サッカースタッツ用語大辞典【FBref】

スタッツ・戦術

サッカーの分析に用いられるスタッツ用語を翻訳して解説が必要なところは解説を加えてまとめました。スタッツサイトのFBrefの用語は全て網羅しています。FBrefは無料で公開されているうちでは最も詳細なサイトの部類に入るので、基本的にはそれ以外の所で用いられている語もほとんどすべてカバーできていると思います。

League Table (順位表)

W 勝ち D 引き分け L 敗北
GF(Goals For) 得点
GA(Goals Against) 失点
GDiff(Goal Difference) 得失点差
Pts 勝ち点

xG(Expected Goals) 得点期待値
xGA(Expected Goals Against) 失点期待値
xGDiff 得失点差期待値
xGDiff/90 90分当たりの得失点差期待値

得失点期待値やアシスト期待値などの解説はこちら

Standard Stats (基本スタッツ)

画像ではチームごとのスタッツですが、選手のスタッツにも共通で用いられるので、試合数や先発数、出場分数といった項目が存在しています。

Pl 起用した選手の数
Poss 平均ボール支配率

MP(Matches Played) 出場試合数
Starts 先発試合数
Min 出場分数

Gls 得点
Ast アシスト
PK 成功PK数
PKatt(Penalty Kicks Attempted) 得た/蹴ったPKの数
CrdY イエローカード数
CrdR レッドカード数

npxG PKを除いた得点期待値
xA アシスト期待値

G-PKG+A-PKはそれぞれPKを除いた得点や得点+アシストの合計。per 90 minutesは総数ではなく、90分当たりの平均値。

Goalkeeping (GKその1)

GA GKが喫した失点
GA90 90分当たりの失点
SoTA(Shots on Target Against) 被枠内シュート
Saves セーブ数
Save% セーブ率(セーブ数÷被枠内シュート数)

CS クリーンシート数
CS% クリーンシート率

PKatt 被PK
PKA PKからの失点
PKsv PKを止めた回数
PKm キッカーがPKを外した回数

Advanced Goalkeeping (GKその2)

PSxG(Post-shot Expected Goals) シュート後失点期待値: 枠内シュートのみに適応される、シュートの精度を加味してどれくらい失点の可能性があるかを示す指標。例えばシュート後失点期待値0.3のシュートをセーブしようと挑戦する平均的なGKは30%の確率で失点する、という意味。

PSxG/SoT 被枠内シュート一本当たりのシュート後失点期待値

PSxG+/- シュート後失点期待値-実失点 シュートの難易度に対して実際に何失点したか。例えば画像内のデュブラブカはこの値が+10.0なので、1シーズンを通して、平均的なGKと比較して10点分を止めた、ということ。

/90 上の値を90分ごとにした数値。2019/20シーズンはデュブラブカの例だと一試合平均で0.26点分失点を防いでいるということになる。

Launched 40ヤード(36.6m)以上のパス
Cmp(Completed) 40ヤード以上のパスの成功本数
Att 40ヤード以上のパスを企図した回数
Cmp% 40ヤード以上のパスの成功率

Passes 距離に関係なくすべてのパス(ゴールキックを除く)
Att 失敗成功関係なく、パス企図数
Thr ボールを蹴るのではなく投げた回数(失敗成功両方含む)
Launch% ゴールキックを除いた全パス中40ヤード以上のパスの割合
AvgLen ゴールキックを除いた全パスの平均距離

Goal Kicks ゴールキック
Att つながらなかったものも含めたゴールキック総数
Launch% ゴールキックのうちの40ヤード以上のパスの割合
AvgLen ゴールキックの平均距離

Crosses クロス対応
Opp ペナルティエリア内への被クロス
Stp パンチングあるいはキャッチングで止めたクロスの数
Stp% 止めたクロスの割合

Sweeper 飛び出し
#OPA ペナルティエリア外でのクリア/ボール奪取数
AvgDist 平均距離: 明記されていないのだが、数字的に、ペナルティエリア内外両方を含めた、セービングを除いたGKによるクリアやボール奪取等の行為が行われた地点のゴールからの平均ヤード数、だと思う。

post-shot xGの詳しい解説など、GK関連のスタッツについてはこちらを参照

Shooting (シュート)

Gls 得点数
Sh シュート数
SoT 枠内シュート数
SoT% 枠内シュート率 /90はそれぞれ90分当たりの数字

G/Sh ゴール数÷シュート数 例えばマネは0.24なので、シュートを約4本打つたびに一得点を挙げているということになる。
G/SoT ゴール数÷枠内シュート数 ヴァーディとマネ、イングスとスターリングは0.5以上なので彼らはみんな枠内シュート2本につき1点以上のペースで得点している

