セバージョスはカソルラの後継者になり得るか

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今季の始めに、私は、環境をうまく整えてやれば、ダニ・セバージョスはカソルラが中盤にもたらしていたものをアーセナルにもたらせる可能性があると書いた。まだそこから数試合しか経っていないが、既に彼はまさにその通りだということを証明つつある。とはいえ、似ている部分もあるものの異なる部分もあり、今回は彼ら二人を比較しながら今季のセバージョスについて分析していこう。

ポジション

セバージョス獲得に当たって、エメリ監督は彼は8番(ボランチ)としてもプレイ出来るし、10番としてもプレイ出来る、と語っていた。これはバーンリー戦でも示されている。

セバージョスは高い位置でトップ下として試合を始めたが、その後より深い位置でボールを運べるボランチとしてもプレイした。恐らくこちらがセバージョスが望んでいるポジションなのだろう。過去に彼は自分のポジションは8番だと語っていた。

時々はハードワークのできるトップ下としてプレイもするかもしれないが、彼の本職は低い位置からボールを運べるボランチのはずだ。このポジションで彼はアーセナルに欠けているダイナミズムを提供できる。

この点は、サンティ・カソルラと非常によく似ている。彼もマラガからトップ下として獲得されてきたが、エジルによりサイドに押し出され、その後より低い位置でコクランとコンビを組み、攻撃と守備を繋ぐ役割を果たすようになった。

コクランは相手の攻撃を分断するのには秀でていたが、ボールを前に進めるのは全く期待できなかった。したがって、カソルラのボールタッチとドリブルにそれは任されることとなった。これらの能力は、バーンリー戦で証明されたように、セバージョスも備えているものだ。

ボールの前進

カソルラは低い位置でのプレイメイカーとしていた期間中、ボールを前に運ぶ能力の高さでその名をとどろかせていた。彼は、平均で90分当たり65本のパスを出しながら、同時に2本のキーパスを記録した。

我々は何度もサンティがタックルを1つか2つかわし、前線の見方にそのままボールを預けて攻撃をスピードアップする様を目撃したものだ。彼が怪我をして初めてわかったことだが、アーセナルはカソルラが居なければアイディアも推進力もなかった。

だがそれも昨季までのことだ。セバージョスがカソルラの後継者としてのポテンシャルを見せ始めている。昨季彼は90分当たり1.4のドリブル成功数を記録し、8.2のボール前進数(パスやドリブルを用いてファイナルサードに侵入した回数)を記録した。

これは、彼が深い位置でボールを拾い、ドリブルあるいはチームメイトに預けて攻撃を前に進める選手だということを示している。

彼はそれをもうアーセナルでも示しており、バーンリー戦では4どのドリブル、4つのキーパスそして9つの正確なロングボールを記録した。彼がカソルラに例えられるのは全く驚きではない。

セバージョスとトレイラのコンビ

とはいえ、カソルラがあそこまで輝くことが可能だったのは彼の周りの選手たちのおかげでもある。ベンゲルは彼の最高の相棒としてタフなタックラーのコクランを配置したし、その前にはカソルラから受け取ったボールを最も有効に活用できるエジルがいた。

もしエメリが同じような中盤を構成しようと思っているのであれば、セバージョスの隣には優れたボール奪取者が必要だ。今のアーセナルのチームでその役割を果たすことが出来るのはトレイラだろう。

だからといってこれは、セバージョスの守備力が低いということを意味するわけではない。彼のボールタックルやインターセプト数などのスタッツは悪くない。だが、彼をより自由にさせるためには、トレイラに守備面での負担を少しでも減らしてもらった方が良いだろう。

だが、そうするのであればジャカをチームから外さなくてはならず、今のところエメリにそのつもりがあるようには見えない。

カソルラとセバージョスの最大の違い

カソルラとセバージョスを比較した際に一つだけ際立って違う点がある。それは、ヨーロッパ中を見渡してみても、カソルラほど完璧な両利きの選手はいない、ということだ。彼がプレミアリーグで上げた25ゴールのうち、14は右足で決め、10を左足で決めているのだ。

この点では明らかにサンティの方がセバージョスよりも優れていると言える。ボランチの片割れとして、どちらの方向にもターンができ、パスを出せるという意味ではセバージョスはカソルラにはかなわない。セバージョスは両利きではない分相手からのタイトなプレッシャーをかわすのに、より緻密なボールコントロールに頼らなければならない。

結論

スタッツが示す通り、現状まだセバージョスはカソルラほどの選手だとは言えない。だが、それは当然だ。彼はより若く、より経験が足りない。レアル・マドリードでもそこまで機会を得られず、まだファーストチームでの試合数が少ないのだ。

だがそれでも、少なくとも今季に関してはアーセナルの中盤のダイナミズムの欠如の解決策になれるということをセバージョスは示している。現時点でカソルラには及ばないとしても、アーセナルの中盤のオプションの誰よりも彼に近いものをアーセナルにもたらしてくれるに違いない。

(Source:
http://youaremyarsenal.com/ceballos-the-new-cazorla/ )

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