ウィリアム・サリバはアルテタアーセナルにどのようにフィットするだろうか?

分析海外記事

アーセナルは冬の移籍市場でかなり多くの選手の放出に踏み切り、現在ファーストチームにはCBが3人しかいなくなった。ホワイトとガブリエル、そしてホールディングだが、ついにアルテタが今季マルセイユにローンに出ているウィリアム・サリバをチームに組み込む時が訪れたと言えるのだろうか。

アルテタが監督就任した際にアーセナルにはソクラティス、ルイス、ムスタフィ、チェンバース、ベジェリン、コラシナツといったメンバーがいたが、この2年の間に彼らは全員が去った。

現在アーセナルの先発に名を連ねるDFでアルテタがやってくる前からチームに在籍していたのはキーラン・ティアニーのみだ。

アルテタが監督に就任した直後からパブロ・マリやセドリックの獲得、そしてリールからのガブリエルの獲得など守備陣の変革は始まっていたが、昨夏それはかなり大きく進行した。

クラブはホワイト、冨安、タヴァレス、そしてGKのラムズデールの獲得を決め、タヴァレス以外は皆現在先発している選手たちだ。

合計で7人のDFをアルテタは獲得しており、FWがゼロ人、中盤も4人しか獲得していないことを考えるとこれは非常に多い数字だ。

だが、その結果アーセナルはついに冨安、ホワイト、ガブリエル、ティアニーという全員24歳以下と若いながらも非常に安定感のあるバック4を手に入れた。

アルテタは会見でもこの4人がアーセナルの守備を何年も支え続けてくれるだろうと自信を口にしていた。

その可能性はあると思うよ。彼らはクオリティがあるし、互いを補完しあうことが出来る。もちろん、年齢もその要因の一つだね。彼らを良くマネージメントして今の調子を彼らが維持できれば、輝かしい将来が待っているはずだ。

アーセナルは今季プレミアリーグ22試合で25失点となっているが、そのうちの9失点は開幕3試合でのものだ。この時冨安はまだ獲得されていなかったし、ガブリエルは怪我、ホワイトはコロナで離脱しており、レノがファーストチョイスのGKだった。

新たなバック4が初めてともにプレイした日から数えると彼らはリーグ戦19試合で16失点しかしておらず、11度のクリーンシートを記録している。

次の夏のガナーズのプランには冨安の控えの獲得-ミドルズブラのスペンスがターゲットという報道が出ている-に加えて、ウィリアム・サリバをローンから呼び戻すことが含まれているだろう。

彼は2019年7月に27m£の移籍金で獲得されてきたにもかかわらず、まだアーセナルでの公式戦出場が一度もない。

1年目のシーズンはサンテティエンヌにローンで送り出され、その後もアーセナルのファーストチームで機会を得られず、20/21シーズンは後半戦からニースにローン移籍となった。

今季はマルセイユでプレイし、サンパオリの下素晴らしい活躍を見せている。

サリバはここまでリーグアンで23試合に出場し、90分当たりのパス数は82.8本とホワイト(52.8)とガブリエル(57.5)を遥かに上回っている。

パス成功率も93.5%と高く、ボールロストも少なくボール扱いが上手い所を見せている。これらは今のアーセナルのCBの誰よりも良い数字だ。一試合当たりのインターセプトは1.2、ボール奪取は7.1度とこちらも良い数字を残している。

これらはリーグアンでの数字でプレミアリーグでのものではないとはいえ、彼の様に若いDFがこのような数字を残すのは素晴らしい。

アーセナルのローンマネージャーのベン・ナッパーは彼の成長に注目しているはずだし、エドゥは何度もサリバの試合を観戦にフランスへと飛んだようだ。

今季サリバがアーセナルのスカッド入りさせなかったことに反対していたアーセナルファンもおり、確かに巨額の移籍金で獲得された選手がまだデビューしていないというのは少し不思議ではある。

だが、クラブは彼らのアプローチが正解であり、プレミアリーグほどフィジカルではないリーグで経験を積ませるのは正しかったと考えていることだろう。

アーセナルユース出身の選手でもあるモンペリエのマヴィディディが語った通り、サリバがフランスで鮮烈な活躍を残しているのは疑いの余地がない。

あいつはマジモンだよ。もうリーグでトップのの一人さ。彼なら来季余裕でアーセナルのメンバーに入れると思うね。

サリバは強く、ボール扱いが上手く、試合を読むのも上手い。俺が対戦した中で最高のCBの一人さ。マルキーニョス、チアゴ・シウヴァ、ジェローム・ボアテング、それくらいのレベルだよ。彼と戦った時が一番驚いた。

俺は今もアーセナルファンだからね、『これは俺たちにはすごいDFがいるぞ』と思ったよ。

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マヴィディディはなんだかすごく良い人そうです笑

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Posted by gern3137