FK フリーキックからのシュート数
PK PKからの得点
PKatt PKを蹴った回数

xG 得点期待値
npxG PKを除いた得点期待値
npxG/Sh シュート一本当たりの非PK得点期待値


G-xG 実得点-得点期待値 どれくらいxGを上回る得点を挙げているか。数値が-の場合は実得点がxGに達していないということ
例えばオーバメヤンはxGからすると、平均的なストライカーであれば15.7得点くらいが妥当なチャンスしかなかったが、実際にはそれを6.3上回る22得点を挙げた。

np:G-xG 上に同じ。ただし、PKを除いた値。

Passing (パス)

Cmp 成功パス数
Att パス企図数
Cmp% パス成功率
TotDist 全パスの距離の合計・全方向(ヤード)
ProgDist(Progressive Distance) パスによるボール前進距離(ヤード)

Total すべてのパス
Short 5ヤード(=4.57m)以内のパス
Medium 5~25ヤード(=22.09m)のパス
Long 25ヤードより長距離のパス

Ast アシスト
xA アシスト期待値
A-xA 実際のアシスト-アシスト期待値

KP(Key Pass) キーパス: シュートへとつながったパス
1/3 ファイナルサードへのパス
PPA ペナルティエリアへのパス
CrsPA ペナルティエリアへのクロス
Prog(Progressive Passes) ボール前進パス: ペナルティエリアへのパス+過去6本のパスの一番相手ゴールに近い地点から計算して10ヤード以上ボールを前に進めることに成功したパス。自陣(ピッチの自陣側40%)内でのパスを除く。

Pass Types (パスの種類)

Live オープンプレイからのパス
Dead セットプレーからのパス(スローインも含む)
FKCK フリーキック・コーナーキック
Press 相手からプレスを受けている状態でのパス
Sw(Switches) ピッチの横幅換算で40ヤード以上移動したパス
Crs クロス

In 相手ゴールに向かって巻いていくコーナー
Out 相手ゴールから離れて巻いていくコーナー
Str 直線的な軌道のコーナー

Ground 地面を離れないグラウンダーのパス
Low 浮き球だが肩の高さを越えないパス
High 軌道の一番高い位置が肩の高さを越えるパス

Left 左足のパス
Right 右足のパス
Head ヘディングのパス
TI スローイン
Other 体のその他の場所を使ったパス

Outcomes 結果
Cmp 成功したパス
Off オフサイドになったパス
Out ピッチ外に出てしまったパス
Int 相手にインターセプトされたパス
Blocks 相手にブロックされたパス

(インターセプトとブロックの違いについては守備の項を参照)

FBrefのデータ提供元であるStatsbombによるクロスの定義。左右どちらからでも、1・2・3いずれかのエリアから右の画像で示されたエリアを通り過ぎるようなパスはクロスとカウントされる。

Goal and Shot Creation (得点とシュート機会の演出)

SCA(Shot Creating Actions) シュートに繋がった直前の2つのプレイ。具体的にはシュートに繋がるドリブル・パス・シュート(途中で味方が触った場合やポストに当たったケースなど)、その後のセットプレイからシュートに繋がった被ファウルの4つのプレイ。

注: 例えばマフレズがドリブル突破からスルーパスでアシスト、のようなケースではマフレズは1点に関して2度のSCAを行った、というカウントになる。また、オーバメヤン→ラカゼット→オーバメヤンのシュート、のようにワンツーでゴールに至った場合はラカゼットからオーバメヤンへのパスだけでなくオーバメヤンからラカゼットのパスもSCAに分類されるので、得点者であるオーバメヤンもSCAを行った、という事になる。

また、定義上、倒されてファウル→得たフリーキックからクロス→ヘディングでシュート、のようなケースの被ファウルもSCAに分類されると思われる

PassLive オープンプレイからのパスによるチャンス創出
PassDead セットプレイからのパスによるチャンス創出
Drib シュートに繋がったドリブル
Sh シュートに繋がったシュート
Fld シュートに繋がった被ファウル

GCA(Goal Creating Actions) 定義はSCAと同じ、ただしこのうち実際に得点につながったもの。
OG オウンゴール

Defensive Actions (守備)

Tkl タックル企図数
TklW(Tackles Won) 成功タックル 自チームのボールにすることに成功したタックル。必ずしもタックルを行った選手自身がボールを奪う必要はない。
Def/Mid/Att 3rdディフェンシブ/ミドル/アタッキングサード

vs Dribbles ドリブルへの対応
Tkl ドリブルをタックルで止めた回数
Att 被ドリブル ドリブル突破を試みられた回数
Tkl% ドリブルをタックルで止めた割合
Past ドリブル突破を許した回数

Press(Pressures) プレス ボールを受け取る/運んでいる/パスを出している最中の対戦相手の選手にプレスをかけた回数
Succ (Successful Pressures) プレスをかけてから5秒以内に自分あるいは味方がボール奪取に成功した回数
% プレス成功の割合

