アーセナルがコウチーニョ獲得を目指すべき3つの理由
夏の移籍市場が近づき、アルテタがチームの再建に着手するにつれて、急浮上してきた名前がある。それが、コウチーニョだ。移籍するとしても、レンタルになるだろうが、今回はアーセナルがコウチーニョ獲得を目指すべき3つの理由を見ていこう。
比較的安価である
これまで何度か私はアルテタのもと、2,3年後を見据えたプランを立てて補強を進めるべきであると主張してきた。確かに、レンタルでコウチーニョを獲得するというのはこの方針とは相いれない。
本来ならばコウチーニョのレンタルでの獲得には反対すべきなのだろうが、考えれば考えるほど、悪くない取引に思える。
最も大きな理由の一つはそこまで高額ではない、という点だ。週給25万£という額はかなり高額にも思えるが、これは1年分なら13m£だ。
アーセナルがムヒタリアンに対して行っているように、バルセロナが給与の一部を負担する可能性すらもなくはない。
さらに、この夏にアーセナルの選手のうちの何人かの移籍が噂されていることを考えれば、アーセナルの給与には少しばかりの余裕が出来るはずだ。例えば、オーバメヤンの分でこのほとんどをカバーできる。
ここにムスタフィやソクラティス、セバージョス、ムヒタリアンにエルネニーといった選手たちを加えれば、これくらいの給与は容易にねん出できる。
エジルの代役が必要
もしコウチーニョが移籍するのであれば、恐らくアーセナルの4-2-3-1のトップ下、今はエジルがプレイしているポジションでプレイすることになるだろう。
アルテタのもとエジルは自由な役割を与えられ、ピッチ上を神出鬼没に動き回る許可を与えられた。これは、エジル自身が望む役割とも合致している。
しかし、それにもかかわらず、エジルはそこまで目を引くような活躍が出来ていない。エメリ時代と比べればハードワークをこなし、ビルドアップへの貢献は見られる。
しかし、試合を決めるようなファイナルサードでの活躍は欠いている。アルテタ就任以降の今季968分でエジルは1ゴール1アシストしか挙げられていないのだ。
不調とされた今季ですら、コウチーニョは1382分ブンデスリーガでプレイし、8ゴール6アシストを上げているのだ。これはエジルとは比べ物にならない。
エジルがコウチーニョよりも毎週10万£以上得ていることを考えれば、コウチーニョの方が安くかつ結果を残せるオプションであるのは間違いない。
アーセナルにCLをもたらせる
アーセナルがアルテタのもと将来を見据えたチーム戦略を立てることが必須である一方で、そのためにはまず第一に絶対に超えなくてはいけないハードルがある。それがCL出場圏だ。
SwissRamble£によれば、昨季アーセナルはヨーロッパリーグ決勝に進出し、34m£を得た。だが、今季は早々に敗退しているため、15m£程度しか得られないだろうと見積もられている。
それとは対照的に、CLベスト8に進出したシティとユナイテッドは82m£を得ており、優勝したリバプールは98m、準優勝のスパーズは90m£だ。もしアーセナルがヨーロッパリーグではなくCLに出場できていれば50m£程度の増収となっていた可能性があるのだ。
今季のアーセナルの中盤が得点とアシストを決定的に書いていることを考えれば、コウチーニョはアーセナルのCL出場権獲得の分かれ目となれるような選手かもしれない。もしそうなのであれば、これにより結果としてアルテタの補強予算を増強させることが出来る。
短期的な補強とはいえ、コウチーニョ獲得は長期的な将来のために必要なものだといえるかもしれない。
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