PGMOL、ハワード・ウェブとプレミアリーグの審判の今後について

語ってみたarseblog,海外記事

今季もプレミアリーグ審判団のナンセンスな判定と、迷走は続いているが、PGMOL(英プロ審判協会)がミスが起きたことを認めたことを受けて、リバプールが以下のような声明を発表した(訳注: 元の記事では一部分が引用されていますが、念のため全訳)。

サッカーのルールに基づいた試合の運用がなされなかったことは明白で、これはサッカーのスポーツとしての一貫性を損なうものだ。

審判の仕事の難しさは理解するが、VARはそれを悪化させるのではなく、軽減されるために導入されたはずだ。したがって、正しい判定が適用されるための時間が与えられなかたことは不適切である。

また、これらが既に『重大なヒューマンエラー』と分類されてしまっているのも受け入れがたく、報告や結果は十分な透明性のある調査に基づくかなくてはならない。 これは全サッカークラブにとっての問題であり、今回のような問題が二度と起きないようにし、将来の判定の精度を高めるために、この件から学ぶことで得られた教訓を判定プロセスに活かすことが必要不可欠だ。

同時に、本件についてのエスカレーションと解決策が必要であることは明らかであることから、様々な方策を我々は検討中である。

https://www.liverpoolfc.com/news/liverpool-fc-statement-5

リバプールがエスカレーション(更なる対応・事態を(ポジティブかネガティブかを問わず)エスカレートさせる必要性)を求めているというのは興味深い。

この件の行方はどうなるのだろうか?リバプールがこの件に関してさらに追及する必要があると感じたとして、彼らを責めることはできるだろうか?

昨季のブレントフォード戦で(もちろん他の要素もあったとはいえ)PGMOLのミスのせいでアーセナルは勝ち点2を失った。

もしこの時に、アーセナルがよりこれをおおごとにしようとしていれば、ある程度の理解とサポートが得られただろう。

もちろん仮に今回の判定のミスがなかったとしても、先週末のトッテナム-リバプール戦の結果がどうなったかは分からないが、結果的に試合の流れが大きく変わってしまったのは事実で、しかもこの後生じた事象によりリバプール側の選手2人が退場となり、彼らは出場停止処分を受けている。もし得点が認められていれば彼らの退場もなかったかもしれない。

現在ファンの間でプレミアリーグの判定の質に対する堪忍袋の緒は切れつつある。

どのような組織であれ、何か大きな過ちを犯した際に単に声明を発表してそのまま特に何事もなかったかのように運営される、というのが何度も続くというのは許されるべきではない。そのようなことが何度かあれば誰かが『何か違った策はないのか?』と声を上げるのは当然だろう。

もし過去のミスが改善のために活かされ、判定の精度向上につながっているのであれば、よりこれらのミスに寛容な見方も増えるだろうが、ハワード・ウェブがPGMOLのトップに就任して以降、むしろ事態は悪化している。

サッカーチームが判定のせいで勝ち点を落とす、という事態があまりに頻繁に起きすぎており、これは許容できるものではない。

そして、渦中の審判たちがミスが起きた、この週末再注目のプレミアリーグの試合のたった48時間前にUAEで別の審判を務めているというのであればなおさらだ。

これによってマンチェスター・シティのオーナーとの関連性から陰謀論的な説も唱えられているが、それを抜きにしても、世界最高のリーグとされるプレミアリーグの審判がその仕事に対する準備の姿勢としてこれは適切だろうか?なぜ彼らはそのようなことを行う必要があったのだ?

ハワード・ウェブに話を戻すと、彼が英国のメディアで過剰に持ち上げられているというのは今季何度か言及していた。放送を見る限り、TV局はPGMOLと何らかの形で時間稼ぎや審判の抗議に対しての厳罰化について視聴者にアピールすることに合意したようだ。

どのような媒体でも、メディアがプレミアリーグ審判団のPRを行っていることは明白で、ハワード・ウェブはマイケル・オーウェンとVARの仕組みを解説する番組まで行っており、彼が今季スカイスポーツの試合の放送に登場したのは一度だけではない。

これはハワード・ウェブがメディア上での彼らの見え方に何よりも心を砕いていることを示しているし、現在の『時間稼ぎ』へのカードの出され方、そしてそれを前面に押し出してフォーカスを集めようとしているのを見るに、サッカーファンを苛立たせている問題の本質を見誤っていることは明らかだ。

もちろんファンは皆時間稼ぎが好きではないが、これまで軽微なプレイに関してここまでたくさんのイエローカード(冨安にはレッドカード)を出すというのは、PGMOLが大きな仕事をしているとアピールするためのものにしか思えない。

そして、VARが本当にサッカーの試合の質を上げるうえで役立っているのか、という問題はそれを運用している組織であるPGMOLと切り離せない問題だ。

近年続いているあまりに深刻すぎるミス、そしてマイク・ディーンによる『彼の仲間を守るためにVAR適用を見送った』という告白により、プレミアリーグとプレミアリーグ審判団への信頼は地に落ちてしまった。

土曜日のトッテナム-リバプール戦の音声は全て公開されるべきだ。人々は実際に何が起きたのかを知らせるべきだろう。なぜなら、彼らが表向きに公開している説明は納得のいくものではないからだ。

そして、責任の所在を突き止めなくてはならない。これらの判定のミスがリーグ優勝や欧州コンペティション出場権、あるいは降格の結果を左右するかもしれず、これらの結果次第で、莫大な金銭的な影響、あるいは人々が仕事を継続して得られるかにも違い鵜が生まれてくる可能性があるのだから。

監督や選手だけに限らず、サッカークラブで働く全員がこの判定の影響を受けざるを得ない。

サッカー界では全員が自身の仕事を賭けて結果と向き合っているが、これは審判には当てはまらないようだ。このような事態を今後もずっと続けていくわけにはいかないだろう。

source(当該サイトの許可を得て翻訳しています)

関連記事(広告含む)

Posted by gern3137