アーセナルシーズンプレビュー MF編

分析

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デクラン・ライス

今季クラブ移籍金史上最高額を大幅に更新する100m£超えという巨額の移籍金でアーセナルへとやってきたライスだが、移籍金の額もあり、注目度という意味では今季ナンバーワンといってもいいだろう。

まだ若いながらも既にプレミアリーグで百戦錬磨の選手であることもあり、リーグ開幕から先発の座を勝ち取り、アンカーのファーストチョイスとして君臨している。

既にその能力の高さは随所に見せ始めているが、今後アルテタのシステムに慣れるにしたがって、更なる活躍が期待できるはずだ。

CB経験もあり、ひらりと相手をかわすようなプレイも得意とするパーティとはまた違い、守備力とフィジカル、そしてボールを持った際の縦への推進力を持つライスを起用しアルテタがどのようなアプローチを志向するのか注目したい。

ジョルジーニョ

ライスの獲得に伴って、先発でフル出場する機会は減るかとも思われたが、パーティがここまで右サイドバックとしての起用が多くなっているため、実質的にパーティが右サイドバックとしての起用となっているため、既に途中交代での出場もあり、それなりの出場機会はありそうだ。

相変わらずベテランらしく、プレイ面、メンタル面の両方でチームを落ち着かせてくれるようなプレイを見せてくれており、特にアーセナルがリードしており、試合展開を落ち着かせたい時などには有用なオプションとなってくれそうだ。

ファビオ・ビエイラ

ポルトガルリーグである程度の実績があり、それなりの移籍金で移籍してきた選手にサプライズ、という表現を用いるのは少々失礼かもしれないが、今季のサプライズ、覚醒枠としての雰囲気が漂い始めているのがファビオ・ビエイラだ。

アーセナル加入初年度は散発的にはボール保持時の能力の高さを見せつつも、やはりプレミアリーグ適応に少々苦しんだ印象で、安定した結果は残せなかった。

だが、先週末の試合では後半途中から出場すると切れ味鋭いプレイを連発し、PKの獲得にアシストという大活躍を見せた。もちろんまだ一試合なので、今季重要な戦力となるためにはこのような活躍を安定して続けてもらう必要はあるが、この数十分だけでも今季のビエイラは一段ステップを上がったのではないか、と思わせるに十分なパフォーマンスだった。

左右のMFとしてだけではなく、右ウイングでもプレイできるユーティリティ性も備えているため、いずれにせよある程度の出場機会は与えられるはずで、今季最注目のアタッカーの一人だ。

カイ・ハヴァーツ

昨季圧倒的な活躍を見せたグラニト・ジャカが退団となったことで、その後継をだれが務めるのか、という点には多くのファンからの注目が寄せられたが、アルテタが下した決断はチェルシーから65m£を支払いハヴァーツを獲得する、というものだった。

そもそもハヴァーツはチェルシーではトップでのプレイが主で、今のアーセナルで与えられたような役割になれているわけではなく、ある種コンバートを前提にこのような高額の選手獲得を行う、というのは非常に大胆な決断だと言えるだろう。

リーグ開幕から連続で先発しており、監督からの信頼の厚さはうかがえるし、献身性や気の利くプレイは見せられているが、昨季のジャカと比べると、流石にチーム合流からそこまで時間が経っていないこともあってか、まだ攻撃面での数字については今後に期待といったところだろうか。

ライスとハヴァーツの高額移籍金でのプレミアリーグからの移籍組は、即座に結果を残すことを要求され、ハヴァーツはチェルシーからの移籍ということもあって特にファンからの評価はシビアになりがちだが、会ったカーの力を引き出すことには定評のあるアルテタのもと、適応と成長に期待したい。

エミール・スミスロウ

去就と起用法を合わせて、スミスロウを巡る状況は少々奇妙なものとなっている。チェルシーがスミスロウ獲得に興味を示している、という衝撃の報道が出始め、それを受けてのアーセナルの対応に関しては少し情報が錯綜していたが、どうやら売却には消極的なようだ。

ただ、スミスロウは出場機会の少なさにフラストレーションを募らせているとも報じられており、これが事実だとしてもそこまで驚きではないだろう。現状ウーデゴール、ハヴァーツ、ライス、ビエイラ、そしてトロサールの中盤起用と、オプションは多くあり、怪我が相次ぐなどしない限りはスミスロウが安定した出場機会を得るイメージはあまり沸かない。

もちろんサッカーでは何が起こるかわからない、というのが常套句ではあるが、スミスロウも既に23歳となっており、そろそろ有望な若手というよりも、定期的な出場機会が重要となる年齢で、ベンチを温め続けることは本意ではないだろう。

アーセナルで最も輝いたのは左サイドで起用されていた時だが、スタイル的にアルテタがスミスロウをウイングとして重用する所はあまり想像できず、どちらかというとウーデゴールやハヴァーツの位置での起用となりそうで、ボールを足元で受けるだけでなく、走り込んでのプレイを得意とするスタイル的にはハヴァーツ/ジャカの位置で機能しそうな気はするが、先週末の試合では実際に交代で出場したのはビエイラだった。このポジションで3番手となると、まずはカップ戦で結果を残さないことには始まらない、ということになりそうだが、ポテンシャルは秘めた選手だけに、本人がそのような立ち位置にどれだけ満足しており、我慢するつもりがあるのかは若干不透明だ。

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Posted by gern3137