アーセナルの2022冬の移籍の噂まとめ その1
夏と比べて獲得・放出共に今のところそこまで報道が多くないので、獲得と放出両方合わせてお届けします!
獲得・FW
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ: 40%
この冬一番の目玉、かつ実現の可能性も最も高そうなのがヴラホヴィッチの獲得です。
以前からアーセナルがヴラホヴィッチ獲得に興味を示していたことは間違いなく、11月の時点でイタリア方面の移籍事情に精通しているディマルツィオ記者がアーセナルとフィオレンティーナは既に合意しており、残すは選手側との交渉のみ、と報じていました。
そして、数日前に伊ガゼッタ紙がアーセナルは50m€+ルーカス・トレイラという条件でフィオレンティーナにオファーを出していると報じていたのを追う形で、CBSスポーツのジェームズ・ベンジ記者もこれは事実であると報じ、そして今日デイビッド・オーンスティン氏もアーセナルはヴラホヴィッチ獲得を目指しているという記事を出していたので、実際に獲得に動いているのはほぼ間違いないでしょう。
🚨 TRANSFER MAILBAG 🚨
— David Ornstein (@David_Ornstein) January 7, 2022
🔄 Haaland top summer target for Man City #MCFC
🔄 Arsenal lead race if Vlahovic moves now #AFC
🔄 Norwich tell Cantwell he can leave #NCFC
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ただ、ここで障害となってきそうなのがヴラホヴィッチ本人の意向です。報道を見る限り一貫してイタリアに留まりたい意向を示しているようで、11月の時点ではディマルツィオ記者はヴラホヴィッチの代理人は電話にすら出ないとも報じていました。
もちろん、全く見込みのない選手にアーセナルがオファーを出すとも思えないため、第一希望ではないかもしれないものの、ある程度可能性はあるはずですが、今後この話がどれくらいスムーズに進展するかはヴラホヴィッチがプレミアリーグ移籍をどうとらえるか次第でしょうか。
ただし、色々な移籍市場の裏側的なドキュメンタリー番組やインタビューなどを見るに、移籍の実現に当たって、実は選手の意向というのはクラブや代理人の都合と比べると、そこまで重要ではなさそうな印象を見受けます。
既にフィオレンティーナは代役の確保に動いているという話もありますし、ヴラホヴィッチが契約延長の意志を見せておらず、かつ残り1年半となっているため、冬に彼を手放す用意もあるようです。ある程度実現の可能性が高そうな移籍だと言えるのではないでしょうか。
アレクサンダー・イサク: 10%
ここまでの動きを見るに、アーセナルが夏の予定を前倒しにして冬に可能であればストライカーを獲得しようとしているのは間違いなさそうですが、ヴラホヴィッチと並んで補強候補なのがレアル・ソシエダ所属のイサクです。
去年の夏からアーセナルが興味を示していると報じられていましたが、継続してモニタリングしているようです。エドゥが非常に高く評価しているとAthleticが報じていました。
また、上のオーンスティン氏の記事でもヴラホヴィッチ獲得が出来なかった場合は代役としてイサク、そしてこの後のカルバート=ルインを考えていると触れられています。
ドミニク・カルバート=ルイン: 10%
12月初旬にイギリス各紙が一斉にアーセナルがカルバート=ルインに興味と報じており、アーセナルのFW獲得候補の一人としてリストアップされているようです。
この時点では夏の移籍が前提のようなトーンでしたが、やはりこの辺りはオーバメヤンの去就や、候補のうちだれが冬に獲得可能かも含め、かなり流動的になりそうです。
獲得・MF
ストライカーと並んでアーセナルの最優先補強エリアであるのが中盤であるのが間違いないですが、現状としては1月が厳しい、ただし1月さえ乗り切ってしまえば若干の余裕があるという状況です。
エルネニーとパーティが離脱するAFCON期間中はジャカとロコンガしかいなくなってしまうものの、それ以降はエルネニーのこの夏の契約切れまでは一応4人はCMFが居るため、条件次第でストライカーと同じく前倒しで冬に獲得を狙う、といった感じでしょうか。
ここまで名前が挙がっているのはリヨンのブルーノ・ギマランイスやヴィラのドウグラス・ルイス、デニス・ザカリア、レナト・サンチェスあたりですが、今の所"アーセナルが興味を示している"以上の報道はなく、特に具体的に誰かの獲得の話が進んでいる気配はありません。
