アルテタアーセナルの対ユルゲン・クロップ3試合目こそが本当の意味での試金石となる

分析海外記事

ミケル・アルテタのアーセナルでの最初の9か月間はとてもではないがスムーズなものとはいいがたい。ブライトン相手の二敗、アストンヴィラやトッテナムにも敗れ、プレミアリーグでの勝率はまだ50%を切っている。

アルテタが高価だがフィットしないタレントだらけのチームを引き継ぎ、その仕事が非常に難しいことは明らかだ。

彼のアーセナルをトップ4争いに参加できるクラブに戻そうという航海はまだ荒波の中を進んでいる。

しかし、ついにアーセナルはやみくもに彷徨うのではなく前に進み始めているという手ごたえが既にある。再び革新的で先進的、明確に物事が考えられる人物がトップに据えられているからだ。これは、エメリ時代、そしてベンゲル時代の終盤にはあまり感じられなかったことだ。

これには、FA杯の優勝に加えて、ユナイテッドやシティ相手の勝利、そして、6月の絶対王者リバプール相手の勝利の影響が非常に大きい。この時点でファンや選手は正しい方向に進んでいると感じ始め、アルテタ自身が試合後にコメントもしていた。

『あの瞬間チームが少しうまくはまったように感じたし、自分達のことを信じられるようになったと思う』とのことだ。

そ今季のコミュニティシールドでもそれは継続し、アーセナルはPK戦の末に再びリバプールを退けた。そして、プレミアリーグでの二連勝を経てアルテタのチームはまたしても2020/21プレミアリーグでリバプールを迎え撃つことになる。

恐らく今季アーセナルがリバプールとタイトル争いを繰り広げると期待している人はほぼいないだろうが、トップ4入りは現実的な可能性があると考えているはずだ。

アルテタのアイディアがチームで芽吹き始めている。一貫性のあるパスのパターン、カウンターでのスピードの活用、ピエール=エメリク・オーバメヤンの得点能力を最大限活用するための緻密な攻撃の構築。

そして、今までの所アルテタは移籍市場の力をほとんど借りることなくこれを成し遂げているのだ。この夏アーセナルはリールからガブリエル・マガリャンイスを獲得したが、マルティネスの売却と差し引きで考えれば実際に費やした額は7m£程度だ。

スカイスポーツで解説を務めるギャリー・ネビルもアルテタが予算的に本来叶わない相手に立ち向かえるチームを作り始めていると指摘した。

チームとしての組織力をもってだ。これはかつてはむしろアーセナルの弱点として知られていたにもかかわらず。

今のところオーバメヤンの契約延長を始め多くのことが上手くいっているアーセナルだが、アルテタがそれに油断する様子を見人も見せないのもまた頼もしい。彼は短期的な結果を根拠に長期的な改善を怠ったりはしない。

『自分たちがフリーでボールを持っているのにもかかわらず、相手にボールをプレゼントしてしまっても耐えられるような守備の組織などこの世界には存在しない。我々は多くの点を改善する必要がある』とアルテタはウエストハム戦後にコメントした。

確かに、この試合でアーセナルはxGでウエストハムに上回られていた。そして、直近のリバプール相手のアーセナルの好調にも運が多く絡んだというのも否めない。

しかし、現在の英国で最強のチームに二連勝を収め、自信を持て今回のアンフィールドでの試合に臨めるというのは試合の準備としては完ぺきで、この試合はアルテタのもとアーセナルがどこまで前に進めているのかを計る試金石となるだろう。

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Posted by gern3137