アーセナルはラカゼットと契約延長を行うべきである

考察海外記事

ラカゼットはアーセナルファンにとってマーマイト(訳注: 癖が強く人によってかなり好みが分かれるイギリスの発酵食品)のようなものだ。

若手を支え、最近のアーセナルの復調の中心的な役割を果たしているのはラカゼットだと指摘している者もいれば、得点力のないストライカーだと切って捨てる者もいる。

確かに両方ともその通りといえばその通りなのだが、重要な問題は、ラカゼットの将来のプロジェクトにおいて、その居場所があるのか、という点だ。

スタッツがより優れた選手が、チームにとってもより良い選手であるとは必ずしも限らない。

現在のラカゼットはイアン・ライトやカヌー、ファンペルシーのような典型的なストライカーとしてはプレイしていない。彼はより支点のようなプレイを見せる傾向にある。まず相手DFを引き付け、そして完成度の高いファーストタッチで、他のチームメイトが攻撃を成功させるための機会を作り出す。

同時に彼は試合の多くの時間を前線からのプレスをかけて過ごす。相手の攻撃を遮断し、相手選手たちにプレッシャーをかけ、ボールロストを誘おうとする。

アーセナルの攻撃におけるラカゼットの仕事は得点どころかアシストですらないこともある。これにより、彼の貢献はスタッツには残りづらくなっている。

だが、彼はしばしばアーセナルの攻撃の開始地点となる。彼のチャンス創出数やアシストはそこまで多くないが、得点につながった攻撃のムーブを最初から最後まで分析すれば、ラカゼットが頻繁にそれらにおいて決定的な役割を果たしていると分かるはずだ。

そして、ラカゼットはより具体的に測るのが難しい多くのクオリティを備えている。アーセナルの若手たちは彼がトレーニングやロッカールームで与えるポジティブな影響について語る。

彼はトラブルを起こすこともなく、監督を悩ませることもない。控えとして試合を迎え、ベンチに座ったり、カップ戦で出場したりすることを求められることも多かったにも関わらずだ。

思うに、ラカゼットの評価が低い傾向にあるのは、人々がラカゼットのことをアルテタのアーセナルで課せられた仕事をいかにこなしているかではなく、ユニフォームの後ろの背番号で測ろうとするからだろう。

彼のポストプレイは良いし、献身性もある。守備時に頼りになり、人格的にも謙虚で堅実だ。ラカゼットはプレイ面でチームの心臓ともいえるし、怪我も比較的少ない。

途中交代は多いが、90分フル出場して活躍できないわけではない。

オーバメヤンとコンビを組んで4-4-2の一角としてプレイした短い期間中に、彼はより得点力を備えた相方のストライカーの能力を引き出すようなプレイが出来ることを示した。同じような役割をかつてはアーセナルで、そしてフランス代表でオリビエ・ジルーは任されていた。

このツートップはオーバメヤンの態度面の問題ですぐに終わりを告げてしまったが、彼とラカゼットの絆が強いのには理由がある。オーバメヤンも自身のアーセナルでの成功において勤勉なフランス人の親友が果たす役割の大きさをわかっているはずだ。

個人的には、ラカゼットはまだ数年良いパフォーマンスを見せられると思う。例えば上にも挙げたジルーは同じように年齢を理由にもうキャリアのピークは終わったと見られていたが、アーセナルを去って以降チェルシーの成功に重要な役割を果たし、結果的にプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグを優勝した。

現代は昔のように30歳でサッカー選手のキャリアが終わる時代ではないのだ。もし今年ラカゼットを失ってしまえば、アーセナルは貴重なチームの鍵となるシニア選手の一人であり、得点とアシストの源、そして胸の大砲のためにプレイする選手を失ってしまうことになる。

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Posted by gern3137