日本一詳しい(?)アーセナル選手名鑑5 シュコドラン・ムスタフィ

オリジナル

基本情報

名前: シュコドラン・ムスタフィ
国籍: ドイツ(アルバニア系)
年齢: 27
身長: 184cm
Transfermarkt算出の市場価値: 15M

豆知識: 日本人にも非常に人気のある、おとぎ話のような街並みが楽しめるドイツの町、ローテンブルクの出身。

実は僕も訪れたことがあって、こんな街です。

長所/魅力

・身長の割に空中戦にむちゃくちゃ強い

・アルテタのもと縦パスも結構バシバシ入れられるようになってきた

・怪我が少なく、ここ5年くらいで恐らく最も安定して出場しているCB

・鋼のメンタル

・ブログのネタを豊富に提供してくれる

紹介

どこから書けばよいだろうか。

アーセナルにやってきた経緯としては、コシェルニー以外に計算できるCBがおらず、長年不安定な守備を抱えていたチームの救世主となるべく、30-35Mという現在でもCBとしてはかなり高額、当時の相場だとDFとしては世界トップクラスの移籍金でやってきた。

ベンゲル監督がついにCBに大枚を叩いた!と話題になったものである。

で、やってきたのがムスタフィだったのだが、ふたを開けてみると、まあなんとも波乱万丈なCBだった。

一言で表すならば、『時限爆弾を抱えた素晴らしいCB』といったところだろうか。

プレミアでも十分に通用するフィジカルを持ち、身長はCBとしてはそこまで高くないにもかかわらず、素晴らしいバネを持ち空中戦も強い。

スピードも技術も悪くなく、パス精度もまずまず、とこれだけ書くと素晴らしい素質を備えたCBに思える。思えるというか、実際9割方は素晴らしいCBとしてプレイしており、良いパフォーマンスを見せる日も多くあるのだが、問題は残りの1割の方で、時々とんでもないミスを見せるので頭を抱えてしまう。

しかも、ある特定のプレイが決定的に苦手、というわけではなく恐らくミスの原因は判断ミスで、失点に直結するミスのバラエティの豊かさではプレミアリーグトップクラス。

一番目だつのはスライディング関連が多いのだが、それだけでなく、マークを離す、パスミス、などなど。また、その後にチームメイトを責めるような様子を見せることが結構あるのも心証は良くない。

これがストライカーであれば、何度もチャンスをミスしても結果として点を決めてくれば何の問題もないのだけれど、CBというポジション柄そうはいかない。

また、百歩譲って、昔のコシェルニーも時々退場したりオウンゴールしていたことだし、失点献上が1シーズンに1度あるかないか、くらいであれば我慢もできるのかもしれないが、恐らくシーズンフル出場したら1季につき2,3回くらいのペースで試合を敗北に導くレベルのミスをするので収支はマイナスになってしまいそうである。

ただ、面白い、というかある意味尊敬できるのは絶対に心が折れない点で、肉体的に丈夫で怪我が少ないのもストロングポイントなのだけど、メンタル面での頑丈さはそれを上回るものがある。

普通なら失点に直結するミスを繰り返しサポーターから罵倒されれば心が折れて調子を落としたり、移籍を希望したりしそうなものだが、ここまで特にその様子はなく、平然とプレイを続けることができている。

のちのインタビューで本人も言っていた通り、やはり精神面でダメージは受けていたそうだが、それをプレイに引きずらないあたり流石プロフェッショナル、というしかない。

マンチェスター・シティ戦でアグエロに失点を許した場面をはじめとして、もう今後アーセナルでレギュラーになることはきっとあるまい、と思わせる瞬間を何度か経験していて、実際に少しの期間メンバーを外れたりもするのだが、そのたびに不死鳥のごとく舞い戻ってきた。

ここ2年くらいは移籍市場が開くたびにクラブ側がムスタフィの売却を画策していたようだが、買い手がつかないため売れない、という何とも悲しい状態になっていた。

契約の残り期間が少なくなってきていることもあって、流石にこの夏の売却が既定路線だろう、という見方だったが、アルテタの監督就任とともにその精神面での姿勢と、前にパスを出す能力がソクラティスよりも秀でていることが評価され、直近はルイスとのペアが不動のスタメンとなっている。(そのルイスの退場を誘発するミスはあったが。笑)

そこそこ安定したプレイも見せているため、サリバの成長やチェンバース&ホールディングが怪我の影響を完全に振り切るまでのつなぎとしてキープ、あるいはなんなら契約延長!?なんていうシナリオもあるのかもしれない。

もちろん、逆に、評価を高めた今が絶好の売却チャンスという見方もできるため、この夏の動きを注視したい。

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