自宅待機は一部のアーセナル選手にとって監督へのアピールのチャンスである

分析Tim Stillman,海外記事

基本的には、サッカー選手というのはリモートワークが可能な職種ではない。だが、COVID-19のせいで、彼らは今自宅でのトレーニングを余儀なくされている。

だが、だからといってアルテタがアーセナルの選手を見極める作業がストップするというわけではない。特に、若手にとってはなおさらだ。

アルテタは若手に求める能力として、向上心を上げている。以前、彼はサカについてコメントした際に、若手から質問を受け、彼らに学ぶつもりがあることを知るのがいかに嬉しいことか述べていた。

一方で、なぜメイトランド=ナイルズの出場機会が減っているのか問われた際には、『エインズリーはハードワークをして、誰よりも先発の座に値すると示す必要がある。』とコメントしていた。

もちろん選手たちは今はその姿勢をピッチ上で示すことは出来ないが、それでも監督の目に留まることは出来る。

アルテタの就任時の動画で、データ管理室にて、冗談交じりでデータ分析担当のスタッフに『仕事が大変になるよ!』とプレッシャーをかける姿が披露されていた。

毎日次から次へとやってくる試合への対策を考える必要がない今の時期はチームを振り返り、徹底的な分析をする良い期間だとアルテタはとらえているに違いない。

そして、アルテタは選手たちにも課題を課しており、この課題にどれほど真面目に選手たちが取り組んでいるかを評価するのにも良い機会だ。

ESPNによると、アルテタは選手全員と毎日連絡を取り、進捗状況を確認しているのだという。

サカは練習場で監督からの好評価を得たが、マルティネッリもまた、ティアニーによると、練習場での激しさが目立つ選手なのだという。

『最初にファーストチームでトレーニングセッションをした時に、僕はマルティネッリと対戦したんだけれど、彼の練習への集中力は信じられないくらいだったよ。

これがアーセナルでプレイするためのスタンダードなんだ、と思った。彼の才能とこの姿勢が、彼をワールドクラスの選手にしてくれるんだろうね。』

アーセナルにやってきたばかりの18歳の若者がこのようなどん欲な姿勢で他の選手の手本になっているという話を聞くのは良いものだ。

そして、問題は、他の選手たちが、今の時期に同じような姿勢を示せるかどうかだ。長期離脱から復帰する多くの選手は、一度サッカーから離れ、自分を見返し、客観的にパフォーマンスを評価する機会は成長の糧となりうるということが多い。

もし私がアーセナルの若手にアドバイスをする立場であれば、出来るだけアルテタの気を引くように全力でまじめな姿勢を示すんだ、と意見することだろう。

もちろんアルテタは自分から戦術理解に意欲的に取り組む姿勢を見せてくれ、と促したりはしないだろう。度の選手が自発的に課題に積極的に取り組むか見極めようとしているはずだ。

監視の目が届かない今のような状態では、選手たちにとって少しくらい手を抜くのは簡単だし、魅力的に感じられるはずだ。だが、アルテタが細かいディテールにまで目を光らせているだろうことは想像に難くない。

アルテタ自身がそのことを口に出してコメントしている。

『我々は選手たちと課題に取り組んでおり、彼らの集中をとぎらせないようにしている。ここまでのところ反応はポジティブだ。これをずっと続けることで、選手たちが今学んでいることと、実際にトレーニングを再開した時の成果に関係があるということを見て取れるようにすることが非常に重要だ。』

(Source: https://www.unibet.co.uk/blog/football/premier-league/arsenal-players-still-have-the-opportunity-to-impress-mikel-arteta-while-working-from-home-1.1424736)

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Posted by gern3137