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現代フットボールにおけるサイドバックの重要性は既によく知られている。エメリのチームは今季流れるようなサッカーを展開できているとは言い難く、守備面でも被シュート数は酷いもので、今季のアーセナルの試合は混沌としているかあるいは混乱しているかのどちらかだ。

ルイス、ソクラティス、ジャカの三人が時にだらしなくすら見えるチームの中心で汚名をかぶっており、アーセナルファンはそんな解読不可能なチームを解読しようと皆で眉間にしわを寄せている。

サポーターの多くは、ベジェリンとティアニーの復帰に多くの希望を乗せている。彼らのポジションを務めることが多かったナイルズとコラシナツは、二人とも4バックでのサイドバックに向いているとはあまり言えないからだ。

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72M£(約100億円)あれば多くのものが買える。だが、忍耐強さはその中に含まれていないようだ。マンチェスター・ユナイテッド戦でのパッとしないパフォーマンスを受けて、ペペに関する不安の声が聞かれるようになった。

多彩でトリッキーなプレイも多く見せているし、ボールコントロールも 良い。ウッドの記事がペペがアーセナルにもたらせるクオリティを良く分析している。今日の記事では、なぜペペとアーセナルのハネムーン期間があまりうまくいっていないのかについて書こうと思う。

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(この記事は前編の続きとなっています。)

したがって、ジャカ、ルイス、ソクラティスといった選手たちが若手にとってかわられるのをファンが待ち望む気持ちも理解できる。そして、長期的なプランとしては、恐らくアーセナルの将来的なCBペアはホールディングとサリバであることは間違いないだろう。

しかし、 往々にして若手の評価は色眼鏡をかけて行われるものだ。フォレスト戦では相手のクオリティの違いもさることながら、中盤のバランスもよりよかった。トレイラは完ぺきではないが、守備ではジャカよりも機能する。

また、この日のエジルは慣れ親しんだ10番のポジションで良い活躍を見せた。このように、中盤が上手く機能していたおかげでガナーズの守備はより容易になり、今季のアーセナルのトレードマークとなりつつあるバスケットボールのような殴り合いにならずにすんだ。

ヴィラ戦ではエメリのチームは7枚もイエローカードをもらっており、これがチームがいかにバランスを欠き、構造的なストレスを抱えていたかということを示している。

実際のチーム事情を分析すれば、ルイスとソクラティスに関してはあまり責められないと思う。まず、チームにまだ慣れないセバージョスやウィロック、ペペといった選手が組み込まれたばかりだし、恐らくファーストチョイスのサイドバックを二人とも欠いている。

エメリは控えのサイドバックを完全には信頼しておらず、コラシナツとナイルズの守備面での弱点を隠すために、スリーバックを昨季は用いていた。今季はスリーバックは採用していないが、それでもサイドバックの保護に努めている。

エメリは典型的なダブルボランチの代わりに、二人によりサイドに広がるよう要求している。エイドリアン・クラークが分析している通り、このおかげで中盤の中央に穴が開いてしまっているのだ。

オーバメヤンとペペがサイドを務め、その後ろにナイルズとコラシナツがいるという守備に不安の残る布陣のせいで、ゲンドゥージやトレイラ、ウィロックといった選手がサイドのカバーをさせられることが多く、その結果ジャカはポツンと一人で中央に残されてしまう。

したがって、これは単にソクラティスとルイスの問題とは言えない。ジャカとソクラティスとルイスが中央で、何のサポートもなく孤立してしまうことが問題なのだ。

もしかすると、エメリがこのように過度にサイドを警戒する傾向はベジェリンとティアニーが復帰すれば解消されるかもしれない。そうすれば、通常通りボランチをCBの前に配置できるはずだ。

ルイスは相手の攻撃を食らった際後ろに向かって戻っていることが多いが、これは、CBの前に広大なスペースが広がっているからだ。

私は常にソクラティスとルイスというのは最良の組み合わせではないのではないかと危惧してきた。だが、エメリがMFをサイドに送り込むせいで中央に残るのはCB二人とジャカのみという事態になってしまい、CBへの負担が非常に大きいのは事実だ。

もちろんだからといって、ルイスとソクラティスに全く日がないというわけではないが、それでもCBのクオリティと戦術の相互作用という見方は出来る。とはいえ、そこまで悲観的になる心配はないのかもしれない。アーセナルの将来を支えるCBはもう揃ってきているのだから。

