様々な形のxGで見る今季のアーセナル-統計でチームを評価する難しさについて 後編

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前編はこちら:

対戦相手ごとの勝ち点・得点・xG

もう一つ見てみたいのは、昨季と比べて対応する対戦相手との成績が今季はどうなっているかだ。

もちろんこれも、昇格と降格があるため昨季と今季は異なるチームがリーグに在籍しているし、それぞれのチームに移籍・獲得があるためメンバーが異なるので、完璧な比較とは言えない。また、まだ12試合しか消化していないため、それぞれのチームの対戦相手にばらつきがあることも念頭に置く必要がある(私のチームランキングに基づくと、アーセナルは今の所リーグ4位の厳しい日程を既に消化している)

昨季の対応する日程との比較では、今季アーセナルはほぼ同じ勝ち点を獲得できているものの、その過程での得失点、そしてxGでは大きく昨季を下回っていることが見て取れる。

具体的には、アーセナルは失点が4増え、得点が5減少し、得点期待値は5.1減少した一方で失点期待値は5上昇した。

以下の図が、各試合ごとの昨季との比較だ。

興味深いのは、アーセナルは直近の連続無敗期間中に昨季と比べて勝ち点を5多く稼いでいるという点だろうか。

ただ、総合的には現在のアーセナルは基本的には勝ち点61を記録した昨季のアーセナルと同じくらいのペースでここまで来ており、今季の中位が混戦であることを考えると、勝ち点61は6位を目指すにあたって十分かもしれない(私が試してみたシミュレーションによると、今季の6位獲得に必要な勝ち点は、平均して大体それくらいだ)

アーセナルの対戦相手の対戦相手の平均xGとの比較

また、これにより非常に分析が複雑になってしまうのだが、最後に指摘したいのは、アーセナルがそれぞれのチームの対戦相手と比較して悪いパフォーマンスを見せる傾向にあるという点だ。

攻撃面では、アーセナルは対戦相手の対戦相手の平均の86%のxGしか創出できていない(訳注: つまり、アーセナルvsニューカッスルの場合、これまでのニューカッスルが対戦した12チームの平均xGよりも低いxGしか残せていない、といったような意味)。

そして、守備時には対戦相手の対戦相手の平均よりも112%多いxGを相手に創出されている。

これは、アーセナルと対戦する相手がシーズンハイに近いパフォーマンスを見せる傾向がある、ということを意味しており、チームを測る指標としては非常に深刻な結果であると思われる。

まとめ

さて、ではこれらすべてを考慮して、アーセナルは今季何位でシーズンを終える可能性が高いのだろうか?

8位~12位の可能性もあるが、現実的には4位~8位のどこかだろう。アーセナルのライバルたちも完ぺきではないし、いくつか最近のアーセナルはポジティブな兆候も見せている。楽観的になれる材料と懸念材料の両方が揃っている。

今週末から年末にかけての試合がアーセナルのチームのレベルが本当の意味でどれくらいなのかより正確に示してくれるだろう(ただし、実際の所私は8週間前も同じことを考えていた。ただ、そこから8週間が過ぎたが、今の所まだ結局アーセナルがどれくらいの結果を期待できるチームなのかは不明瞭なままなのだが)。

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Posted by gern3137