Here We GØ

移籍arseblog,海外記事

アーセナルのマルティン・ウーデゴール獲得が近づいているようだ。レアル・マドリードは選手売却の際に買い戻し条項を要求することがしばしばあるが、それは今回はアーセナルは受け入れないつもりらしく、35m€程度での完全移籍での獲得となりそうだ。

既にウーデゴールがアーセナルに在籍経験があり、クラブとコミュニケーションがとれる状態にあることを考えると、個人合意に問題はないはずで、後はクラブ間の交渉をどれだけ素早くまとめられるか次第だろう。うまくすれば、彼は日曜日のチェルシー戦のメンバー入りも可能かもしれない。

現状のアーセナルを見るに、チェルシー戦を考えると少々憂鬱になるが、このような選手獲得はそれを和らげてくてる。

夏の開始の時点から一貫してクラブのトップターゲットはウーデゴールなのだろうと感じられていた。アルテタは既にウーデゴールがどんな選手なのか知っているし、彼のことを非常に好んでいる。

ウーデゴール自身もプレミアリーグとアーセナル、そしてチームメイトのことをよく知っているため、適応面での問題はない。

22歳でこれからキャリアのピークを迎えるであろう選手が35mユーロで獲得できるのであれば、これは良い取引に私には思える。

今のアーセナルにはより多くの創造力のある選手が必要で、サカとスミスロウを補完し、サポートできるような選手が必要だ。そして、ウーデゴールにはそれができる。

確かにローン期間中20試合で2得点2アシストという数字はそこまでよいものではなかったが、足首のケガは我々が思っていたよりも深刻だったのかもしれないし、フルシーズン起用すれば、これを遥かに超える数字を残せる選手だと私は考えている。

そして、ウーデゴールに関して言えるもう一つの点は、クラブが監督の交代にも備えられるような方針で補強を行っているということだ。

アルテタに対してファンの意見はいろいろあるだろうが、監督が誰であるにせよ、20代前半の若手を軸にチームを構築するという方針は理にかなっている。

もちろんまだもう少しアルテタにはチャンスを与えるべきだとは思うが、仮に現監督が解任され、後任がやってきたとしても、有望な若手が揃っていれば、チーム作りをゼロから再スタートする必要はない。

もちろん若手さえいればすべて問題解決と言うわけではないが、それでもキャリア終盤に差し掛かった監督好みの選手を揃えるよりははるかに賢いやり方だ。

そして、だからこそ私はネト(彼もまた、エドゥの友人であるキア・ジューラブシャンが代理人だ)獲得よりもラムズデールの方が良いオプションだと思う。

報道の通りの額でラムズデールが移籍してくるとなれば、アーセナルでその実力を証明する必要があるが、少なくとも彼はアーセナルの正GKとしてふさわしい選手に成長する可能性はある。

一方で、ネトは既に32歳で、直近の数年間はずっと第二GKを務めてきた選手だ。ラムズデール獲得の方が、アーセナルにダビド・ルイス、セドリック、ウィリアンを連れてきた男に手数料を払って新たな選手を獲得するよりましだろう。

ウーデゴールに話を戻そう。

彼のキャリアは非常に興味深い。最初に断っておくが、彼がアンリやベルカンプのような選手になるといいたいわけではない。だが、アーセナルは過去に、高評価を受け移籍した先のビッグクラブでくすぶっていた選手の獲得で大成功を収めた過去がある。

インテルのベルカンプ、ユベントスのアンリがそのよい例だし、かなり若かったが、ACミランのヴィエラも含めてもいいかもしれない。

このような獲得は、メンタル面で戦う準備ができている選手をクラブにもたらしてくれる。10代のころウーデゴールのレアル移籍が集めた注目を考えれば、結果的に彼がレアルで成功できず、アーセナルで再起を果たそうとしているというのは彼自身にとって非常に大きなモチベーションとなるだろう。

さらに、ファンは現在のアーセナルの立ち位置と、クラブが呼べる選手のクオリティに関して現実的になる必要があると思う。

アーセナルは欧州コンペティションの出場権すらないクラブなのだ。ヨーロッパのトップタレントを容易に獲得できると思うべきではない。

ウーデゴール獲得は、アーセナルにとってまさに最適な年齢の素晴らしい選手を獲得できる千載一遇のチャンスだ。クラブが出来るだけ早くこの取引をまとめてくれるよう願おう。

source(当該サイトの許可を得て翻訳しています):

関連記事(広告含む)

Posted by gern3137