アーセナルはダビド・ルイスと契約延長を行うべきか 前編
最近のミケル・アルテタの選手起用には興味深い点がいくつかある。1月に大量の選手の放出にアーセナルは踏み切ったが、それでもまだかなりの人数を抱えており、かつての絶対的なスタメンが大部分固定されているようなチームから、それなりに選手の入れ替わりがあり、異なる組み合わせが試合ごとに起用されるスタイルへと移行している。
例えば、右サイドはペペあるいはサカから選ぶことが出来るし、左はウィリアンを起用しても良いし、左サイドから中に入っていくような形でダブルトップ下のようにプレイするスミスロウを置いても良い。
もちろん、スミスロウあるいはウーデゴールのどちらか一人だけをトップ下として起用することも可能だ。
オーバメヤンとラカゼットはどちらもストライカーを務められるし、ジャカとパーティの中盤の組み合わせがファーストちょいおすだが、もし必要があればエルネニーとセバージョスもこのポジションで十分に仕事がこなせる。
最近はセドリック・ベジェリン・チェンバースの3人ともが右サイドバックとしてよいプレイを見せているし、CBの組み合わせもローテーションが行われることが多い。恐らく現在のチームにおいて、明確にローテーションを務められる控えがいないのは左サイドバックのキーラン・ティアニーだけだろう。
だが今回は、その中でも特に興味深いCBの組み合わせに関して注目したい。
毎試合ごとにアルテタがどのCBを先発するのかは非常に難しくなっているが、直近のアーセナルの10試合のCBの組み合わせを表にしたので見てもらいたいのだが、継続して同じ二人が続くことがほとんどないというのが見て取れるだろう。
(訳注: この記事はオリンピアコス戦2ndレグ前に執筆された)
試合 | CBのコンビ |
---|---|
トッテナム(H) | ルイス+ガブリエル |
オリンピアコス(A) | ルイス+ガブリエル |
バーンリー(A) | ルイス+マリ |
レスターシティ(H) | ルイス+マリ |
ベンフィカ(H) | ルイス+ガブリエル |
マンチェスター・シティ(H) | ホールディング+マリ |
ベンフィカ(A) | ルイス+ガブリエル |
リーズユ・ナイテッド(H) | ルイス+ガブリエル |
アストン・ヴィラ(A) | ホールディング+ガブリエル |
ウルブズ(A) | ホールディング+ルイス |
基本的にはパブロ・マリかガブリエルのどちらかが左CBを務めることが多い。彼らはスタイル的にも共通点があり、高い位置でタイトに相手に対応しようとする傾向があるが、一方で相手に襲い掛かる左サイドバックの後ろのスペースをカバーすることもできる。
そして、右のCBはダビド・ルイスあるいはロブ・ホールディングのどちらかだ。
興味深いことに、ホールディングとルイスは後者のウルブズ戦でのレッドカード以来一緒に先発しておらず、sらに、ルイスはそれ以降一度も左CBとしてプレイしていない。
恐らくこれはガブリエルとマリが左CBとしての評価を確立させたからだろう。
アストン・ヴィラ戦とマンチェスター・シティ戦でミスが目立って以降はホールディングはスタメンを外れており、直近の五試合に関して言えばずっとルイスが先発を続けている。
もちろんダビド・ルイスもどちらかというとミスが多いタイプの選手ではあるが、私が思うに彼は他の選手以上にそのミスが注目を集めがちではある。
もしルイスがヴィラ・パークやキングパワースタジアムで相手にゴールを献上していたら、恐らく新聞の見出しはより刺激的なものになっていただろう。
ルイスは磁石のように批判を引き付ける選手で、もちろんそれだけの前評判があるのは間違いないが、それでも彼に対して抱かれる先入観のせいで、さらに多くの悪い意味での注目が集まってしまうというのはあると思う。
(冗談ではなく、もし彼がプレミアリーグでずっと短髪でプレイしていたら、彼の評価はまた違っていたものになっていたのではないだろうか)
(後半に続きます)
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