(Source: https://arseblog.com/2019/09/sympathy-for-the-devils/)

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昨季、トレイラは段階的にイングランドに適応したのち一気にトップチームに台頭し、アーセナルの抱える問題の解決策として称えられた。アーセナルが長年良いボール奪取者を欠いており、このウルグアイ人の守備的MFはアーセナルファンの心をくすぐった。

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ジャカの優れた点は常に物事をコントロールできることで、特に技術面でのコントロールだ。だが、同時に象徴的なジャカのミスはコントロールの欠如の最たるものだともいえる。

ここまで継続的にこのようなミスが起こる以上、恐らくもうこれはジャカのDNAに刻まれているとしか言いようがないだろう。

私の個人的な見立てでは、ジャカは物事をコントロールし、自分の支配下に置くことに拘りすぎるのではないだろうか。

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私は、今週ノースロンドンダービーの前から既にジャカについてコラムを書くつもりだった。実際のところ、日曜日の前に既に書いてしまおうかと思ったくらいだ。だが、それはやめてもう一試合待つことにしたが、それは正解だった。

なぜジャカがアーセナルファンでの間の評判をここまで落としてしまったのかを探る記事を私は書くつもりでいた。もちろん彼に関しての意見は常に分かれていたが、最近はアーセナルファンはエメリはジャカ抜きでのチーム作りを志向するべきだという結論に達しつつあるように思える。

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アーセナルは日曜日に熾烈なノースロンドンダービーを終え、4試合で勝ち点7を獲得した。これらの勝ち点の勝ち取り方は、非常になじみ深いものだった。

ホームのバーンリー戦ではラカゼットとオーバメヤンのゴールでアーセナルは勝利をおさめ、スパーズ戦では、そう、あなたの予想通り、ラカゼットとオーバメヤンのゴールで引き分けを手にした。

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さて、ではこれらのことが、アーセナルと何の関係があるのだろうか?

この夏、アーセナルは18歳のブラジル人マルティネッリを獲得した。ガブリエルは非常に面白い逸材だ。トップレベルでの実力は未知数だが、ブラジル4部では既に1年半近くレギュラーとして出場している。

多くのヨーロッパのユース選手とは違い、彼は観客のほとんどいない手入れの行き届いた芝のピッチでプレイしてきたわけではない。彼は恐らく体格はあるがプロになるには技術やセンスが足りない屈強なブラジルの大人たち相手に、でこぼこのピッチでプレイしてきたのだ。

この夏以前にもバルセロナやユナイテッドの練習に帯同していたが、彼は18歳になるまでヨーロッパ行きを待つことを決めた。

マルティネッリがアーセナルに加わってから、より知名度の高いブラジル人が二人アーセナルに加入した。経験豊富なCBのルイスと、テクニカルディレクターのエドゥ・ギャスパーだ。これはマルティネッリのイングランドでの生活にとって非常にポジティブなものになるだろう。

ルイスは既にイングランドのブラジル人サッカー選手たちのコミュニティの中心とされているし、恐らくマルティネッリがウィリアン、フェリペ・アンデルソン、リシャルリソン、フィルミーノといった面々に紹介されるのも近いだろう。このような母国との繋がりは、彼のイングランドでの生活を楽にしてくれるはずだ。

ルイスは非常に好感の持てる、ロッカールームで人気がある選手として知られているし、既にマルティネッリについて『彼と一緒にチームで助けてあげられるのはいいことだね。僕の世界中でのサッカー経験についても分かち合って、ここで一緒に偉大なことを成し遂げられればいいと思う。』とコメントしている。

ルイスがマルティネッリの兄のような存在になれるとすれば、エドゥは面倒見の良い叔父のような存在だろう。彼は既に、選手たちとより積極的にかかわっていくアプローチを好むと口にしている。

『私はオフィスでずっと仕事をして、スタッフが伝言に来るのを待つようなタイプではないよ。私は色々なことに関わりたいし、選手たちと一緒に仕事をしたい。』

そして、エドゥはマルティネッリのことを既によく知っている。ポッドキャストで私が先日話した通り、エドゥのブラジル代表での重要な仕事の一つが、二重国籍を持つ選手たちに早い段階で接触することだった。ジエゴ・コスタやチアゴ、ジョルジーニョといった選手たちがブラジル代表を選択しなかったことで、このような事態が再び起こるのを避けるべく、ブラジル人の若者たちに彼らはブラジル代表から気遣われており、大切にされているという印象を与える役目を担っていたのだ。

