18/19 シーズン振り返り サイドバック編

2019年5月17日オリジナル

シーズン振り返り、DF編です!まとめようと思いましたが長すぎたので、CBは明日に回します!GK・監督編はこちら

ヘクター・ベジェリン

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ベジェリンが活躍していたころはもうはるか昔に思えてしまうため、そこまで話題に上らないが、シーズン前半に限って言えば、最も輝きを放っていた選手の一人だったと思う。

鮮烈なデビューを果たして以降少し停滞していた感もあったが、アーセナルがウイング不足だったこともあって、エメリの攻撃の主軸をサイドバック/ウイングバックに任せる方針がはまり、コラシナツと共に攻撃の中心となった。

かつてほどスピードが飛びぬけているという印象はないが、それでも十分に俊足で、守備面では鉄壁というほどではないもののスタミナもあり、技術的にも秀でていると理想的な現代の右サイドバックに成長を遂げつつある。さらに、かつてのクソクロサーっぷりが鳴りを潜め、良いクロスまで上げられるようになってしまった。

この結果、アシスト数も増え、プレミアリーグ19試合出場で5つのアシストを記録している。(昨季は35試合で3アシスト)

長期離脱となってしまい、恐らく来季もシーズン序盤は本調子で臨めなさそうなのが懸念点だが、ナイルズも右サイドバックで使えるめどが立ってきたことだし、 焦らずに、 トップフォームを取り戻してほしい。

セヤド・コラシナツ

一言で言えば、なんとも言えないシーズンとなった。笑

昨季よりは守備はましになったような気がするものの、未だに何度か穴をあける場面もあったし、一方で、特にシーズン中盤は攻撃面でのチームへの貢献はすさまじいものがあった。

名探偵コナンじゃないが、体はCB、心はウイング、ポジションが間をとってサイドバック、というなんとも扱いが難しい選手である。

頼みの攻撃も今季終盤にかけては若干陰ってきていて、何故か相手陣をえぐっては全力で弾丸ライナーを中に放り込むだけのマシンみたいになっていたし、守備面の負担とつり合いが取れているのかは若干怪しいところ。

個人的に残念というか不思議でならないのが、ものすごく恵まれた体躯を持っているのにもかかわらず、何故かその体で空中戦に競り勝ちまくったり、一対一の守備時に活かしたり、といった場面はあまり見られず、気づけば謎の突進で不要なファウルをもらう場面が目立つ点だろう。

単なるイメージの問題かもしれないが、なんとなくそのフィジカルを少し持て余しているような印象を受ける。

とはいえ、モンレアルももう年が年であることだし、仮にアーセナルが左サイドバックを獲得したとしても控えはコラシナツ、ということになるだろう。

ナイルズ

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時間こそかかったものの、こちらも今季大きなステップアップを果たした選手の一人。最適ポジションは中盤なのか、サイドバックなのか、それともウイングなのか、第二のチェンバレンとなりつつあったが、結果的にはベジェリンのケガというチームの事情により、右サイドバック/WBで落ち着くこととなった。

本人も数年前はボックストゥボックス型のMFが俺の本職だ、と言っていたと思うとやっぱり最終的にはウイング、と迷走しだしたりしていたので、とりあえずベジェリンの控えという立ち位置ではあるものの、ポジションが固まったのは大きな成果と言えそうだ。

ベジェリンの復帰までにはまだ時間がかかるようだし、フィジカル、スピード、技術面と素質的にはベジェリンに勝るとも劣らないものはあると思うので、このまま来季も活躍を期待したい。本人がそれを望むかどうかはわからないが、チーム的にはこのままラムジーのように駆け上がれるCMFの控えもこなせるようになってくれると非常にありがたい選手になるはずだ。

モンレアル

このブログでもすでに何度か書いているが、ミスター・安定感として知られていたモンレアルもさすがに衰えが見えつつあるように思う。とはいえ、目立たないながらも常に縁の下の力持ちとしてアーセナルを支え続けた功労者であり、フィジカル面での要求が大きいサイドバックというポジションでここまで続けてこられたこと自体が素晴らしい、ともいえる。

今季も最低限の仕事はこなしていたが、スピード自慢のウイングと対峙した際には少し不安を残した。ウェルベックの退団が唐突に発表されたのと同じタイミングでのアナウンスがなかったということは恐らくモンレアルは契約延長されたということだと思うので、恐らく来季がアーセナルでの最後の一年となるだろう。

ポジション的に厳しいものもあるかもしれないが、コシェルニーがプレースタイルを変えて未だに素晴らしいCBであり続けているように、なんとかあと一年左サイドバックの控えを頑張ってほしい。・・・などと贅沢なことを言っているとけが人が続出してモンレアルがスタメン!なんてことになりそうだが。笑

リヒトシュタイナー

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フリーでのベテランの獲得、ということでまあこんなものだろう、という程度ではあるのだが、純粋にサッカー面での観点から言えから、そこまで目立った活躍はできなかった。

ただ、ピッチ内での貢献とは別に、乱闘気味になればベンチからでも真っ先に飛び出していき、かつ試合がビッグゲームであるかどうかにはかかわらず常に主審にはキレ気味、マッチアップの相手にはいちゃもんをつけると徹底した熱いハートは、良くも悪くも穏やかなアーセナルの選手たちになれていたファンにとっては非常に新鮮だった。

個人的にはとても好きだった選手の一人。最終節で四位圏外は確定しており、特に何も懸かっていないのに相手の顔ぎりぎりまで顔を近づけて食って掛かっていったのには笑った。

特に何も発表はないので、今季で契約満了となるのだと思うが、非常に好感の持てる選手だった。引退という噂は聞かないので、今後もどこか違うクラブでプレイするのだろう。頑張ってほしい。

ジェンキンソン

現代の世界では非常に希少となっている、”アーセナルでプレイするアーセナルファン”として、ファンからの人気は高かったが、悲しいかな、やはりアーセナル愛だけではさすがにどうにもならなかったようで何度かチャンスを与えられたが、活躍はできなかった。

シーズン終盤にかけてはリヒトシュタイナーが再び控えの右サイドバックの座を取り戻したりと完全に構想外の扱いとなってしまっていたので、恐らく今季末での移籍は避けられないだろう。

プレミアの中位下位か、あるいはチャンピオンシップか、新天地にどこを選ぶのかはわからないが、心の底までアーセナルに染まったジェンキンソンの活躍をアーセナルファンは皆願っているはずだ。

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