二コラ・ペペはキャリアのターニングポイントを迎えたか

分析海外記事

5か月前にVARによる確認からペペにレッドカードが提示され、彼がエランドロードのピッチを歩いて去っていた時、彼のアーセナルでの将来は不当目に見えた。

彼は重要な試合で監督とチームメイトの足を引っ張るような行為を行い、もう彼にはアーセナルでの将来はないのではないかと見る向きさえもあった。

しかし、最近のペペはアーセナルにやって来て以来の最高の調子といってもいい。ハードワークとチームのサポートがそれを可能にしたのだ。

この次の日、ペペはインスタグラムで自身の非を認め、チーム、監督、そしてファンに謝罪したいという投稿を行った。

このアクションは変化をもたらし、まさにその直後の試合、ヨーロッパリーグのモルデ戦で即座に彼は先発した。

彼は何かを証明したがっているようなプレイを見せ、コンスタントに相手に一対一を仕掛け、守備も懸命に行い、最終的に3-0の勝利に貢献する得点も挙げた。

しかしこの後も、ポジションをとり返すためにペペは戦わなくてはならなかった。その後も何度かヨーロッパリーグで良いパフォーマンスを見せ、エヴァートン戦では得点を決めた。

そして、一月の寒い夜、アウェイのサウサンプトン戦で圧巻の活躍を見せる。個人的な理由でオーバメヤンがこの試合を欠場しており、ペペは左サイドで出場することとなった。

アーセナルはアームストロングに得点を決められリードを許していたが、得意の左足から同点弾を決めるとカメラの前に滑り込み、彼を疑っていたものを黙らせるようなセレブレーションを見せた。

この試合でアーセナルは3-1での勝利をおさめ、両翼のペペとサカが輝きを放った。

その後はウルブズ、マンチェスター・ユナイテッド、レスター・シティ、トッテナム、ウエストハムとの試合が続いたが、その後も良いパフォーマンスを見せ、その最新のものは、ラカゼットの同点弾を演出したウエストハム戦での素晴らしいクロスだ。

ただし、ペペは好調を続けているにもかかわらず、最近あまりリーグ戦で先発を果たしていない。だがこれは彼自身のせいではない。

ペペの先発が多かった年始は、ティアニーの怪我と時期が被っていた。セドリックはその穴をよく埋めていたが、ティアニーと役割が異なった。

ティアニーはコンスタントにオーバーラップして左からクロスを量産したが、右利きのセドリックには同じような役割はこなせなかったからだ。

したがって、セドリックが左サイドにいるときには、ペペがティアニーのような役目を果たすことが出来た。

ティアニーの復帰に伴って、ミケル・アルテタはより創造力のある左ウイング(スミスロウ)あるいはストライカー(オーバメヤン)が中に入ってティアニーのためのスペースを空けるような形を好んでいる。

だが、もしペペとティアニーを同時に起用できないのであれば、右サイドで起用するべきではないだろうか?

こう考えると、ペペ自身が好調なのにもかかわらず彼のプレイ時間が伸び悩んでいる第二のファクターが見えてくる。ブカヨ・サカだ。

かつて彼は左サイドバックあるいは左ウイングとして起用されていたが、1月以降は右サイドで素晴らしい輝きを放っており、彼の将来的なポジションは右サイドにあるように見える。

だが、ペペは現状彼に出来る限りのことを行っている。ピッチに出るたびに良いパフォーマンスでミケル・アルテタにプレッシャーをかけ続けているし、チーム一のタックル数を記録することもある。ゴールやアシストも定期的に記録している。

彼がスタメンの座に値する活躍を見せていることは明らかだ。

ローテーションの結果か、あるいはまったく違うポジションになるかもしれないが、ペペはアピールに成功しており、彼は将来的にもアーセナルでの居場所があるに違いない。

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Posted by gern3137