメヤンに次いでチーム内得点ランキング2位である。もちろん流石にこのペースで得点量産を続けられるのかどうかは不透明だが、ユースでどれほど有望でもトップチームでは得点が決められない、という選手もいる中(サノゴ、アクポンの壁)18歳で既にここまでの結果が出せているのは素晴らしい。

ヨーロッパリーグもまだ4試合残っているし、FA杯などもあり、今季のカップ戦での注目度ナンバーワンといえる。

ジョー・ウィロック

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年齢: 20
国籍: イギリス

ポジションの問題か、サカやマルティネッリほどは話題にならないが、同じように衝撃的な成長を遂げているのがこのジョー・ウィロックだろう。

プレミアリーグのスタメンこそゲンドゥージに譲ることが多いものの、出場した試合ではほとんど全試合で非常に大きなインパクトを残している。

フィジカル、スピード、技術、得点力と全てを兼ね備えたオールラウンドなモダン型MFといった趣で、特に長い距離をボールを運ぶことのできる能力は今のチームに欠けているものであり、非常に有用だ。

プレイの雰囲気はアブ・ディアビを彷彿とさせるところがあるが、正しい時に正しい場所に走りこむという得点の嗅覚を備えていながら、2列目よりも3列目で輝くタイプというのはラムジーを思い起こさせる。

怪我にだけは気を付けて、今季も順調にステップアップしてほしいところ。

リース・ネルソン

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年齢: 19
国籍: イギリス

今回紹介した5人の中で、一番欧州トップリーグでの経験が豊富なのがこのリース・ネルソンで、昨季はホッフェンハイムで10代の選手の得点記録でフィルミーノに並ぶなど活躍を見せていたのだが、蓋を開けてみるとポジションをつかみきれず、今のところはサカに次ぐサイドの二番手に甘んじる、ということになってしまっている。

とはいえシーズン序盤は出場機会も多く、そのポテンシャルの片りんは見せているので、今季注目であることに変わりはないだろう。サカが化け物なので若干霞んでしまったが、まだ19歳ということを考えれば、既にこれだけの経験を詰めているだけでもそれなりに順調とはいえる。

また、彼との大きな違いは右利きの選手ということで、恐らく中に入っていってサイドバックを活かす、という形をエメリが作りたいのであればネルソンの方が適任に感じられるので、ティアニーが復帰すれば左サイドで先発することも増えるかもしれない。

事実、初めて同時に先発したリエージュ戦では良いコンビネーションを見せていた。

マルティネッリもサイドで起用されたり、後ろにはスミス=ロウも控えていたりとアーセナルの若手サイド事情は戦国時代の様相を呈しているが、この中から誰がトップチームに定着するのか、目が離せない。

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