アーセナルの攻撃は未だにラムジー放出の後遺症に苦しんでいる

分析TIm Stillman

今のアーセナルには、これさえ解決すれば大丈夫、というような唯一の問題など存在していない。ユングベリや次期監督が修正しなくてはならない点は数多くある。

チーム、そして選手たちは根本的に崩壊しており、彼らにはデリケートな対処が必要だ。とはいえ、アーセナルに集まる選手たちは世界屈指の集団ではないが、それでも現在の成績よりは良い結果を残せるだけの実力を備えているはずだ。

大規模なものも小規模なものも、アーセナル新監督が今のアーセナルに流れる腐りかけの文化を変えるためにとらなければならないアクションは多い。だが、問題が多すぎるからと言ってより部分的な戦術策がチームの改善の助けにならないというわけではない。

昨季から、アーセナルの崩壊は段階的に訪れたが、それでも特に顕著なきっかけとなったポイントはあり、それがアーロン・ラムジーの離脱だろう。

ラムジーのアーセナルでの最後の試合は4/18のナポリ戦で、この試合以降、アーセナルは33試合で12勝しか挙げられていない。この直近の10試合で8勝を挙げていたにもかかわらずだ。ラムジーは中盤と攻撃をつなぐことが出来、それによりエメリのシステムは何とか機能していたのだ。

そして、彼が抜けた穴を、未だにアーセナルは埋められていない。ラムジーがもたらしていた中盤からのゴールがなくなったのも痛く、ウィロックは4ゴールしているがプレミアリーグではゼロだし、トレイラの2得点は両方ともリバプール相手の敗戦でのものだ。そして、セバージョスはリエージュ戦で一点を挙げたのみだ。

ガナーズがオーバメヤンとラカゼットの得点に頼り切りの期間が長すぎることは秘密でもなんでもない。そして、問題は彼ら二人ともがストライカーで、彼らの後ろから遅れてボックスに走りこむ選手がいないことだ。

アーセナルが攻撃を仕掛ける際にオーバメヤンとラカゼットはボックス内で止まって待ち構えているか、あるいは彼らがサイドでチャンスメイクを求められることが多い。

この結果、アーセナルの攻撃は相手にとって危険なものとなっていない。ラムジーのような選手は遅れたランが得意分野で、これにより相手守備陣をかき乱すことが出来る。似たような役割がこなせる選手はアーセナルにはいない。

そして、かつてのアレクシス・サンチェスのような選手を欠いているのもアーセナルの攻撃の停滞の大きな原因だろう。

サンチェスは意外性とインスピレーションにあふれた選手だったが、同時に、常に1対1で仕掛ける意識を見せながらミドルサードからファイナルサードへと走る選手だった。恐らくユングベリはこのような役割をペペが果たせることを期待しているに違いない。

私が思うに、もしペペにこのような役割をペペに望むのであれば、多少のミスは許容しなければならないと思う。チャンスを作り出す選手がドリブルをミスしたり、野心的なスルーパスをミスするのを責めるのであれば、このようなプレイはできるはずもないからだ。

また、同じようにマルティネッリもまた前線においてアクセントになれる存在だ。彼はライン間に走り込み、DFの手を焼かせることが出来る。

しかし、今のアーセナルには彼らだけではなく、より深い位置から彼らと連携できる選手が必要なのだ。ピッチのサード間を行き来し、前線の選手たちのために相手守備陣の注意をかいくぐれるような存在が。

このような選手は攻撃のサポート役として不可欠だ。彼らのおかげで前線の選手たちをマークするのがより難しくなり、またもし彼らが相手DFにつかまったとすれば、逆に自身がボックス内の危険なエリアに走りこむことが出来る。

もちろんこれは多少のリスクが伴う攻撃の形でもあり、サンチェスとラムジーはしばしばチームのストラクチャーを乱す存在だと批判されていた。

だが、もし本気で相手を支配し、自チームの攻撃的タレントを最大限活用できる有効な攻撃的チームを目指すのであれば、攻撃をサポートするためにチームの構造を乱す選手は必要不可欠だ。

今のガナーズにはこのような役割を果たせる選手が少なすぎ、このおかげで攻撃が単調で予測が簡単なものになってしまっている。

(Source: https://www.unibet.co.uk/blog/football/premier-league/the-failure-to-replace-aaron-ramsey-continues-to-undermine-arsenals-struggling-attack-1.1331686 )

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Posted by gern3137