【戦術分析】トッテナム戦で垣間見えたアルテタのプロジェクト 後編

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2得点目: オーバメヤン

恐らくアルテタがラムズデール獲得に踏み切ったのは部分的にはその足元の技術が理由で、二得点目のシーンはそのメリットと危険が両方表れていた。

彼はジャカにパスを出したが、それが少し短くなってしまった。ジャカがなんとかホイビュアを振り払えたので事なきを得たが、ピンチにつながってもおかしくなかった。

だがそこからアーセナルの素晴らしい攻撃が始まり、ジャカのターンからスミスロウが中にパスを受けに来て、ティアニーがオーバーラップでアリを追い越した

2点目でも、1点目と同じくアーセナルの攻撃陣のオフザボールの動きが素晴らしく、ティアニーからオーバメヤン、そこでサンチェスがボールを奪おうと出たところでのフリックで、スミスロウにわたった。

スミスロウがボックス内に入り、オーバメヤンへとパスが渡り、逆足でのシュートが決まった。そしてその後彼はアンリのニースライドのセレブレーションも見せた。

3点目: サカ

アーセナルの3点目もまた、深い位置からの素早い攻撃から始まった。パーティがボールを奪い、ジャカがウーデゴールを見つけた。またしてもトッテナムはアーセナル陣で引き延ばされたところのスキを突かれてしまった。

ウーデゴールが中に入って二人惹きつけたのちにスペースにいたスミスロウにパスを出し、右サイドのサカが走り出すのと同時にパーティもボールの前に走っているが。このような深い位置からのMFのランは長らくアーセナルで見られていなかったものだ。

スミスロウはサカへとボールを出し、パーティはそのまま上がり続け、左からオーバメヤンが走りこんでいる

この時点でアーセナルは3対2を作れており、サカにはレギロン一人で対応しなくてはならず、数的有利が作れているのがわかる。

その後ケインがサカに良いチャレンジを見せるが、幸運なことにその後再びボールはサカへと帰ってきて、3-0となった。

よりダイレクトなアーセナルの攻撃

各得点の場面からアーセナルの選手たちがたがいに対して抱く信頼が見えてくる。彼らはスペースに走りこめば、チームメイトを見つけてくれると信じているのだ。

これは、前半のより時間が進んだ時点での、よりダイレクトなカウンターアタックで良く表れていた。サカがサンチェスからボールを奪い、パーティにボールを預けたところだが、ここで既にオーバメヤンはボールが届くのを確信して走り出している。

結果的にパーティの素晴らしいパスがオーバメヤンに届いたが、ファーストタッチのミスでダイアーに奪われてしまったわけだが。

ミケル・アルテタはまだまだ今後実力を示す必要があるし、この一試合で彼のプロジェクトが上手くいっていると判断するのは早計だ。だが、少なくとも我々が何を楽しみにすべきかの片りんは見えたように思う。

アーセナルには若い監督、若いチームの選手となる選手たち、素晴らしいアカデミーがある。少なくとも希望は持てるはずだ。

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Posted by gern3137