メスト・エジル退団: アーセナルファンへのメッセージ

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ガナーズの皆へ

7年半。3000日。こんなに長くをロンドンで過ごした後でこんなメッセージを書くのは奇妙に感じるね。アーセナルに来た瞬間から、ホームのように感じていたよ。スタッフ、チームメイト、そして何より大事なことに、信じられないようなファンの皆から歓迎してもらえたから。僕は永遠に2013年の9月にアーセン・ベンゲルが僕に示してくれた信頼に感謝をするつもりだ。

ノースロンドンで僕は大人になった。これからもこの場所のことをずっと忘れないし、ずっとホームだ。アーセナルでは良いことも、悲しいことも、色々あった。250試合以上、44ゴール71アシスト分のね。

だけど、ついに別々の道を行かなくてはならない時が来てしまった。

僕らは一緒に9年の無冠期間を終わらせて、トロフィーをファンに持ち帰ることができた。

クラブとファンに対する気持ちを言葉にするのは難しい。一通の手紙で表すのなんて不可能だ。これからも僕はアーセナルを応援し続けるし、一生ガナーズの一員さ。絶対にね。

僕らは団結しなくてはならないし、今季はプレミアリーグのどのチームにとっても厳しいシーズンだ。だからこそ、チームやスタッフをサポートしてあげなくてはならない。

ユースチームの子たちがファーストチームで活躍しているのを見るのはとても素敵なことだし、みんな知っている通り、彼らこそが僕らのクラブの将来だ。彼らの今後の成功を心から願っている。

僕のチャントがエミレーツに響いたときのことを思い返せばいつだって鳥肌が立つ。このユニフォームを着て作った思い出は一生忘れられないだろう。

僕のアーセナルでの時間に関しては-特に最近-多くのことが書かれた。だけど、アーセナルは名誉と品格のクラブだ。それはピッチを歩くたびに感じられた。

選手、スタッフ、フロント、監督は去っては来てを繰り返す。でも常に変わらないのはクラブの信念とファンなんだ。

品位・リスペクト・尊厳は常に忘れられるべきではない。これにもとることのない行いをすることは、クラブの一人一人の責任でもある。

言った通り、この数か月間は僕にとって易しいものではなかった。サッカー選手なら誰でもそうである通り、僕はチームのために毎分プレイしたかった。

でも人生では全てが思い通りいくとは限らない。それでもネガティブではなくポジティブを人生の中に見出すのが大切なんだ。

だからこそ僕は後悔したり、何かを恨んだりするつもりはない。

アーセナルにいるという事はサッカーを越えて、コミュニティに属するという事だった。

ピッチでのアシストだけではなく、ロンドンのコミュニティの一員であることにも全力を尽くしたつもりだ。

ノースロンドンは僕のことを地域の一員として受け入れてくれた。だからこそ、僕は毎シーズンこのコミュニティに幸せをもたらすようなプロジェクトを何かしら行ってきた。

僕はノースロンドンを去るけれど、これは今後も変わらないよ。この章は終わりを迎えても、僕とこの素晴らしいクラブとの絆が消えることはない。

少しの間のお別れだけど、永遠のお別れではないんだ。

世界中のアーセナルファンへ: YaGunnesYa

メスト

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Posted by gern3137