Blocks シュートパスを問わずボールをブロックした回数
Sh シュートブロック
Shsv 枠内シュートブロック
Pass パスのブロック

Int インターセプト
Tkl+Int タックル企図数+インターセプト
Clr(Clearance) クリア: 危機回避を目的として味方につなげる意図なくボールを蹴りだす行為
Err 相手選手のシュートに繋がってしまったミス

インターセプトとパスのブロックの違いは少しややこしいが、"パスの軌道に向けて動いて/足を出してカットするかどうか"が鍵となる。パスの中間地点や受けて近くでカットするような場合がインターセプトで、パスの出し手近くでパスコースを防ぐような形で止めるのはブロック。

定義上は恐らくパスの中間地点でたまたま当たってしまった、ようなケースはブロックに分類されると思われる。言葉で説明しようとするとわかりにくいが、インターセプトとブロックという日本語の語感通りの違い、という認識でほぼOK

Possession (ボール保持と関連のあるスタッツ)

Touches 総ボールタッチ数: 一連の流れをすべて含めて1度のボールタッチとカウントされるので、パスを受けてドリブル、そしてパスを出した、のようなケースもボールタッチ数は1として数えられる。

Def Pen 自ペナルティエリア内でのボールタッチ
Def 3rd ディフェンシブサード内でのボールタッチ
Mid 3rd ミドルサード内でのボールタッチ
Att 3rd アタッキングサード内でのボールタッチ
Att Pen 敵ペナルティエリア内でのボールタッチ

Live セットプレーでのタッチを除いたボールタッチ

Dribbles ドリブル: 日本語のドリブルとは異なり、1対1などで相手を突破しようとする試みのこと。いわゆる"運ぶドリブル"はcarryに分類される
Succ ドリブル突破成功数
Att ドリブル突破企図数
Succ% ドリブル突破成功率
#Pl ドリブル突破でかわした人数: 成功数と微妙に差があるのは一度のドリブルで二人を相手にして一人はかわしたが二人目に止められた、のようなケースがあるからだと思われる。
Megs (Nutmegs) また抜き

Carries ボール運び 定義上足できちんとボールを落ち着けた時点でカウントされる。(=ダイレクトでパスをした場合カウントされない)
TotDist(Total Distance): ボールを運んだ距離・全方向
PrgDist(Progressive Distance): ボールを前方に運んだ距離

Receiving ボールの受け取り
Targ (成功・失敗にかかわらず)パスのターゲットとなった回数
Rec そのうち実際にボールを受け取ることに成功した回数
Rec% 上の成功割合

Miscon(Miscontrolls) トラップミスからボールを失った回数
Dispos(Dispossessed) 相手のタックルを受けてボールを失った回数。ドリブル突破を試みての失敗はカウントされない

Playing Time (出場機会)

MP 出場試合数
Min/MP 出場した試合での平均出場分数(出場分数÷出場試合数)
Min% 全試合のうち何パーセントに出場したか
90s 出場分数を試合数に換算すると何試合分出場したか

Starts 先発出場した試合数
Min/Start 先発出場した試合で平均何分出場したか
Subs 交代で出場した試合数
Min/Subs 交代出場した試合で平均何分プレイしたか
unSub (unused sub) ベンチ入りしたが出場しなかった試合数

PPM(Points Per Match) 出場した試合でチームが得た平均勝ち点
onG ピッチ上にいる間のチームの得点数
onGA ピッチ上にいる間のチームの失点数
+/- ピッチ上にいる間のチームの得失点差
+/-90 90分当たりのピッチ上にいる間のチームの得失点差

On-Off 該当選手がピッチ上にいる間のチームの90分当たりの得失点差と、ピッチ上にいない際のチームの得失点差の差。

得失点差の差、というややこしいことになっているがつまり例えば

グラニト・ジャカがプレミアリーグ30試合にフル出場し、この30試合でのチームの平均得失点が1.2だった一方で、出場しなかった8試合のチームの平均得失点が0.2だった場合、値は+1.0となる。(=30試合出場なので、ジャカがいる試合の方が合計30点分得点が多いまたは失点が少ない)

ということ

Team Success(xG)は上記と同じ項目をxGで算出したもの

Miscellaneous Stats (その他のスタッツ)

多少被りがあるのでこれまでにカバーしていないものだけ掲載

2CrdY 二枚目のイエローカード
Fld (Fowls Drawn) 被ファウル
Off オフサイド
PKwon 獲得PK
PKcon 与えたPK
Recov(Recoveries) (敵チームのボールを奪ったのではなく)ルーズボールを回収した回数

Aerial Duels 空中戦
Won 空中戦勝利回数
Lost 空中戦敗北回数
Won% 空中戦勝率

スポンサーリンク

関連記事(広告含む)

Posted by gern3137