アルテタ: ファーストインプレッション
ミケル・アルテタがアーセナルの新監督に就任して2週間程度が経った。監督は未経験だったとはいえ、ここまでのところはほとんど完璧に近いといってもいい印象を残している。
アルテタに何を期待できるのかは誰も知らなかった。確かに、シティでの実績とグアルディオラの評価を引っ提げてやってきはしたが、それでもトップレベルでの監督経験のない37歳で、しかもまだ選手をたった3年半前に引退したばかりだ。
それから少し時間がたち、アルテタについて少しずついろいろなことが分かってきた。彼のコーチングスタイル、試合へのアプローチ、選手の自我をどう管理するか、彼が引き継いだチームのことをどうかが得ているか、などに関してだ。
アルテタのファーストインプレッションは非常に良いものだといえる。これは、チェルシー戦後のダビド・ルイスのコメントからもわかる。
『僕が思うに、アルテタは世界最高の監督の一人になるだろう。キャリアを通して、数多くの監督の下でプレイしてきたけれど、彼は非常に知的だし、選手時代から賢い選手だった。僕は彼の哲学を信頼しているよ。彼のサッカーの見方は信じられる。だからこそ、アーセナルは前半を素晴らしいクオリティで支配することができた。』
Sky Sports
モウリーニョ、コンテ、ブラン、エメリ、とルイスの監督歴は非常に豪華だ。もしその彼がアルテタは世界一の監督になる素質があると言っているのであれば、耳を傾ける価値があるだろう。
そして、アルテタへの称賛を惜しまないのはルイスだけではない。同じ週にブカヨ・サカも公式サイトでいかにアルテタが彼を成長させてくれたかについて語っていた。
彼は選手とクラブのことを理解しているし、どのようなアイディアをもたらしたいと考えているかを知っている。彼は僕らにプレイしてほしい明確なストラテジーがあって、彼と一緒に仕事ができるのはエキサイティングだよ。監督は僕らには以前は知らなかった細かいことも教えてくれているし、それによって彼なりのチームが作られて行っている。それが効果があるのは明らかで、実現できるのを楽しみにしているよ。
Arsenal.com
ボーンマス相手の引き分けとチェルシー戦の敗北という結果は満足できるものではないかもしれないが、その裏側でアルテタがチームにいろいろなことを植え付けているのは明確だ。
アーセナルは今や希望を持つことができる。彼らには選手を成長させ、成功をもたらす哲学とシステムを植え付けてくれる監督がいる。ここまでのアルテタの仕事はほとんど完璧といっていいだろう。
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