23/24 アーセナルシーズンプレビューFW/ウイング編その2

分析

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ブカヨ・サカ

もとから素晴らしい選手であることに疑いの余地はなかったが、昨季はさらにそのレベルをさらに一段引き上げ、プレミアリーグで14ゴール11アシスト、得点アシスト両方を二けたに乗せる大活躍を見せた。

逆足での素晴らしいシュートすら見せるなど、空中戦にそこまで強くないことを除けば、特にできないことが見当たらない、ワールドクラスのアタッカーに既に成長しており、昨季は選手間投票によるプレミアリーグ最優秀若手選手にも選出された。

今季ここまでは、昨季と比べると少し静かな印象だが、それでも既に4試合で2ゴール1アシストを挙げている。

今季もアーセナルの攻撃の中心として期待がかかり、今季タイトル争いを目指す上で、サカの活躍が鍵となるのは間違いない。

ガブリエル・マルティネッリ

デビュー当初からゴール前での嗅覚は光るものがあったが、昨シーズンはついにチームの絶対的なエースとなり、プレミアリーグでチームトップタイとなる15ゴールを記録。サカと並んでプレミアリーグ最高レベルの両翼の一員となった。

元々はゴール前へのスペースへの走り込みの巧さから、将来的にはストライカーとして活躍するのではないか、という声も上がっていたが、最近はむしろドリブル突破やアシストも得意とするより正統派のウイングとしての進化を遂げており、特に、フットサル仕込みの縦に鋭く突破してそこから素早くボールを持ち変えてのシュートが非常に上手い。

また、縦への突破からスピードを落とすことなくそのまま中に方向を変え、ラインを割ることなくペナルティエリアやゴールエリア脇に侵入していくドリブルもマルティネッリのトレードマークで、何度となく相手の脅威となっている。

流動的にポジションチェンジを繰り返すガブリエル・ジェズスとの相性も抜群で、もちろんエンケティアにはエンケティアの良さがあるのだが、昨季シーズン通してジェズスがプレイしていたら、もう少しマルティネッリの得点数は伸びていたかもしれない。

今季はジャカの退団、そして左サイドバックでプレイする選手が変わることが多いこともあり、そのジェズス以外の左サイドの攻撃に絡む人員が流動的となっている中、中心となるマルティネッリがどれだけ結果を残せるかに注目だ。

ピッチ外での関係が非常に良いこともあってか、共にプレイした時間はそこまで長くないビエイラとの相性は既に良さそうだが、アルテタはハヴァーツを我慢して起用する姿勢を見せており、マルティネッリとハヴァーツがどれだけ連携を築けるかが今年の左サイドの攻撃の鍵になるかもしれない。

リース・ネルソン

出場すれば非常にシャープで、良い活躍を見せるリース・ネルソンだが、流石にサカが圧倒的過ぎ、かつ怪我もほとんどなかったため、出場機会は限られていた。

そのため、今夏には契約満了に伴って移籍の可能性も高いかとみられていたが、結局契約延長、今季もアーセナルの一員としてプレイすることになった。今のサカがいるポジションにある程度のクオリティを持つ選手を控え前提で獲得するのは非常に難しいことが予想されるので、ネルソンが残ってくれたことはアーセナルにとっては非常にポジティブだろう。

昨季はプレミアリーグのゲームチェンジャーオブザシーズン賞を受賞するなど、スーパーサブとして素晴らしい活躍を見せたが、今季もアルテタは得点が欲しい場面でネルソンを起用していく方針のようだ。出場分数はそこまで多くないものの、相変わらず調子は悪くなさそうだ。

今季はプレミアリーグとCLを両立させる必要があり、昨季よりも大きく試合数が増えるので、途中出場だけでなく、先発でネルソンを見られる機会は増えるのではないだろうか。

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Posted by gern3137