アーセナル vs トッテナム戦からわかった5つのこと

分析Andrew Dowdeswell,海外記事

マルティネスは素晴らしい

日曜日の試合から得られたポジティブはあまり多くなかった。アーセナルは30分程度は試合を支配し、ラカゼットが素晴らしいゴールを決めたが、それ以外ではよかったのはエミリアーノ・マルティネスのパフォーマンスくらいのものだ。

彼は3本の素晴らしいセーブを記録した。ハリー・ケインのロブを止め、ボールを離さなかった。ベン・デイビスのとんでもないシュートも指先で触り、何とかクロスバーに当てて難を逃れた。

そして、後半にゴールから飛び出していくと、ケインからボールを受け取ったソン・フンミンへ素晴らしい対応を見せた。

レノの代役としてファーストチームで出場を始めて以降、マルティネスは常に活躍している。彼はペナルティエリアを完璧に支配し、かつボール配給はレノよりも素早く正確だ。この日もまた、彼は単なるバックアップに留まる器ではないということを示して見せた。

ヨーロッパリーグの希望がほぼ消える

プレミアリーグ再開の時点では、アーセナルはCL出場権のかすかな希望にすがっていた。差は開いていたが、アルテタは着実にチームを前に進めており、もしかすると、という思いが少しだけあった。

だが、レスターと引き分け、スパーズに敗れた今となっては、その真逆の状態にある。

アーセナルは今七位でEL獲得圏内のシェフィールドにすら勝ち点4の差をつけられている。

今既に悲劇的な状況だが、今週アーセナルはリバプールとの試合が控えており、さらにポイントを落とす可能性がある。上位ではシェフィールド、ウルブズ、ユナイテッド、チェルシーが皆逃げ去りつつあり、来季アーセナルはヨーロッパの大会に全く参加できない公算が高まっている。

やはりムスタフィはダメだ

試合中盤までの時点で、ムスタフィのパフォーマンスは既に悪かった。現在のスリーバックのシステムでは、両サイドのCBがボール保持する時間を持てることが多く、ボールを前に進める役割を担うべきなのだが、ムスタフィは全くそれを活かせず、それどころか、タッチが多すぎてケインのプレスから危機を招き、そして結局ルイスあるいはマルティネスに下げたりと、前にパスを出すチャンスすら作れなかった。

そして、試合最後の15分間では酷い判断ミスや、的外れなタックル、そして、ポジション外に飛び出して行ったりと、かつてのムスタフィの姿が戻ってきてしまった。

悲しいかな、やはりこれが彼の本当の姿なのだろう。ムスタフィが守備のかなめ、という状態ではアーセナルが成功を収められるとは思えない。

だがコラシナツはさらにひどい

ムスタフィのパフォーマンスは酷いものだったが、セヤド・コラシナツはさらにひどかった。3バックのムスタフィの反対側でプレイしていたコラシナツだが、彼は試合を通してパニックに支配されていた。

クロスが彼に向かって飛んでくるたびに不安げに見え、どのように対処すべきかわからないようだった。ボール保持時には、味方へジェスチャーを繰り返し、パスを出すのを渋った。

そして、相手の攻撃陣と相対した際には、常に恐れているように見えた。

もちろんこの最も象徴的な場面が失点で、ボールのコントロールミスからパニックに陥ると、後ろにドリブルをはじめ、問題からの逃亡を図った。

そして、落ち着いてプレスをかわすためにジャカにパスを出すのではなく、誤った選択肢であるルイスへのパスを選択し、パスの強さも間違え、それをソンに拾われてしまった。

ミケル・アルテタには手助けが必要だ

もちろん、ミケル・アルテタが完全に責任を負うべきではないとは思わない。交代策は遅く、保守的だったし、今のシステムは長期的なものというよりその場しのぎだ。

だが、この敗戦の責任の多くは選手たち、あるいはチーム作りの失敗にあり、これはアルテタのせいではない。単に、彼が助けを必要としているということが示されただけだ。

アルテタが出来ることには限界があり、試合後の記者会見でほのめかした通り、チームは改善のサインを見せているが、それが個人のミスで台無しにされている。

彼は、賞味期限の切れた食材で調理を強いられているシェフのようなものだ。

今回の試合ではモウリーニョの守備的なアプローチに軍配が上がったが、新しいチームをどちらがより前に進められているかと問われれば、それはアルテタなのは間違いない。アイデンティティ、哲学、文化が彼にはある。

だが、彼が高いレベルで戦うためには、それに見合ったツールが必要だ。

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Posted by gern3137