ダニエル・エクとの会合を受けてのASTの声明

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アーセナル買収に向けて動いているとされるSpotifyのCEOダニエル・エク氏ですが、今回彼がアーセナル・サポーターズ・トラストとの会合の場を設けたそうで、それを受けてASTが声明を発表していました。


ASTはこれまで常に、アーセナルと関係するすべてのステークホルダーと連携してクラブをより良くするために活動する準備がありました。

アーセナルのフロントや取締役がこれに含まれますし、常にASTとして株式の一部を保有すること、そしてクラブにファンにも何らかの形で役職を設けてもらうことを求めてきました。

だからこそ、我々は2007年にKSEがアーセナルの株を買い始めた時、そしてレッドアンドホワイトホールディングズがアーセナルの株式を30%取得した時にも彼らと話し合いを行いました。

我々の目的はクラブの所有権や意思決定プロセスにおけるサポーターの地位を上げることで、これがアーセナルにとって最良の結果をもたらすと考えています。

これに基づき、ASTは先進的なアーセナルファンの株式保有スキームを構築し、2000人程度のファンが合同で、アーセナルの株式を一部保有していました。

ダニー・フィッツマンのようなアーセナルサポーターがクラブの取締役会にも参加していた時代は、このスキームの奨励とサポートの優先順位は高かったのですが、残念なことに、スタン・クロエンケはこの枠組みを支持しませんでした。

彼はアグレッシブな株式買い占めを行い、このカストディアン(訳注: custodian 訳すのが難しいが、他人ごとではなく、自分事としてクラブを運営するような姿勢のこと。具体的にはサポーターがクラブの株式を保有して運営するようなモデルのことを示すことが多い)・コンセプトに必要な株式の供給をストップさせたため、中止に追い込まれました。

その後も我々はスタン・クロエンケと会話の場を絶やさないように要求してきましたが、彼は2011年のアーセナルオーナー就任時にファンとの対話を続ける、と宣言したにもかかわらず、それを拒んできました。

彼は2018年まで年次総会に出席はしていましたが、ファンと会話をする素振りは全く見せませんでした。

したがって、ASTはダニエル・エクが率いておりティエリ・アンリとデニス・ベルカンプ、そしてパトリック・ヴィエラも参加しているコンソーシアムが我々との面会を求めたことを好ましいものとして歓迎しました。

複数回のミーティングを行いましたが、彼らはファンとの関わりがクラブにとって中心的なものだという姿勢を見せており、今後の対話を楽しみにしています。

現在、あるいは将来のアーセナルのオーナーは誰もがファンと関わることの重要性は理解しているはずで、もし真剣な提案を頂ければ、我々はアーセナルサポーターズトラストは誰とでも対話をする用意があります。

そして、今後もスタンとジョシュ・クロエンケとの対話の場を要求していきます。

我々のアーセナルの(現在・将来を問わず)オーナーへのメッセージはシンプルです。

サッカー界は変わる必要があり、アーセナルも変わる必要があります。

いわゆるスーパーリーグ構想というものが提案されてから、アーセナルファンは一致団結し、現在のアーセナルの保有と運営の状況に関する不満を表明しました。

我々はアーセナル取締役会のスーパーリーグに参加するという決定はアーセナルが体現する価値観への冒涜だと考えています。

アーセナルが国内サッカーの立場を弱めるような形で閉鎖的なフランチャイズモデルのリーグに参加することを良しとするような人物が我々のクラブ、我々のファン文化、この国のサッカーを理解しているとはいえません。

クラブの統治に関して、よりファンの声が反映されるような形の変革が行われる必要があります。

ティエリ・アンリが4/24に述べたことは、まさにその通りです。

アーセナルは変わってしまった。まるで会社のように運営されている。このようなことを話したことはなかったが、最近の出来事でいろいろと考えさせられた。アーセナルというのはファンのクラブであり、そして私もアーセナルファンなのだ。

この制度改革にはファンがクラブの株式の一部を保有できるような仕組みが含まれていなくてはなりません。ファンこそがクラブの守り手であり、彼らが部分的にクラブのオーナーであるべきです。

今の状況は、国境を越えてファンが出資するサッカークラブの運営モデルを作る機会でもあります。

さらに、ファンの意見をクラブ運営に取り入れるより多くの場も必要です。これにはファンとアーセナルフロントや役員が直接交流できる機会が必要です。

さらに、年次総会のような場でのアカウンタビリティも重要ですし、クラブ運営の鍵となる情報は透明性と誠実さをもって公開されるべきです。

また、現状とは異なるリーグへの参加や、あるいは本拠地の移転・ホームの試合の一部をロンドン外で行うなどといったクラブの中核となる議題に関して、ファンにもある種の投票権が与えられるべきです。

現状のアーセナルを含む英クラブの市場価値を考えると、実際にファンが株式を買収するのは現実的ではなく、変革に繋がる一番現実的な可能性は政府のアクションです。

だからこそ、我々は英首相が提案したファン主導のサッカークラブ運営モデルの構想を歓迎します。これは国会議員のトレイシー・クラウチ氏が委員長を務め、ドイツの50+1モデルやファンに株式を購入する権利とゴールデン・シェア(veto 拒否権のようなもの)を与えること、取締役会とは独立した委員会の設立を義務付け、これらに従わないオーナーへの罰則など、広範囲に色々なオプションを検討するものです。

もちろん、現在のオーナー、あるいは将来のアーセナルのオーナーが外部機関の介入なしに、このような仕組みをクラブに導入する気があるのであれば、それが理想だと我々は考えています。

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Posted by gern3137