グラニト・ジャカをチームに留めることの是非について

考察海外記事

グラニト・ジャカは最近のアーセナルで最も意見が分かれる選手の一人だ。アーセナルファンの半数は彼を愛しているが、残りは放出は望んでいる。

わたしはどちらかというと前者寄りだとは思うが、それでもクラブがジャカに契約延長をオファーしていると聞いた時には、そのメリットは見えるものの、懸念を抱かざるを得なかった。

ローマのオファー

ジャカは今28歳で、CMFとしてはキャリアのピークの年齢といっても良い。ユーロから帰ってきたばかりで、彼はスイス代表を史上初の準々決勝に導く、ポグバやカンテといったフランスの中盤相手に素晴らしいパフォーマンスも見せた。

ローマが興味を示した際に、ジャカには移籍する心づもりがあったが、ローマは最大15m€という評価額を下回るオファーしか提示できず、これらはアーセナルにとっては受け入れられないものだった。

彼の残り契約は2年となっているものの、昨季のフィールドプレイヤーで最も多く試合に出場した選手で、もっと価値があるはずだ。

彼に新契約をオファーすれば、この数年のジャカの将来をクラブにとどめることが可能になるだけではなく、頼夏例えば彼とクラブが移籍を決めたとしても、市場価値を保つことができる。

契約延長のニュースが出る前に、少なくともあと1年手元にとどめるのは悪くないのではないかと考えていた。

この夏ヨーロッパのクラブは無観客試合の影響で財政が悪化しており、来夏であれば、残り契約が1年減るとはいえ、それでも12~15m€程度の値はつく可能性があると思われたからだ。

確かにジャカは良いクオリティを備えた選手だが、代役が見つからないほどではない。もしジャカの移籍金をロカテッリやギマラエシュといった選手獲得に使えるのであれば、アーセナルは即座に決断するべきだろう。

だが、15m€では、それは難しく、代役の獲得なしで売却してもチームは弱まるだけで、ローマが増額を拒んだため、今の状況になったようだ。

ジャカがチームにもたらすもの

チェルシーのジョルジーニョと似て、ジャカがプレイするポジションというのはそもそも称賛を集めにくい場所だ。チームが敗れればまず責められるポジションでる一方で、彼の貢献は実際にいなくなってみないとわからない。

それが最も顕著だったのがビジャレアル戦で、パーティが一人で中盤を任されたが、パレホとコクランの中盤にうまくやられてしまい、まったくチャンスを作れなかった。

アーセナルファンにはジャカは横パスやバックパスが多く、ファウルも多いと批判するものがあるが、実際には例えば後継候補と報じらえたイヴ・ビスマ/ルーベン・ネヴェスと比較すると、90分当たりの前へのパス数は彼らよりはるかにジャカの方が多いし、タックルごとのファウル数も少ない。

90分当たりのファイナルサードへのパス数でジャカは昨季プレミアリーグトップだったし、一試合当たり7.17本のプログレッシブパスというのはヨーロッパでも上位5%の水準だ。

彼はボールを前に進め、プレイのテンポを作るという意味でチームにとって重要な存在で、一試合当たり366ヤードのボール前進というのはパーティとエルネニーよりも多い。

ミケル・アルテタ体制のもとジャカの役割は左サイドを支えてティアニーに前に上がる自由を与えることだが、これはジャカが左利きであることで、ティアニーがクロスを上げられる一でボールを受けるのが容易になっている。

ジャカの欠点

ジャカは称賛に値する調書を備えている者の、わかりやすい欠点もいくつか抱えている。まず機動力に書くためプレスを受けると危険なエリアでボールを失いやすい。その象徴的な例がアウェイのバーンリー戦だろう。

この場面でのレノのパスも良いものではなかったが、ジャカがこのようなミスを犯すのは初めてではなかったし、高い位置であれば問題にならないかもしれないが、自分のボックス内では致命的となってしまう。

もちろんこの点は例えばビスマのようなより機動力のある選手を起用すれば解決されるわけだが、彼のパス数がジャカと比べて少ないことを考えると、この場合ボール前進が犠牲になることになってしまいそうだ。

一方でルーベン・ネヴェスはジャカと同じく機動性に難なりで、同じような問題を抱えてしまう可能性がある。

もう一つの解決策はジャカの機動力を補えるような相方とコンビを組ませることで、昨季はパーティ-ジャカの組み合わせはかなり良い試合もあった。

だが、プレシーズンでパーティがけがを負ってしまったことで、今後は少し不透明になってしまったが、もし今季パーティが安定して稼働できるようであれば、彼とジャカのコンビは非常にソリッドなコンビとなり、ジャカがパスでボールを前に進め、パーティがドリブルでの前進と前での奪取を担当するという良い組み合わせになるだろう。

結論

アルテタは昨日ジャカはスカッドのキーメンバーだとコメントした。もちろんジャカをチームに留めるのはある程度理にかなっているし、だからといってCMF獲得がないと決まったわけではない。

彼へ契約延長をアーセナルがオファーしているというのが本当であれば、アーセナルに将来がある選手として考えられているということだろう。

既に2度退団寸前までいっていることを考えると、これは大きな転換だ。

アーセナル上層部からの強い信頼の証ともいえる。ジャカがこの信頼にこたえることができるか、そしてファンの信頼を取り戻せるかは監督がジャカをどう起用するか、そしてミスを減らせるかどうか次第だろう。

総合的に見てジャカが例えばエルネニーよりはるかにチームにとって重要な選手であることに間違いなく、まずはジャカよりもエルネニーの売却が進められるべきではあるはずだ。

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Posted by gern3137