今季が転機となるかもしれないアーセナルの3人の選手

考察Tim Stillman,海外記事

ニコラ・ペペ

昨年同じ記事を書いた時にも私はペペを選んでいた、というのが象徴的だ。1年も前も今と似たような状態で、シーズン終盤を良い形で終え、次のシーズンに良い形で繋げられるのではと思われた。

だが、昨夏アーセナルはウィリアンの獲得を決め、これはアーセナル史上最悪の獲得の一つだったといっていい。現在はウィリアンの序列は下がりに下がり、直近のプレシーズンでベンチ外にすらなったが、特に誰も理由を尋ねる様子すらなかった。

昨季ペペはプレミアリーグで10得点1アシストを挙げた。これは良い数字だが、彼がクリエイターではなくむしろフィニッシャーであることも示している。アルテタはペペをどのように生かすかの工夫を凝らす必要があるだろう。

私はいまだにオーバメヤンとペペの共存を懐疑的に見ている。彼らは二人とも攻撃の終着点にいることで生きるタイプの選手で、ビルドアップへのの貢献が少ないからだ。

ペペの力を最大限引き出すためには、攻撃をスムーズにできるタイプのセンターフォワードに加えてもう一人チャンス創出のできる選手を起用する必要があるだろう。

この辺りのバランスをアルテタがどうとるかは今後の課題だが、現状チャンス創出はチームの大きな弱みで、現状の選手のままでは、改善の道筋は見えていない。

ただ、ウィリアンの序列が下がったからと言って、ペペに競争相手が居なくなったわけではない。サカは右ウイングの名手としてアーセナルどころかイングランド中にその名が知れ渡り始めており、右サイドでペペよりも組み立てに貢献できる選手だ。一方で得点ではペペに軍配が上がる。

今季のペペの課題は、サカを左サイドに追いやり、彼ともう一人の若きスターマルティネッリとのポジション争いを演じさせることができるかだろう。

エミール・スミスロウ

現状スミスロウがアーセナルの唯一のトップ下のオプションとなっている。これによりスミスロウへのプレッシャーは大きなものとなっている。昨季の後半は負担をウーデゴールと分け合うような形でチームは上向いたが、しかし昨季の公判ですらまだまだ改善の余地はあった。

もちろんスミスロウの契約延長は当然で10の背番号で実力で勝ち取ったものだが、それは彼のステータスの上昇も意味している。

昨季はスミスロウにとってのハネムーンシーズンだったといえるが、セオ・ウォルコットに聞いてみればよく割ると思うが、チーム内での地位と給与が上がるにつれて同時に期待も高まりハードルも上がってしまう。

昨季創造性が全くなく、砂漠となっていたアーセナルのチームにスミスロウの登場がスパークをもたらした。ただ、この時のアーセナルのチャンス創出力がほぼゼロだったことを考えると、これを改善するのはそこまで難しくないともいえる。

これを基盤にして、スミスロウはアーセナルが新たなクリエイティブなプレイヤーを獲得するまでの間、一人で攻撃を前に進めなくてはならないのだ。

昨季プレミアリーグ18試合の先発でスミスロウは2ゴール4アシストだった。彼が得点とアシスト以外での貢献も非常に大きかったのは間違いないが、それでも特に得点に関してはまだまだ改善の余地があるといえる。

アーセナルユース時代は彼は得点力に秀でたところも見せており、この本能を取り戻す必要がある。彼のポテンシャルは間違いないが、今後の注目は彼がポテンシャルをどこまで花開けるかに集まることになるだろう。

ガブリエル

昨季リールから27m£で獲得されてきたガブリエルはシーズン序盤のパフォーマンスでアーセナルファンの心を掴んだ。彼が忙しく相手のFWに対峙し、積極的でわかりやすいタイプのCBだったというのも大きいだろう。

このようなタイプのCBはハイリスクでもあることは多く、これはコシェルニーを見てきたアーセナルファンならよくわかるだろう。

アーセナルでのキャリアの前半はコシェルニーも危なっかしかったが、最終的にはポジティブな面の方が大きく上回った。

ガブリエルは素晴らしいになれるポテンシャルを備えているとは思うが、昨季終盤にかけて序列を落としマリとローテーションする形になったこともわかる通り、まだ将来はどうなるかわからない。

守備面はともかくとして、アルテタがボール保持時の能力でまだ粗削りなDFに大金の移籍金を支払う決断をしたというのはかなり意外だった。

昨季のガブリエルのパス成功率は86%とホールディングのものより低く、かつ特にハイリスクハイリターン型のパスを量産していたというわけではない。

90分当たりのプログレッシブパス企図数では2.4とホールディングの3.5より1本以上低いのだ。

移籍金から見て、監督の中ではガブリエルとマリを競争させようとする意図があったというよりも、ガブリエルが明確にファーストチョイスだったはずだ。だが、特に昨季ルイスの怪我によりガブリエルは苦戦することになった。ホールディングとガブリエルという組み合わせをアルテタは好まなかった。

今季はベン・ホワイトも加わっており、ガブリエルが昨夏なぜアルテタとエドゥが第一優先ターゲットとしたのか、その真価を示す必要がある。

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Posted by gern3137