この夏の放出が短期的にアーセナルに及ぼすかもしれない影響

海外記事

アーセナルのこの夏のビジネスはとても興味深いものだった。意図的だったのかどうかはわからないが、まず巨額の獲得が先行し、ペペの獲得をはじめとし、予算の倍以上の額を費やした。そして、その後、ラウル・サンジェイが放出に奔走することになった。

ジェンキンソンがついにアーセナルを去り、イウォビへの最終日に届いたオファーは拒絶するのはもったいないという結論に達したようだった。恐らくイウォビは放出候補の筆頭ではなかったはずだが、他の選手たちを売却することが難しいという判断だったのだろう。アーセナルは妥協し、彼らが理想的には留めることを希望していただろう選手の売却を決めた。

そして、ヨーロッパの移籍市場の締め切りとの兼ね合いで、その後さらにエルネニー、モンレアル、ムヒタリアンらといった選手たちの放出も進んだ。チームの人員整理が必要だったのは明確で、これに関して議論の余地はないだろう。

恐らく、もしその要望があればアーセナルは自家用ジェットでムスタフィを移籍先にどこへでも送り届けただろうが、今のところムスタフィはまだアーセナルに在籍している。各ケースごとに見れば、確かにムヒタリアンとイウォビの放出はクラブにとってプラスだったと思うが、もし最初にムヒタリアンの放出が決まっていれば、イウォビの放出に踏み切っていたかどうかは不透明だ。

もちろん、どちらにせよエヴァートンの高額オファーを受けれいていた可能性はあるが、私が思うに、エメリは本当はイウォビをとどめたかったはずだ。とはいえ、もし夏の初めにアーセナルはペペの獲得のためにイウォビを売却する必要があるがどうすべきだろうか、と聞かれれば誰もが致し方なイ、と答えていたことだろう。

一方で、特に給与面を考えれば、ムヒタリアンの移籍に関してはもっとシンプルだ。だが、ひと夏の間にムヒタリアンとイウォビを両方売却するというのはなかなかのリスクだ。これによって、エメリは絶対にペペ、オーバメヤン、ラカゼットの3トップを成功させる必要が出てきた。

もちろん、エメリがこれに成功を収める可能性は大いにあるが、個人的にはこの3人の同時期用はバランスを欠くように思える。3人は皆素晴らしい選手だが、3人を同時起用するためには少しずつ自身の能力を犠牲にしなければならないだろう。

だが、今年のアーセナルでこの3人以外での前線の選手としては、アカデミー出身のネルソンやスミス=ロウ、サカといった若手のみになってしまった。もし3人の誰か一人でも休ませたり、ケガをしたりといったことがあると、即座に若手にステップアップしてもらう必要が出てくる。

そして、モンレアルの売却もイウォビ売却と同じようなケースだったのではないかと感じられる。もちろん彼が既に33歳であるという点は異なるものの、恐らくアーセナルはどちらかと言えばティアニーの控えとしてコラシナツよりもモンレアルを残したかったのではないだろうか。

コラシナツはアーセナルにフリーでやってきたため、他のクラブとの競争を制するため、アーセナルは高額の給料を払っている。だが、エメリは4バックでコラシナツを信頼することはほとんどない。後ろからつないでいくスタイルにおいては、彼のパス成功率の低さが懸念なのだろう。だが、今季ここまでクラブは3バックを採用しておらず、従って本来であればモンレアルをもう一年とどめたかったはずだ。

アーセナルのこの夏の大幅な人員整理は失敗だったというつもりはないが、特に今季の前半は少しスカッドの層が薄すぎるように感じられる。どう転ぶかはわからないが、アーセナルがプレミアリーグで経験が薄い選手たちに頼らざるを得ないということは言えそうだ。

(Source:
https://www.unibet.co.uk/blog/football/premier-league/arsenals-summer-outgoings-could-leave-the-gunners-in-trouble-in-the-short-term-1.1249909 )

広告