シーズンMVP投票結果発表!
投票開始から一週間が経ちましたので、アーセナルのシーズンMVP投票の結果の発表です!
投票結果は以下の通りとなりました。
第1位: ウィリアム・サリバ
現時点で2位とはたった4票差と非常に僅差でしたが、一位に輝いたのはウィリアム・サリバでした。シーズン通して91得点と、破格の攻撃力も見せたアーセナルでしたが、それ以上に目立ったのが38試合でたった29得点とリーグ最少失点、クリーンシート数リーグ最多となった圧巻の守備力で、その中心となったともいえるのがサリバでした。
もちろんガブリエルとのパートナーシップありき、ホワイトやライスといった選手の貢献も大きかったとは思いますが、サリバの冷静さは特に際立っており、印象に残りました。
また、今季はプレミアリーグ全試合フル出場という偉業も成し遂げ、常に安定してプレイしてくれていたのも大きかったですね。
下が参考までに、スタッツで見るサリバのパフォーマンスですが、攻撃やボール前進もですが、守備アクション数も非常に少なく、アタッカーと比べてDFの貢献をデータで測ることの難しさを感じさせます。
単純に言ってしまえば、そもそも守備機会がそこまで多くない試合が多いアーセナルでプレイするDFは対応が必要になる場面の絶対数が少なく、かつサリバのプレイスタイルが危機が訪れてからではなく、未然にその芽を摘み取ってしまうタイプのため、タックル、クリア、インターセプト、ブロックなどすべてが極端に少ない、という結果となっているのではないかと思います。
また、そこまで目立ちはしませんが、恐らくサリバ唯一の改善点として、身長のわりにそこまで空中戦が強いわけではない、という点があるように思いますが、今季はその部分もかなり良くなったように感じられました。
第2位: マルティン・ウーデゴール
ギリギリのところでサリバに首位は譲りましたが、ほぼ同じ得票数を集めての2位はウーデゴールでした。得点などは昨季より少し減りましたが、相変わらずそのパフォーマンスは圧倒的で、常にチームの中心として、献身的にプレスをかけ、チャンスを作り続けました。
セットプレイを除いたチャンス創出数ではリーグトップとなっており、アシスト数はもう少し伸びた可能性はりました。
スタッツで見ると、アタッカー寄りのMFということもあって守備アクションの回数は少ないですが、得点への貢献は随一、またそれと同時に高いレベルでのボール前進への貢献も両立しています。
第3位: デクラン・ライス
3位にランクインしたのは新加入のデクラン・ライスでした。
この20年で最高といってもいいアーセナルのチームからトップ3にランクインした二人がCBと守備的MFというのはなかなか興味深いですね。
クラブ史上最高額の移籍金によりアーセナルへと移籍してきたライスでしたが、移籍金通りどころかそれを上回る活躍でした。これだけの移籍金と共に移籍し、それがバーゲンに感じられるような選手は非常に希少なのではないでしょうか。
プレミアリーグで長年プレイしてきただけあって即座にフィットすると、強靭なフィジカルを活かして中盤を制圧、シーズン後半にかけてはセットプレイのキッカーとしてアシストを量産、得点も重ね、結果的にプレミアリーグで7ゴール9アシストと、全盛期のアーロン・ラムジーのような数字を残しました。
また、ライスのパフォーマンスは6番8番両方でワールドクラスで、そのどちらがより向いているのかは非常に判断が難しい所です。トーマス・パーティは移籍の可能性が報じられており、エルネニーも退団となったため、恐らくアーセナルはもう一人選手を中盤に加えるのではないかと思われますが、その選手が守備的な選手なのか、より前でプレイ出来るMFなのかで、アルテタがライスを来季どの位置で起用していく考えでいるのかが見えてきそうです。
以下、全体の結果です。
2023-2024シーズンのアーセナルMVPは?
- マルティン・ウーデゴール (32%, 312 Votes)
- ウィリアム・サリバ (31%, 298 Votes)
- デクラン・ライス (23%, 222 Votes)
- カイ・ハヴァーツ (4%, 41 Votes)
- レアンドロ・トロサール (3%, 25 Votes)
- ガブリエル (2%, 24 Votes)
- ベン・ホワイト (2%, 23 Votes)
- 冨安武弘 (2%, 15 Votes)
- ブカヨ・サカ (1%, 11 Votes)
- ダビド・ラヤ (0%, 0 Votes)
- ガブリエル・ジェズス (0%, 0 Votes)
- ジョルジーニョ (0%, 0 Votes)
総投票者数: 971
ディスカッション
コメント一覧
トップスコアラーであるサカの印象が薄いのは、かすかな驚きだ。確かにため息の出る様なカットインからのサイドネットへのゴールはそれほど多くはない。
前回のEUROでラストキッカーを務めた彼は、PKを務めるようになった。一方で随一のキープ力と突破力は、チャンスメイクに有効化されるため、彼は純粋なフィニッシャーではない。人々は彼を使い過ぎだし、頼り過ぎと考え、一刻も早く休ませる事のできるライバルを加えるべきだと考えているかもしれない。
しかし、アルテタは試合数をこなした上でハイクオリティと彼について言った。上限の設定は高く、我々もそのサカを見てみたい願望に引っ張られているのかもしれない。スーパーサカの登場を。
もちろん、エントリーさえないのですが、
ラムズデールを讃えたいですね。
正直言って、正GKからあまりにも酷い仕打ちと言っていいほどのベンチでのシーズン。
(思えば、昨年のレノもでしたね。)
にもかかわらず、皆を鼓舞し、励まし、一緒に喜ぶ姿は素晴らしいの一言。
好プレーのラヤにも笑顔で抱き着く姿が何度も見れました。
チームが一つでまとまっていた理由に一つだったと思います。
おそらくチームを離れるでしょうが、彼の幸運を祈ってます。