レスター戦からわかった3つのこと

分析海外記事

アーセナルはレスターとの試合でエミレーツスタジアムで11試合ぶりとなるホーム戦で敗北することとなった。試合内容、特に後半の内容からすれば当然の結果と言ってもよく、ヴァーディが60分に登場した時点でアーセナルファンには嫌な予感のようなものがあった。

そして、それは現実のものとなってしまった。これによりレスターはトップ4に食い込み、アーセナルはそこから転落することとなった。

それだけでなく、アーセナルはまだ発展途上なのだと示される結果となった。

アルテタもフェアに批判されるべきである

多くのファンにとっては、まだアルテタはアーセナルのトップ4入り、そしてそのさらに先へと導いてくれる監督と考えられている。

だが彼がいまだに監督経験が一年に達していないのも事実だ。力量はあるかもしれないが、ミスも犯す。

ただでさえ、忍耐力が現代のサッカーファンの多くに備わった素質だとは言えないが、破滅的なエメリ時代を経てアーセナルファンのそれはさらにすり減っているかもしれない。

とはいえ、忍耐をもって、物事は改善に向かうだろうと信じるからといって、アルテタの決定のいくつかを批判的に見られないということにはならない。

アルテタが誤っていた時よりも正しかったときの方が多いとは思うが、彼はいくつかの問いに応えなければならない。

最大の問題は、アーセナルがまったくファイナルサードでチャンスを作れていないということだ。この試合の最初の20分ではついにポゼッションでの優位をチャンスに結び付けられるかのように見えた。

しかし、時間がたつにつれてやはりチャンスを作れなくなっていき、アーセナルがローブロックを敷く相手を崩すアイディアを欠いていたのは明らかになっていった。

アルテタが改善の必要性を理解しているのは間違いないとは思うが、しかしそれに上手く対処できているとは言えない。

もちろんスカッドはアンバランスで、彼の理想とする選手は揃っていないかもしれない。ここで誰かがメスト・エジルという名前を口にする前に言っておくと、個人的に彼に関してはアルテタの決断は正しかったと思う。ここでアルテタが再びエジルをチームに組み込んだりすれば、彼の監督としての立場は弱まってしまうだろう。

だからといって、他に何も手の打ちようがないということにはならない。セバージョスをより前で起用する、オーバを中央で起用し、裏へのボールを狙う、もしセバージョスが適任でないのであれば、スミス=ロウをトップ下で使うという手もある。

クラブがスミス=ロウをローンに出さないという選択をしたのには理由があるはずだが、ここまでのところ彼がチームで起用される兆しは全く見えていない。

ベンゲル時代の終盤と比較しても、よりチームは整い、失点は少なく、選手個人のミスも減っており、進歩は見えている。アウェイでより試合に留まれるようにもなっていると思う。

まだ新しい時代が始まって9か月しか経っておらず、我々はもう少し忍耐強くなるべきだ。

理想とマッチしないスカッド

アルテタがラカゼットの起用に固執するのは、アーセナルがプレミアム価格で獲得したが放出できない選手から出来る限りの価値を得るためだというのは明らかだ。

現状、ラカゼットとオーバメヤンを同時に前線に起用するのが機能しているとは言い難い。

先日ティム・スティルマンはもしチェルシーやシティであれば、ラカゼット、そしてペペはローンに出され、代わりの選手が獲得されるだろう、と指摘していたが、アーセナルは残念ながら億万長者の資金も石油もバックについていないので、大金を費やして獲得した選手をすぐに取り換える、というわけにはいかないのだ。

したがって、現状のアーセナルはシステムやアルテタが好むスタイルと完全にはマッチしていない選手を使い続けなくてはならない状態にある。

これにより、お互いに最高の力を引き出し合うことが出来ない3人を前線で起用しなければならないという状況に追い込まれている。

ラカゼットの憂鬱

現在チーム得点王の選手がここまでの批判にさらされるというのは少し興味深い。もちろんそれなりに得点しているのは事実だし、オフサイドになった場面は得点が認められるべきだったが、それでもラカゼットがフラストレーションの溜まるくらい攻撃で脅威となれていないのも事実だ。

レスター戦でのWho Scoredによるレーティングは6.56、シュート2本タッチ数は32でポゼッション率1.3%だった。彼は空中戦で2勝しか出来ず、2回ボールを奪われた。

彼のプレスも効果的だったとは言えず、ボールタッチは鉛のようで特にダイレクトパスを出そうとした場面でこれが足を引っ張った。ボックス外で大半の時間を過ごし、レスターにほとんど脅威を与えられなかった。

とはいえ、上述の通り、アルテタがバランスとクリエイティビティに関する解決策を発見するまでは、恐らくラカゼットを起用し続けることにはなるだろう。

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Posted by gern3137