選手採点 アーセナルvsアストンヴィラ(A)【プレミアリーグ 2020-2021 第23節】

選手採点

GK

ライアン: 7

レノの出場停止によりプレミアリーグデビュー、ボールに触るより先にいきなり失点を喫した際はどうなることかと思われたが、その後は安定して襲い来るヴィラのシュートを阻み続けた。

素晴らしいセーブがいくつかあっただけでなく、ほとんどすべてのボールをはじく位置がかなりゴールから遠くそう簡単にはリバウンドを決められない位置だったのは好印象。

DF

ベジェリン: 5

グリーリッシュ相手に守備は悪くなかったが、パスの精度を欠いたりと、攻撃面、特にファイナルサードでのプレイの限界が露呈。

ホールディング: 5

最近安定感のあるプレーを見せられていたホールディングだったが、失点場面ではもう少しよく対処できたように思う。試合が進むにつれて前線に上がっていったり、ペペに良いチャンスを演出したり、前でオシャレドリブルを見せたり、本来の仕事とは別に攻撃に関していくつか目を引く場面があった。。

ガブリエル: 5

体のキレがない、などといった話ではなさそうなのでメンタルの問題かもしれないが、離脱から復帰後はやはりまだ本調子に戻っていないように見える。

ただ、試合後半は良くなった。

セドリック: 4

安易なパスミスから失点の起点となってしまった。アストン・ヴィラの得点はこれだけだっただけに、試合最初に集中を欠いたのが悔やまれる。

また、全体的に左サイドバックとしては苦戦しており、サカの左サイドバックの方が機能しているくらいだったので、ティアニーの復帰が待たれる。

MF

ジャカ: 7

パス配給がパーティと比べて明らかにジャカに偏っていたのはパーティの不調なのか、ジャカの好調なのか、それともチームの戦術的な問題なのかはよくわからないが、それはそれとして、ジャカ自身は良いプレイを最近見せ続けられている。

素晴らしいフリーキックからのシュートも放ったが惜しくもマルティネスに止められた。

パーティ: 6

試合後に見かけた『プレイはロールスロイスだが、アルファロメオのように故障する』というツイートの通り、アーセナル加入後非常に怪我が多いのは深刻な懸念。

これまでほどの圧倒的なプレイが出来ていたわけでもなかったが、それでも彼の離脱はアーセナルの攻撃に影響を与えた。

スミス=ロウ: 7

相変わらずよいプレイを継続しており、ボールをもっては丁寧で、何度か良い走り込みもあったが、あまりチームメイトに見つけてもらえなかった。

サイドでのプレイもなかなかよさそうだったので、今後ウーデゴールとの兼ね合いも含めてどのようなポジションでプレイすることになるかは少し興味深い。

FW

ペペ: 7

今日のアーセナルではもっとも得点の香りがした選手。特にサカが左サイドバックに移った時にはこの二人でアストン・ヴィラを蹂躙できそうだったので、その後ウィリアンの登場に伴って逆サイドに移ってしまったのは残念だった。

ただ、しいて言うのであれば、何度か訪れた低-中クオリティのチャンスを決めてくれるような選手になれれば、今後移籍金に文句を言うファンも居なくなるのではないだろうか。

サカ: 6

右ウイングから左サイドバックへとポジションを移しプレイ。一番危険なのは右サイドでのプレイだとは思うが、ペペの好調やウーデゴールも戦力として計算が出来そうなことを考えると前線は選手層が豊富なので、相手を押し込むことが予想される展開であれば、現状ティアニー以外に満足のいく左サイドバックが居ないアーセナルにとってはいきなりサカをサイドバック起用もありかもしれない。

ラカゼット: 5

悪くはなかったと思うが、シュート数はゼロ。交代で登場したオーバメヤンも沈黙していたので交代がよかったとも言えないが、一時期の好調はもう終わってしまっただろうか。

交代選手

オーバメヤン: 5

相手ゴールへの脅威に全くなれていなかったラカゼットに代わって登場したが、状況は変えられず。ボールに絡む場面もあまりなく、一本ヘディングシュートを放った以外は特に見せ場がなく、試合から消えてしまっていた。

個人的には一度マルティネッリのトップ起用が見てみたい。

ウーデゴール: 6

かなり早い時間で試合の流れを変えるために登場し、既にアルテタから中々の信頼を勝ち取っていることがうかがえる。そして、プレミアリーグでも特に問題なくやれるところを見せているのは頼もしい。いくつかその才能の片鱗を感じさせるプレイを見せ、スミス=ロウとの共存も可能だと示した。近々先発もあるだろうか。

この試合でのアーセナルにとってのベストチャンスが転がってきたが、惜しくもバーの上に外してしまった。

ウィリアン: 4

ウィリアン自体がどうこう、というよりも、ペペが左サイドで良かっただけにそれを押しのけてプレイすることになった結果のパフォーマンス、という文脈で考えるとなかなか残念だった。

巷で言われているほど悪いとは思わないが、ただ選手を『そこまで悪くはない』という理由で起用するのも奇妙な話で、アルテタがウィリアンになぜここまで固執するのか少し不可解になってきつつある。

関連記事(広告含む)

Posted by gern3137