【日本一詳しい?】アーセナル選手名鑑13 セドリック・ソアレス
セドリックのプロフィール
・名前: セドリック・ソアレス
・国籍: ポルトガル
・年齢: 28
・サウサンプトンからレンタル中、夏でフリーエージェント
・豆知識: 代理人はジョルジュ・メンデス
セドリックの魅力・長所
・話のタネになる
セドリックの特徴・プレースタイル
三代目キム・シェルストレーム。
アーセナルの冬の獲得はモンレアルやオーバメヤンだが、素晴らしい獲得もあるものの、時々首をかしげたくなってしまうようなものもある、というのはベンゲル監督時代後期からの定例となってしまっていって、全ての始まりがキム・シェルストレームだったといってもいいだろう。
冬の段階で怪我をしていたにもかかわらず、どちらにしろ他に誰も獲れないので、という理由で獲得され、デビューは3/25とローンの約4か月のうち、2か月ほどリハビリをしていたことになる。
トータルの出場時間で言えば135分だけ、と後世にわたって笑いものになるような獲得だったのだけれど、恐ろしいもので、歴史は繰り返すのである。昨年その正統な後継者が現れた。デニス・スアレスである。
デニス・スアレスはケガをしたわけではなかったはずだが、バルサでの出場機会が少なすぎたためフィットネスレベルが基準に達しておらず、調子を上げるのに手間取っている間にシーズン後半にけがをしてしまい、無念の終了となった。
デビュー戦こそ2/3とシェルストレームよりも大幅に早かったものの、なんとシーズンを通して出場時間は衝撃の95分!アディショナルタイム込みのほとんど一試合分である。このためにアーセナルは何億円も支払っている。
だが、二度あることは三度ある、とはよく言ったもので、今季ここに、恐怖の後継者が加わってしまった。それがセドリック・ソアレスである。
夏にフリーで獲得可能であり、ベジェリン・ナイルズ(完全に戦力外でなければ)と右サイドバックの控えはそろっており、かつシェルストレームと同じように怪我を抱えている、という完全に不可解な条件が3拍子揃っているにもかかわらず、レンタルでアーセナルにやってきた。
この話を聞いた際に、サウサンプトン側は棚からぼたもちだと喜んだそうなので、いかにこれがアーセナルにとってそんな取引だったのかがわかる。
そして、新型コロナウイルスの影響までフロントに考慮というのは酷なのだが、結局怪我から復帰する前にシーズン中断となり、セドリック・ソアレスは衝撃の出場時間数ゼロである。ゼロ。0。Nil.
恐らくこのままレンタル期間の終了となる6/30になってもシーズンが再開しない可能性はおおいにあるはずなので、そうなるとアーセナルの歴史に残るレンタル移籍となってしまいそうだ。
20年後のアーセナル公式のクイズ的なもので『この中でアーセナル所属歴がある選手は?』と出題されること間違いなしである。
こうなってくると、135分出場、かつFA杯でチームを勝利に導くPK戦のキッカーとしてのPKを決めたシェルストレームがかわいく思えるというか、悪くない活躍だったようにすら感じられる。
ナイルズが完全に戦力外なのであれば、フリーなので夏に完全移籍で加入する可能性も大いにあるが、とりあえずフロントには4代目の出現を全力で防いでほしい。
ディスカッション
コメント一覧
シェルストレームに関していうと多分に政治の臭いがします。最終的にロシアと距離を置く(投資者も含め)ことになるわけですが、ベンゲル的にはOKでしょう。いつかまた付き合うわけですし。…ソアレスに限らず、バルサの控えはどんな練習してるんだ、と思うことあります。この辺詳しく知りたいですね。無敵のチームを造るため何を犠牲にしてるのか。