arseblog氏によるリバプール戦振り返り

考察海外記事

もしミケル・アルテタがリバプール戦で木曜日のヨーロッパリーグに向けて弾みをつけようと考えていたとしたらそれは裏切られ、その代わりに彼は意気消沈したチームの欠片を拾い集める所から始めなくてはならなくなった。

私は12/26にチェルシーを倒して以降、アーセナルには明確な改善が見られていると考えている側の人間だが、昨夜のパフォーマンスはまるで11月のアーセナルに戻ってしまったかのようだった。昨日のチームは最近のアーセナルらしさが全くなかった。

監督はこれは何人か出場できなかった選手がいたことが原因だという事は否定した。サカとスミスロウはコンディションが整わず、ジャカも体調不良だった。ダビド・ルイスはシーズン絶望の可能性すらあるようだ。

私は常にルイスが何かミスをするのではないかと心配しているが、それでもこれはチームにとって大きな打撃だ。

とはいえ、これらを昨夜のパフォーマンスの言い訳にすることはできないだろう。

リバプールは良いチームだった。最近は絶不調とはいえ、それでも彼らは素晴らしいチームだ。だが、我々が全力で試合に向かい合っていないかのようなパフォーマンスを見せたことでそれを助けてしまった感は否めない。

試合後のクロップはリバプールのチームがいかにシャープで、何度もセカンドボールを奪取したかを讃えていたが、もし彼らが仮に一杯ひっかけて試合に臨んだとしても、アーセナルよりはシャープに見えたことだろう。

ハーフタイムにまだ同点だったのは少々ラッキーだった。ミルナーが素晴らしいチャンスを外し、サラーはマネからのパスを決められず、まさしくこれこそ今季のリバプール、といった趣だった。

45分間でアーセナルのシュートはペペのヘディング一つだけで、アリソンはもしその気になれば手を使わずあごひげだけで止められるような容易なものだった。

ティアニーを失ったのは大きな痛手で、これにより、ハーフタイムの交代も難しくなかった。これがなければ、セバージョス、ペペ、ラカゼット、オーバメヤンのうちの誰かは退いていたかもしれない。

セドリックが登場してからはリバプールはこちらのサイドをより活用できるようになり、得点がこちら側から生まれたのは驚きではなかった。

オーバメヤンのクロスブロックはそこまで魂がこもったものだとは言えず、もちろんクロスが素晴らしかったのは否定しないが、ロブ・ホールディングが自身より背が低い相手に競り負けるのはこれが初めてではない。レノもこのシュートに対して万全だったとは言えない。

2失点目では、セドリックがピッチの高い位置にいる所をつかまり、サラーにパスが出た所をガブリエルがスライディングにいったがボールを奪えず、サラーがレノの股を抜き2-0となった。

この時までは私はガブリエルはチームで一番良かったと考えていたが、その後彼は3失点目にも簡単なボールロストで起点となってしまった。

安易なミスからの単純なゴールだが、パフォーマンスを見るにリバプールはこの得点に値したし、我々はこの失点に値した。

恐らく、もっと悪いことになっていた可能性もあった。

セバージョスに代わってエルネニーが登場したが、これこそまさにアーセナルがどれほど中盤の補強を必要としているか象徴しているような場面だった。

そもそも我々がここまでジャカに依存していること自体がそれを証明している。その後オーバメヤンに代えてマルティネッリも登場したが、特に何も変わらなかった。

この試合に関しては、先発メンバーの選考に少々疑いの余地がある。確かに最近のオーバメヤンは得点量産中とは言えないが、彼を左ウイングで上下動させることに何の意味があるというのだろう。

アレクサンダー=アーノルドの裏のスペースを狙うため、という理屈なのだったのかもしれないが、オーバメヤンがそれを行っているようには見えなかった。

むしろ、彼を中央に置き、経験豊富ではないリバプールのCB二人が前に上がる突かせ、左にはマルティネッリのエネルギーを用いた方が良かったのではないだろうか。

オーバメヤンがサイドでもプレイできることは知っているが、正直彼はサイドではプレイすべきではないという事が明らかになりつつあるのではないだろうか。もし彼がストライカーとして先発しないのであれば、そもそも先発させない方が良いかもしれない。

そして、私個人的には、ラカゼットのポストプレイの上手さというのは過大評価されているように感じる。確かにウエストハム戦ではよかったが、今回の試合では残念なものだった。数週間前のスパーズ戦でも同じだった。

この試合では彼がPKを決めたのでそこまで話題を集めなかったが、私にとっては夏にラカゼットをどうすべきなのか既に明らかとなっているように思う。

ウーデゴールは試合序盤に必死にプレスをかけていたが、それ以降は試合には入れなかったが、サポートなしでリバプール相手に立ち向かおうとしてもそれは当然だ。

この試合の右サイドでプレイしていたのは72m£のジョエル・キャンベルだったし、50m£のトーマス・パーティも一人ぼっちでチアゴやファビーニョといった選手たちに対処することはできない。

セバージョスに何が起きているのかは知らないが、彼はレアルマドリードで出場機会がないどころかレアル・主婦たちで出場機会があれば御の字だろう。

試合後、アルテタは以下のようにコメントし

今日のパフォーマンスに関して、サポーターに謝罪するよ。私も非常に落胆しているし、受け入れられるものではない。100%のプレイを見せられないのは受け入れられないし、今日起きたことは我々が望んでいることからかけ離れている。私の責任だ。

そして、選手たちに奮起を促した。

ここからが挑戦だ。サッカーにおいて、挑戦はチャンスをもたらす。数日後にチャンスが待っているんだ。もし勇気があってガッツがあるなら、アーセナルのようなクラブを代表しているんだ、立ち上がってチャンスをつかまなくてはね。

もし昨日アーセナルが勝利していたら、リバプールとの勝ち点の差はたったの1になっていたというのは非常に奇妙に感じられる。本来その差はもっと開いているはずだからだ。

アーセナルの今季は実質ヨーロッパリーグに全て委ねられたといっていいだろう。今季我々はプレミアリーグで既に12回負けている。これはアーセナルのようなクラブにとって受け入れられるものではない。

スラビア・プラハ戦、そしてその後の準決勝と決勝で汚名返上のチャンスがあるが、そのためにはアーセナルは一貫性を取り戻す必要があるだろう。

ティアニーの怪我の程度次第では、状況はさらに難しくなる可能性がある。ルイスも今季絶望の可能性があり、正直どのCBのペアもアーセナルファンを自信満々にさせるとはいいがたい。

最近のアーセナルにはポジティブな点もあったが、昨日の出来事は、アルテタのアーセナルは完成には程遠いという事を思い出させるものだった。

もちろんそれは監督自身も認めることだろうが、これは彼のチームであり、その責任を受け入れなくてはならない。

もし私が今のアーセナルの監督であれば、出来るだけ多くの若手に頼るだろう。サカとスミスロウは復帰してくれれば違いをもたらしてくれるはずだし、経験豊富なFW達が期待を裏切り続けている以上、マルティネッリに機会を与えるほかない。

もちろんポジションによってはそれが出来ないところもあるが、彼は毅然として、昨夜のようなパフォーマンスを見せるチームは受け入れられないという姿勢を何とかして示さねばならない。

それは受け入れられるものではない、と口で言うのは簡単だが、より重要なのは実際に行動で示すことだろう。

source(許可を得て翻訳しています):

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Posted by gern3137