エンケティアとエルネニーに関して

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本日マンチェスター・ユナイテッド戦を前にミケル・アルテタの記者会見が予定されているが、ここでエンケティアの将来に関する質問が飛ぶことは間違いない。

今週エンケティアはアーセナル側から契約延長のオファーがあることを明かしていたが、現時点でまだ彼がそれにサインしていないということは、彼の来季以降の将来はアーセナルが居のクラブにある可能性が高いのだろう。

フリー移籍であれば、彼にオファーはいくつか届くはずだし、もしかすると、水曜日のパフォーマンスを受けて、オファーの数は増えたかもしれない。

アルテタは以前からエンケティアにクラブに残って欲しいとコメントしており、恐らく再び契約延長オファーにトライするのではないと予想されるが、ここまで来てしまうともうあとはクラブのアプローチというよりも、本人の意志次第となる。

エンケティアが定期的な出場機会を望んでいるのは明らかで、彼はアーセナルでのキャリアを通してオーバメヤンやラカゼットといった実績豊富なストライカーの控えを勤めてきた。

もしかすると、来季以降はよりエンケティアにもチャンスはあるという見方も出来るかもしれないが、一方で、アーセナルがこの夏にストライカーの大型補強を行うことは間違いなく、仮にエディーが第二ストライカーの座を掴んだとしても、ワントップのシステムであれば、毎試合出場するというわけにはいかないだろう。

エンケティアの残留を説得しながら、彼の希望と逆のことを行う、ということが現実的に可能だとは思えない。

また、彼はアーセナルファンでもあり、少しでもチャンスがあれば残りたいと思っているはずだ。そんな彼がそれでも退団を決めるとすれば、それをひっくり返すのは簡単ではないだろう。

とはいえ、水曜日のプレイは明日のマンチェスター・ユナイテッド戦でのスタメンストライカーの座をキープするのに十分だったはずだ。ラカゼットの離脱により訪れたチャンスだったが、エンケティアは見事それを掴んだ。彼に次の試合でもチャンスを与えるべきだろう。

問題は、次の試合で彼が再び結果を残せるかどうかということになる。もし継続して良いプレイを彼が見せられれば、それがチームのためになるのは当然ながら、エンケティア自身のためにもなるのは間違いない。そうなれば、シーズン終了後にこれまでは開いていなかったクラブへの扉も開けるかもしれない。

そして、アーセナルがマンチェスター・ユナイテッド戦をどのようなシステムで戦うのかも興味深い所だ。

チェルシー戦では2失点したものの、これはシステムの問題というよりも、ボール保持時の不安定さと守備のミスがメインのもので、後半にアーセナルがリードして撤退守備を選択した際には、非常に上手く守れていた。

チェルシーは何度もアーセナルにプレッシャーをかけたが、そこまで大きなチャンスは作れなかった。

もちろん3(5)バックで引きこもるのは理想的な戦い方とは言えないが、シーズンがここまでくれば、結果が全てで、現実的になる必要がある。

チェルシー戦の直前、スタメンが発表された段階で、エルネニーはアーセナルに来季はいないのだから、今季残りの試合は将来を見据えてサンビ・ロコンガを起用すべきだという意見を見かけたが、恐らく今のアーセナルは長期的な将来を気にしている場合ではないだろう。

エルネニーは最もエキサイティングな選手というわけではないが、彼の経験はチェルシー戦、特に最後の30分で非常にチームにとって有用だった。彼は良いポジショニングでチェルシーのクロスに対応したし、チームに余裕を持たせるためにいくつかフリーキックを獲得したりもした。

試合序盤にはルーズなタッチも見られたが、そこから持ち直し、パス成功率も90%と高かった。

もし真剣にアーセナルの長期的な将来、そしてサンビ・ロコンガの長期的な将来を考えるのであれば、来季の欧州コンペティション出場権を獲得し、これらの試合で彼に経験をより多くの経験を積ませることこそが重要となる。

もしそのために、今季の残りの少しの時間を彼がベンチで過ごさなくてはならないとしても、それは必要なトレードオフだろう。

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Posted by gern3137