ただし、この後紹介するナイルズの移籍が決まりそうで、かなり層が薄くなるのは間違いないので、これに関しては続報を待ちましょう。
放出
メイトランド=ナイルズ: 80%
恐らくこの冬に成立する一番最初の移籍となりそうなのがメイトランド=ナイルズのローマ移籍です。今季ナイルズは出場機会をあまり得られておらず、夏の時点での移籍志願もありましたが、新天地にローマを選んだようです。
どうやらアーセナルとローマは買取オプション/義務の金額について折り合いがつかなかったらしく、各メディアが買取オプションも義務ついていないただのローンになるようだと報じています。
Official and confirmed. AS Roma have registered Ainsley Maitland-Niles contract on Serie A system as new signing. Deal signed, straight loan move until June confirmed. 🔴🤝 #ASRoma
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) January 7, 2022
No buy option included. Medical successfully completed, club statement soon. #AFC pic.twitter.com/WfcUEG8j5Q
まだ1年半契約があり、ホームグロウンということもあってプレミアリーグでローマ以上の条件をオファーするクラブが現れる可能性もあるため、妥協せず、買取オプションなしのローンというのは賢明に思えます。
バログン: 60%
ナイルズと同じく出場機会を得られておらず、今後の成長のためにも定期的な出場機会を得られるクラブへのローンが必要、という状況のバログンですが、ミドルズブラへのローン移籍の話が進んでいるようです。
クリス記者によると、バログンはチャンピオンシップのミドルズブラへのローン移籍に近づいているそうです。監督のクリス・ワイルダーが獲得を望みプッシュしたとのこと。 https://t.co/pY1EDecRz4
— 山中拓磨(Takuma Yamanaka) (@gern3137) January 5, 2022
監督たっての希望ということなので、このまま何もなければ成立する可能性は高そうですし、もしミドルズブラ移籍が成立しなかったとしても、どこかに冬にローンに出るのは既定路線と言ってよさそうです。
パブロ・マリ&カラム・チェンバース: 10~15%
また、具体的に話が進んでいるわけではないものの、スカイスポーツがアーセナルはパブロ・マリとチェンバースに関して、何かオファーがあれば放出を考慮するだろうと報じています。
こちらも出場機会を考えれば納得でしょう。ロブ・ホールディングが左右CBとしてベン・ホワイトとガブリエル両方の控え一番手の位置をキープしており、マリ・チェンバース共にCBの序列は4,5番手となってしまっています。また、右サイドバックも冨安の控えとしてアルテタが見ているのはセドリックのようです。
今年の冬の移籍市場はコロナとの兼ね合いも非常に複雑になっているので、どのようなオファーが届くか次第ではありますが、二人ともそれなりに移籍の可能性はあるはずです。
強いて言うのであれば、今年の冬に動けそうなクラブを見るに、プレミアリーグの経験が豊富でかつ残り契約が半年となっているため半年以内に退団の可能性が濃厚なチェンバースの方がアーセナルが多少妥協してでも手放す可能性が高そうでしょうか。
ディスカッション
コメント一覧
むかしアングロっていうスペイン人がメディカル済まして空港で引き返しましてね、、
先のことは何が起きるかわからない、チャンスがあるときに動くべき
現在のポジションに強力なフォワードが加わればトップ4はほぼほぼ
勝ち目の投資には躊躇無いはずです
そういう意味では重要な冬になる
受け手になれるフォワードで流動性できれば、チームの構造で勝つことに他ならない
イサクでは動きが足りない、プレミアでやるには成長が必要
ヴラホビッチは若いけど出来上がってる
フリーラン繰り返すし起点にもなれる守備も頑張れる
ヴラホもクルゼも積んでるエンジンが違うんじゃないでしょうか
茶番かと思いましたが電話に出ないぐらいに煮詰まってたんですね
活動に敬意を表します。大変解りやすく、興味深く拝読しました。個人的に移籍情報は心を痛めることが多いのですが、やはり読んでしまいます。色々な意味で助かり、ありがたいです。