この戦略の一部として、夏のコパ・アメリカの直前に、マルティネッリはブラジル代表のトレーニングに招かれ、帯同していた。彼はイタリア国籍も保持しており、もし本人がその気であれば、将来的にイタリア代表を選択することも出来る。もしかすると、ブラジル代表に彼を招く選択をした際には、エドゥの頭の片隅にはアーセナルのことを考える気持ちもあったかもしれない。

これが、エドゥが選手たちと親密な関係を築き上げていくタイプだという証明でもあるし、またマルティネッリにとってこのような存在がクラブにいるのは心強いはずだ。

移民の多くは、母国の文かと定期的に触れ合うことで心安らぐものだが、ブラジル人にとてこれは特に重要なのだ。例えば、シャフタール・ドネツクはブラジル人選手がウクライナでの生活に適応できるようにするためのプログラムに、巨額の出資をしている。

マルティネッリのキャリアにおいて、エドゥとルイスの存在が非常に重要になるかもしれない。

(Source:
https://arseblog.com/2019/08/brazilian-big-brother/ )

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『僕らは時々集まって、バーベキューしたりして楽しい時間を過ごすんだ。大体いつもダビド・ルイスの家でだね。彼の家はとても大きいから!笑 プールもあるし、バーベキューするには良いところだ。ブラジル人皆でそこに集まって、話をするんだ。ダビドはとても良い人で、僕のことも歓迎してくれた、ゴメスと同じようにね。』

ブラジル版GOALのインタビューで、エヴァートンのFWリシャルリソンが、プレミアリーグのブラジル人にとって、ダビド・ルイスの家が交友の中心地であると明かしていた。特にロンドンのクラブでプレイするブラジル人は定期的にルイスの家に集まるのだそうだ。リシャルリソンがワトフォードと契約した際、ルイスとウィリアンがリシャルリソンを招待したらしい。

ブラジルからイングランド、特にロンドンへの文化的な適応はなかなか難しい。サッカー面から見ても、試合やトレーニングへのアプローチは全く異なる。そして、より広い意味で、イギリスの分かというのはブラジル人にとってはなれないもので、同僚や仲間たちと常に積極的に交友することを好むブラジルの文化との違いに戸惑うことも多いようだ。

食事の時間に限らず、南米では家族のきずなというものが遥かに重視される。ブラジルでは、家族が集まって食事をすることを欠かすことはほとんどない。だからこそ、上のようなバーベキュー会がルイスの家で開催されるのだろう。彼らはこれにより、自身の故郷と生い立ちを再確認することが出来る。

一般的に、ブラジル人選手は、イングランドで苦戦する傾向にある。ゴメスはトッテナムでの適応の難しさについて語っていたし、パウリーニョやジウベルト・シウヴァ(アーセナルのシウヴァではない)のキャリアがそれを物語っている。

しかし、最近はその状況も変わりつつあるようだ。まず第一に、所属先のクラブがサッカー面だけではなく細かい配慮も行うようになってきている。そして、何より大事なのは、すでに同郷の先輩たちがイギリスに居り、適応を助けてくれることだ。

リシャルリソンにとって監督のマルコ・シウヴァがポルトガル語を話すことは大きかっただろうし、同じワトフォードにゴメスが居たのも大きい。ワトフォード加入直後に、リシャルリソンは『とても快適だよ、ブラジルに居るみたいに感じられる。チームメイトは優しくしてくれたし、特にゴメスは僕をいつも助けてくれる、家のことや車のことまでね。』

同じように、グアルディオラがバルサやレアル、ユナイテッド、バイエルンといった競争相手を退けてガブリエル・ヘズスの獲得をもくろんだ際には、彼はフェルナンジーニョに説得を任せた。同じように、いざヘズスが到着してからは、フェルナンジーニョが兄貴分的な役割を果たし、ヘズスの適応を助けたのだ。そして、その後エデルソンも獲得したことでその絆はさらに強まった。

