成長を続けるエミール・スミスロウ 後編

考察

前編はこちら!

以下が昨季と今季ここまでのスミスロウの数字の比較だ。

プレミアリーグの90分当たりのデータ2020-212021-22
得点0.130.25
アシスト0.250.25
得点+アシスト0.380.50
xG0.130.19
xA0.190.11

ここから分かるのは、彼の得点力が明らかに向上しているという点だ。興味深いのはアシスト期待値が下がっている一方で得点期待値が上がっているという点だろう。

もちろんこれにはいろいろな理由が考えられるが、彼がファイナルサードでパスよりも自ら得点することを意識しているというのもあるだろう。

これがアルテタとコーチングスタッフとのやり取りの結果であることは間違いなく、シュート数のデータもそれを裏付けている。

昨季と比べてスミスロウの一試合当たりのシュート数は倍になっており、単純計算で一試合に1本程度より多くのシュートを打っている。これにより4,5試合で1点くらいは得点数が増えるはずだし、シーズン通してみればかなりの数になるはずだ。\

90分当たりのデータ2020-212021-22
シュート数0.811.63
枠内シュート数0.251.00

アルテタは夏に、スミスロウはもっとゴール前で責任感を持ち、得点力を開花させるべきだと率直に語っていたが、スミスロウがそれに従っているのがデータに現れている。きちんとそのメッセージを受け取り、より数字に直結する活躍を見せることを心に決めているようだ。

さらに、今季のスミスロウは昨季よりもボールタッチ数パス数ともに減少している。今季彼は既に9試合で2ゴール2アシストを挙げており、昨季の20試合で2ゴール4アシストと比べるとかなり速いペースだが、これをタッチ数が少ない中で行っていることになり、より効率が良くなっている。

90分当たり2020-212021-22
パス企図数45.337.1
パス成功数39.733.4
パスの距離595.8503.8
パスによるボール前進距離112.1122.6

このデータから分かるのは、スミスロウはパス数とタッチ数は若干減少しているもの、ボールをより前に進めらているということだ。前にボールを進めるパスの割合が増加している。

こちらもよりスミスロウが攻撃に直結するプレイにフォーカスしているということを示しているように見える。また、さらに詳細のデータをみると、それはより顕著に表れている

90分当たり2020-212021-22
ボールタッチ54.747.1
ディフェンシブサードでのボールタッチ9.446.50
相手ボックス内でのボールタッチ3.063.38

スカイスポーツでジェイミー・キャラがーはスミスロウのドリブル能力をほめたたえたが、これも今季明らかに成長を見せている点の一つだ。そして、これは彼が中央よりもサイドが向いているのではと思わせる理由の一つでもある。今季、彼のドリブル突破数は昨季よりも大幅に増加している。

90分当たり2020-212021-22
ドリブル企図数1.813.13
ドリブル成功数0.442.38

まとめると、スミスロウはパス数とボールタッチ数が若干減り、ディフェンシブサードでのプレイが減り、より多くのシュートを打ち、前へのパスを出し、ドリブルを頻繁に行うようになったというわけだ。

これは、得点とアシストを増やそうと心に決めている選手の姿だろう。もしこのレベルを今季このまま維持でき、怪我をすることもなければ、今季アーセナルで最も得点とアシストが多い選手になってくれるに違いない。

source(当該サイトの許可を得て翻訳しています):

スポンサーリンク

関連記事(広告含む)

Posted by gern3137