アーセナルのガブリエル・ジェズス獲得の重要性は過小評価されるべきではない

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各メディアが、アーセナルのガブリエル・ジェズス獲得に関して、マンチェスター・シティ、選手間の合意が完了し移籍成立間近になっていると報じている。

この獲得は、最初の噂が出たのが非常に早く、報道がずっと続いているため、少しこの移籍をアーセナルが成立させるということがどれほどインパクトのある事なのか、少々ファンから過小評価されているように思える。

彼には多くの国内外のトップクラブが興味を示しているはずで、彼らとの競争を勝ち抜いて、来季CL出場権のないアーセナルが、プレミアリーグチャンピオンのマンチェスター・シティから25歳とこれからピークを迎える年齢のブラジル代表ストライカーを獲得しようとしているのだ。

もしかすると、アーセナルがCLを逃したことで、金銭面でより好条件をジェズスに提示する必要などがあったかもしれないが、ミケル・アルテタの選手との関係性、そしてエドゥのブラジル代表でのコネクションがジェズス獲得に役立ったのは間違いないだろう。

しかし、それらをすべて考慮しても、これは難易度が高い獲得であるのは間違いないし、アーセナルにとって非常に大きなものだ。近年のイングランドで最も成功を収めているチームのストライカーがアーセナルのプロジェクトに感銘を受け、クラブへとやってくるのだから。

もちろん、マンチェスター・シティの最近の選手獲得を受けて、移籍を決断したという背景はあるだろうが、ジェズスは既にFA杯、プレミアリーグを4度、リーグ杯を3度優勝している選手だ。彼は今後もトロフィーを勝ち取りたいという思いがあるに違いない。

彼は既にキャリア終盤を迎え、落ち着いて数年を過ごしたい、というような年齢の選手ではないし、彼はまだまだハングリーさを持っているはずだ。

ミケル・アルテタのアーセナルでの彼への要求水準は非常に高いものになるだろう。そして、彼のこれまでの実績とプレミアリーグでの経験を考えれば、ファンからの期待も大きなものになるに違いない。

来季のアーセナルの目標はトップ4に入ること、そしてヨーロッパリーグで上位進出-願わくば優勝-を果たすことだ。

ガブリエル・ジェズスの獲得こそが、アーセナルのこの夏の移籍市場において最も重要な獲得だという意見もあるだろう。

ミケル・アルテタがアーセナルの監督に就任した際には総額移籍金100m£を超える2人のストライカーが既にクラブに在籍しており、彼らが居たため、アルテタはストライカーを獲得する必要が一度もなかったし、監督自らが望むストライカーを獲得することは出来なかった、という見方も出来る。

そして、オーバメヤンとラカゼットがクラブを去り、ついにアルテタがストライカーを獲得することになった際に選んだのがガブリエル・ジェズスだったというわけだ。

これは、悪くないチョイスに見える。彼はプレミアリーグに適応できるフィジカルがあるし、前線からプレスをかけることもできる、マンチェスター・シティでは全コンペティションで236試合95ゴール46アシストを挙げており、数字に残る貢献も出来る選手だ。

アルテタはジェズスがアーセナルでエースストライカーとしての責任を担うことで、更にワンランク上の選手へと成長することを願っていることだろう。

以前アルテタは、ストライカーに求めるものとして、以下のようにコメントしていた。

得点を決める事、それが優先順位ナンバーワンだ。成功を収めるチームには得点力が必要で、それがなければどんなチームも成立しない。どんなに良いサッカーを見せても、十分に得点を決める選手が居なければ意味がない。

ガブリエル・ジェズスが得点を挙げられる選手なのは間違いないし、既にアーセナルに在籍しているサカ、スミスロウ、ウーデゴール、マルティネッリ、エンケティア、新加入のビエイラ、そしてもしかするとラフィーニャまで加えた前線が、昨季を遥かに上回る得点数を記録してくれることが期待できるだろう。

もう一つジェズス獲得に関して良い点は、彼が年齢的に丁度よく、アーセナルの攻撃が20歳や21歳の選手に頼りきりであるという状況を解決してくれることだ

ジェズスがいれば、昨季とは違い、若手選手たちが不調に陥ったとしても、それをカバーする活躍を見せてくれるはずだ。

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Posted by gern3137