アーセナル期待の若手紹介 2020/2021

選手紹介

アーセナルの注目の若手たちを今季どれくらい出番がありそうか、そして市場価値(万一売却となった場合にはどれくらい資金捻出に貢献できそうか)、の3つの観点から評価しつつ紹介してみました。

ブカヨ・サカ

ポテンシャル: S
今季の出場機会の見込み: S
市場価値: S

もはや紹介の必要もないでしょう、17歳でトップチームデビューを果たし、まだ19歳ながらすでにチームに必要不可欠な存在と言ってもいい選手です。

その非常に高いサッカーIQをフル活用して、ティアニーと共にアルテタのフォーメーション可変戦術のカギとなります。シティがサカを迷わせるような戦術を敷いてきたのは記憶に新しいところです。

もともとは左ウイングとしてプレイしていましたが、ユース時代からWB経験もあり、もともとは左サイドバックでの緊急起用が主でした。

デビュー当初はそこまで高くなかったクロス精度が劇的な改善を見せたことからもわかる通り、まだまだ伸びしろも抜群、その才能の天井はまだ見えていないといえるでしょう。

左ウイング、左サイドバック、左CMF、右ウイングと高いレベルでプレイを見せており、今後彼の主戦場がどうなっていくかは興味深いところです。

マルティネッリ

ポテンシャル: S
今季の出場機会の見込み: B
市場価値: A

アーセナルのユース育ちではなく、ブラジル4部から移籍してきた18歳になったばかりの選手がいきなりアーセナルでのポジションを掴み得点を量産、という昨季一番のサプライズと言ってもいいマルティネッリでしたが、終盤は怪我により機会が得られませんでした。

その後はチームを離れていてかつサカの活躍が目覚ましいこともあり、以前ほど話題には上りませんが、将来性で言えばサカと並んで現チームトップレベルと言ってもいいでしょう。

若いながら既に大人な選手で、それだけではなく天性の点取り屋の嗅覚とでもいうべきものを備えているのは頼もしい限りです。

献身的な前線の選手、ということでアルテタのサッカーにも居場所はあるはずですし、恐らく本格的な復帰は年明け以降になってしまいそうですが、今季のマルティネッリにも期待です。

リース・ネルソン

ポテンシャル: A
今季の出場機会の見込み: C
市場価値: B

ブカヨ・サカがヘイル・エンド出身の現在のスーパースターだとしたら、かつてのスーパースターがこのネルソンでした。同世代の選手たちの中では誰よりも期待を集め、ドイツでのレンタル時には大量得点も記録するなどその才能の片りんは見せていますが、現在のチームに居場所があるのかどうかは難しいところです。

問題は同ポジションにウィリアン、ペペあるいはサカと序列が上の選手が3人も控えている点で、カップ戦はともかく、プレミアリーグで出番が与えられるイメージはあまりわきません。

実際に最近はU-23でのプレイすらしていました。イングランド人の選手であり、かつドイツ時代での実績もあるので万一売却となればそれなりに移籍金が見込めそうでもあり、もしかすると将来的に移籍の可能性もあるのかもしれません。

今後のウィリアンの評価(ウィリアン後のペペの控えとしての立場を勝ち取れるか)、あるいはそれ以外の場所(左サイド?)で花開けるかが重要となってきそうです。

そういった意味では先日のELで左ウイングとしてエンケティアが先発していたのはネルソンにとっては痛いですね。ブレイクのためには限られた機会でかなりの活躍を見せるかレンタル移籍などが必要となるかもしれません。

ジョー・ウィロック

ポテンシャル: A
今季の出場機会の見込み: B
市場価値: C

ネルソンよりもアーセナルでの出場試合数は多いですが、チームでの立場を確立できていおらず、同じく最近はU-23でプレイすることもあります。

市場価値的にはポジション的にネルソンほどはつかなさそうなのに加え、アーセナルの中盤は枚数がそこまで多いとは言えないので、ネルソンよりアピールの機会は多そうです。

個人的にはウィロックにはラムジーを彷彿とさせるゴール前で得点機に走り込めるというあまり多くの選手が持っているわけではない天性の才能(今のところは決められませんが)を持っていると思っているので、なんとかして他の部分を磨いてほしいものです。

最近は右サイドでの起用などもありましたので、こちらもまだ若く、本当に向いているポジションがどこなのかは難しいところです。

ウィリアム・サリバ

ポテンシャル: S
今季の出場機会の見込み: C
市場価値: A

ポテンシャルは特大、かつケガなどで出場機会はそこまで多くなかったとはいえ、既にフランス一部リーグで二年間の経験もあるにもかかわらず季のアーセナルではあまり姿が見られそうなのが残念なところです。

守備範囲の広さやボールを持った際の自信を持ったプレイなどは風格を感じさせますが、どうやらイングランドでの適応には苦戦しており、今季戦力として計算されているあまり可能性は高くなさそうです。

ELでは外国人選手枠の関係でメンバーを外れることとなり、現実的に可能性があるとすればプレミアリーグということになってしまいましたが、ここのところベンチにも入っていないことを考えると、アーセナル守備陣が野戦病院化しない限りはなかなか出場機会は得られないかもしれません(とか言っていると野戦病院化するのがアーセナルなので何とも言えませんが)

夏の移籍市場でサンテティエンヌにもう一年ローン移籍の成立を目指していたようですが事務手続きの時間が間に合わず破談になったそうなので、もしかすると冬にフランスへのローン、という可能性もあるかもしれません。

エミール・スミス=ロウ

ポテンシャル: A
今季の出場機会の見込み: C
市場価値: C

ここまで全く出場がなく、アルテタの評価に関しても全く未知数なのがスミス=ロウです。ローンの噂などもありましたが、今季は残留することとなりました。

ファーストチームでプレイできていないのは純粋に能力的なものだけではなく怪我の影響などもあるので、本調子になれば出番は来るのかもしれませんが、どうなるでしょうか。

今季のフォーメーション次第ではありますが、ポジションと特徴的には技術が高く、中盤と前線を繋ぐ前目の位置でのプレイが可能、そして得点やアシストもそこそこできるタイプということで、サイドにしろ中央にしろチームのニーズとはマッチしている気がしますが、あとは彼がプレミアリーグレベルでプレイする準備がどれくらいできているか次第でしょう。

ウィロックと中盤の控えのポジションを争うことになりそうですが、もしかすると冬のローン移籍の可能性もあるかもしれません。

エンケティア

ポテンシャル: A
今季の出場機会の見込み: A
市場価値: A

ブカヨ・サカと並んで今季最も出場機会が多そうなのがこのエンケティアです。昨季は一時期ラカゼットの座を脅かすほどの序列におり、アルテタから非常に高い評価を受けていることが伺えます。

イングランドU-21代表の歴代得点記録を更新したりとその得点力に疑いの余地はないのですが、今のところアーセナルのファーストチームではそこまでの爆発力を発揮できていません。やはり、その他のタスクが増えるとなかなか難しいのでしょうか。

現時点ではストライカーとしての完成度ではラカゼットに一日の長があるように感じるので、アーセナルのファーストチームのストライカーの座をものにするには、ユース時代のような決定力を見せてほしいところです。

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Posted by gern3137