サッカーの英語のスタッツの意味【FBREF.com編】
常日頃からお世話になっているアーセナル・コラムのテクニカルアドバイザー(?)、polestarさんからリクエストを頂きましたので記事にしました!
他のサイトよりもいろいろ細かいスタッツが掲載されているFBREF編ということで、普段馴染みがないようなスタッツをピックアップしてその説明を訳しつつすこしだけ解説してみました。
(サイトはこちら)
パス編 (Pass Types)
TB — Through Balls: スルーパス
2人以上の相手選手の間を抜けて、オープンスペースに出されるパス
Press: プレス下でのパス
当然ながらプレスのことだが、この場合はプレスを受けながら出すパスを指す
Sw — Switches: サイドチェンジ
ピッチの横幅を36m以上横切るようなパス。普通のピッチの横幅は70m程度なので、少なくとも半分以上はボールが横に動く必要がある。
あくまで横幅換算の数字なので、斜めへのロングパスでも、横にあまり動かないパスはここにはカウントされない。
得点とチャンス創出編 (Goal and Shot Creation)
SCA — Shot-Creating Actions: シュート機会の創出
シュートにつながる直前の2つのアクション。つまり、ドリブル突破からスルーパスによるアシスト、などといった場合は一人の選手が2つのSCAを行った、というカウントになります。
・シュートにつながったドリブル
・シュートにつながったパス
・シュートにつながったシュート(途中で他の選手が軌道を変えた場合やポストに当たった場合など)
・その後のセットプレイから直接のシュートにつながった被ファウル
が含まれる。その直後にシュートが行われない限りカウントされないので注意。
PassLive: インプレーパス
セットプレーではない状態からのシュートにつながったパス
PassDead: プレーが止まった状態からのパス
フリーキック、コーナーキック、キックオフ、ゴールキック、スローインからのシュートにつながったパス
GCA — Goal-Creating Actions: ゴールの創出
概要は上のSCAと同じだが、結果が単なるシュートではなく、得点になった場合。PassLive・PassDeadもSCAに準ずる。
守備編は特に難しい言葉がなさそうなので端折りました!Pressはプレスです!
ポゼッション編(Possession)
Carries: ボールタッチ
選手が足でボールをコントロールした回数
Targ — Pass Targets: パスターゲット
選手がパスのターゲットとなった回数(失敗したパスも含む)
Rec — Passes Received: パスレシーブ
実際にパスが通り、ボールを受け取った回数
Miscon — Miscontrols: コントロールミス
選手がボールをコントロールしようとしてミスした回数。
Dispos — Dispossessed: 相手のタックルによるボールロスト
相手選手からのタックルを受けてボールを失った回数。ドリブル失敗はこれに含まれない。
ちなみに、ドリブルの項にあるmegというのはNutmegで、また抜きのこと。そんなスタッツまで記録しているんですね。笑
出場中の~編(Playing Time)
PPM — Points per Match: 一試合当たりの勝ち点
出場した試合でチームが獲得した勝ち点の一試合当たりの平均値
onG — Goals scored by team while on pitch: 出場中のチーム得点
試合に出場した状態でのチームの得点数の合計
(つまり、80分で交代し、85分にチームが得点、などといった場合はカウントされない)
onGA — Goals allowed by team while on pitch: 出場中のチーム失点
試合に出場した状態でのチームの失点数の合計
以上となります。
他のサイトでも使われるような比較的知られているスタッツに関しては解説を省きましたが、もしもこれってどういう意味?というものがあれば追記するので教えてください!
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