ヘズスはゴールを祝う際に電話のジェスチャーをし、『もしもし母さん?』と叫ぶというセレブレーションを見せたことがあった。このフレーズは彼の方にタトゥーになって入っている。ネイマールに至っては、彼の妹の顔を腕にタトゥーで入れている!彼らにとって家族が全てなのだ。

似たようなことがアンフィールドでも起こっており、ファビーニョとアリソンはリバプールでの生活への適応に置いて、フィルミーノが果たしてくれた役割の大きさについて何度か語っている。

ファビーニョはガゼッタ・エスポルティアヴァのインタビューで、『二人のブラジル人が僕を本当に助けてくれるんだ。僕より先にイギリスに居たからね。毎日一緒に居るし、誰かの家でほとんど毎週何かするんだ。フィルミーノとは家族ぐるみの付き合いをしているよ。』

(家族と同郷の絆を大事にするブラジル人にとってルイスの存在は非常に大きいかもしれません!
後編に続きます。)

(Source:
https://arseblog.com/2019/08/brazilian-big-brother/ )

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そして、そもそも、私はエメリがリバプールの戦術をコピーしようと考えているとは思わない。プレシーズンの多くを通じて、監督はお気に入りの4-2-3-1を試し続けていた。ニューカッスル戦でも見られたように、エメリはサイドの選手に中に入り、中盤の底2人とでボックス型を作る戦術を採りたいようだ。そして、トップ下がおとりのように機能するわけだ。

ペペはこのような役割をこなせるだろう。オーバメヤンが左でサイドで起用された場合にはこのような役目はあまり向いていないかもしれない。だが、オーバメヤンを起用しなければアーセナルは少し火力を欠いてしまうように思う。

ラカゼットは素晴らしい選手だが、単独でトップを張るタイプかと言われると、違うように思える。彼は後ろに降りてボールに絡みに来ることが多く、オーバメヤンが居なければ彼が空けたボックスのスペースに走り込んでくれる選手がいなくなってしまう。

しかし、エメリは既にオーバメヤンを何度も左で起用しており、ニューカッスル戦でネルソンやムヒタリアンがこなしたような仕事をさせるのには向いていないことも十分わかっているだろう。

プレシーズンでも以下のようなコメントをしていた。

『オーバメヤンはワントップしてプレイすることも出来るし、ツートップの一員としてもプレイ出来る。そして、左右両方のウイングでもプレイ可能だ。

その場合、もう一人加えるのであれば、一対一で勝負できるウイング、あるいはメストのように下がってボールを受け取り、ボール保持を助けてくれる選手が良いだろう。もちろん、すべての試合のすべての展開で状況は異なるからね。オーバメヤンが居れば色々なオプションは出来る。』

ペペがアフリカンカップに参加していたおかげで、彼とラカゼット、オーバメヤンをどのように起用するべきか十分に試すことは出来なかった。オーバメヤン自身が『 誰を出場させて誰をベンチに置くか常に選択をしなければならないものだからね。 』と語っていたということは、恐らくまだ監督の中でもはっきり固まってはいないのだろう。

3人の同時起用を目指すのであれば、エメリはシーズンを通して試行錯誤を続けなければならないだろう。1997/98シーズンのアーセナルのような4-4-2は試してみる価値があるかもしれない。ペペを右サイド版のオーフェルマルスのように起用するのだ。

このチームでは、レイ・パーラーが右サイドから中に入り、ヴィエラとプティと3人の中盤のような形になることが多かった。これにより、オーフェルマルスが前線に上がっていくことが出来るというわけだ。ジャカ、ゲンドゥージ、トレイラの3人のうち二人を中盤に起用し、左にセバージョスを置き彼にパーラーと同じような役目をこなさせるのは出来そうに思える。

もちろん、最終的にエメリがリバプールのような形を目指すという可能性も十分にありうる。プレシーズンでエメリが4-2-3-1を用い続けたのは単に出場可能だった選手を反映していただけに過ぎないということも考えられる。

アーセナルファンはPAL(ぺぺ、オーバメヤン、ラカゼット)のスリートップを見たくてたまらないだろうが、正しいバランスを見つけ出すのには少し時間がかかるかもしれない。そもそも、正しいバランスが存在していたらの話ではあるが。

(Source:
https://arseblog.com/2019/08/pepe-aubameyang-lacazette/ )