オーバメヤンの話

語ってみた海外記事

アーセナルはオーバメヤンが実際に北ロンドンにやってくる前からずっと彼に興味を持っていたそうだ。ファンペルシーが去った後の後継候補としてスタッツDNAが推薦したのが彼だったらしい。

だが、彼のライフスタイルと態度に疑問を感じたクラブは獲得を試みなかったのだという。

確かに外から見ると、彼は派手好きで、あまりプロフェッショナルらしくなく、リーダーシップがあるようにも見えない。だが実際には、それらの懸念は甚だしく間違っていた。

2018年に最終的にミスリンタートがオーバメヤンの獲得を推薦することになり、当時想定されていたのは彼はエジルのチャンスを決める完ぺきな選手だということだったはずだが、不幸なことに入れ替わるようにエジルは調子を落とし、それは実現しなかった。

だが、エジル抜きでもオーバメヤンは素晴らしい活躍を見せた。

報道によれば、オーバメヤンがアーセナル移籍を決めた背景には何年にもわたってアーセン・ベンゲルと仕事ができるという理由が大きかったとされている。

だが、それとは裏腹に、オーバメヤンがやってきてすぐにベンゲルはクラブを去ることになる。それでも、短い期間中にオーバメヤンは10ゴール4アシストを決めており、ベンゲルの元活躍できていたし、二人の関係は良好だったはずだ。

だが、ベンゲルの退団がオーバメヤンのパフォーマンスを曇らせることはなかった。監督が代わろうとも彼は常に一貫していた。昨季は彼はプレミアリーグ得点王に輝き、その過程で何度も印象的な活躍を見せた。

4-2のノースロンドンダービーでは彼は新たなアーセナルのタリスマンだとロンドンに宣言し、EL準決勝ではハットトリックでチームを救った。恐らく正確無比な得点マシンのオーバメヤンが居なければエメリの解任はさらに早まっていたことだろう。

そして、今季も彼は全く衰えをみせていない。全コンペティションで29ゴールを決め、苦悩に満ちた今季のアーセナルの希望の星となった。

オーバメヤン個人レベルで見れば、今季が彼の最高のシーズンだとすら見ることができる。彼はアーセナルで決定力にさらに磨きをかけ、FBREFによれば得点期待値は15.6しかないにもかかわらず22ゴールを記録した。

彼の後ろにはぼろぼろのチームしかいなかったが、それでもゴールの難易度を問わず、ボールが転がってくるたびにあらゆるゴールを決め続けた。

これはもちろん以前の実績を考えれば予定通りといえなくもないが、良い意味で気合を裏切ったのはピッチ外での態度だろう。

アーセナル上層部がオーバメヤンの態度について懸念を抱いていたのは結果的に愚かなことだったと彼は証明した。

確かに彼のインスタグラムのアカウントや服装を見れば非常に独特なスタイルの持ち主だということはわかる。だが、アーセナルでの在籍中に彼は本当にチーム思いの選手だということを示した。

ワールドクラスのストライカーを支えるにはチーム力が不足しているととらえられても仕方がなかったが、オーバメヤンはフラストレーションを表に出すことはほとんどなかった。

代わりに、チームメイトとの深い絆を築き、そして彼らがより優れた選手に成長するための手助けを怠らなかった。

そして、プロフェッショナルらしく、真剣な姿を見せなければならない時には非常に真剣になった。(ここはテストに出るのでメモを取るように、マッテオ・ゲンドゥージ君)

最終的にエメリが彼をキャプテンに選んだのもうなずける。厳格な規律を求めるイングランドの典型的なキャプテン像にはマッチしないかもしれないが、誰からも好かれている。

我々の14番は違ったやり方でチームを率いるのだ。プレイで模範となり、チームメイト皆と友情を築くことで。

ミケル・アルテタが非常に高い要求水準を設定するのを彼は手助けている。アルテタはオーバメヤンを中心に据えたチームを作りたいとまでコメントしていた。

ここまでのオーバメヤンに唯一欠けていたものと言えばビッグゲームでの安定した活躍だが、今季のFA杯の決勝でその弱みも彼がついに克服したことを示した。彼のおかげでアーセナルはタイトルを獲得し、ヨーロッパリーグへの出場権までもを手にした。

ついに、長い苦難の時を経て、アーセナルが上を向き始めたように感じられる。そして、これへのオーバメヤンの貢献は非常に大きいものだ。

頼む、オーバ、契約延長してくれ。

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Posted by gern3137