選手採点 アーセナル vs サウサンプトン(A) プレミアリーグ 2021/2022 第31節
選手採点
3連敗。垂れ込める暗雲。
GK
ラムズデール: 5
少し意表は突かれたとはいえ、失点場面はもしかするともう少しよい対応の余地はあったかもしれない。ただ、それよりも全体的にプレイに以前よりも自信が感じられなくなってきているのが気になるところだ。
DF
セドリック: 4
守備においては悪くなかったと思うが、攻撃時に精度の足りないクロスでボールを無駄にする場面が目立ってしまった。格好の位置のフリーキックをそのままラインを割ってしまった場面が2度続いたのも残念だった。右のキッカーはマルティネッリ、あるいは聞き足関係なく全てウーデゴールに任せてもよさそうだが。
ホワイト: 5
ベストなパフォーマンスではなかった。相手との交錯があり倒れ込んでいた直後に失点が訪れたのはアンラッキーだった。
ガブリエル: 6
そこまでピンチは作らせなかった。縦への意識も高く、何本か良い縦パスを入れた。
タヴァレス: 6
一時期はアーセナルでの将来があるのか、という所までささやかれ始めていたが、ふたを開けてみれば普通に今日の試合では先発となり、問題なくプレイして見せた。この調子であれば、今季終盤は左サイドバックの控えはそこまで心配しなくてよさそうだ。この試合から得られた唯一のポジティブな点だと言えるだろうか。
最初は慎重なプレイに終始していた印象だったが、徐々に慣れ、中への侵入やミドルシュートも見せるなど自信を取り戻していった。
MF
ロコンガ: 5
失点場面で彼を責めるのは難しいように思うが、かといって、全体的にそこまで良いパフォーマンスだったともいえなかった。とはいえ、アーセナルは他に起用できる中盤の選手もエルネニーとユースのアズィーズあたりしかおらず、パーティが今季の復帰は難しそうだというニュースも飛び込んでおり、非常に痛い。
アルテタによると、トーマス・パーティは今季中の復帰は難しそうで、実質シーズン終了の可能性が高そうだとのこと。 https://t.co/PQI1eLyaYl
— Takuma Yamanaka(山中拓磨) (@gern3137) April 15, 2022
ジャカ: 5
本職であるMFとして先発。そこまで悪かったわけではないとは思うが、ラカゼットとティアニー、パーティもいない今、ベテランとしてチームを引っ張るような活躍は見せられなかった。
ウーデゴール: 5
ラカゼットとティアニーの不在に伴って、キャプテンマークを巻いて先発することとなった。4本のキーパスを放ち、惜しいシュートなど、散発的に良い場面は作った。
FW
サカ: 5
タヴァレスとの兼ね合いなのか、右ではなく左での先発となった。ただし、その後は右に移り、フォーメーションの変化に伴って右ウイングバックのような位置も務めた。攻撃時に得点の可能性を感じさせた選手の一人だったが、マルティネッリから絶好のパスが届いた場面は決め切って欲しかった。
マルティネッリ: 5
サカと同じくサイドを入れ代わったり、より中に入ったりしながらのプレイとなった。5本シュートを放ったが得点はならず。上述のサカへのパスは絶好のアシスト級のぼーるではあったが。
確かにティアニー-マルティネッリと比べると、タヴァレス-マルティネッリの組み合わせはそこまで相性がよくなさそうで、サイドを入れ替えたアルテタの意図もわからなくはない。何度か綺麗にボールを収められそうな場面があり、そこからターンに持ち込んだ時もあり、中央での起用も面白そうだとは思った。
エンケティア: 5
ラカゼットがコロナで欠場となりワントップとしてチャンスが訪れたエディーだったが、シュートは1本と、結果は残せなかった。裏へ抜けるプレイなども何度か見せ、ラカゼットにはないチームにもたらせるものの片りんは見せたが。
ラカゼットの体調にもよるだろうが、チェルシー戦で誰が先発となるかは興味深い。
交代選手
スミスロウ: 6
途中出場でアーセナルの停滞感の軽減に一役買った。フォースターのセーブに阻まれた場面は得点となっても全くおかしくなかったが、今季前半スミスロウは大きくxGを上回って得点を決めたため、平均の回帰といったところだろうか。
ペペ: 5
今回の試合だけではなく、より大きい単位で若干手詰まり感が漂っているアーセナルの攻撃だが、個人的には一番期待したい選手。この試合では危険なエリアに入り込める時間は長くなく、直接的に得点に関わることは出来なかったが、ドリブル突破などもたらせるものの片りんは見せた。
誰を外すのかといわれると難しいけど、こうなってくるともうペペをスタメンで見たい気がしてくるな。
— Takuma Yamanaka(山中拓磨) (@gern3137) April 16, 2022
今のアーセナルの流れを変えるにはいわゆる『理不尽な得点』的なタイプの流れ関係なくぶった切ってくれるゴールが必要な気がする。そしてそれが出来る可能性がありそうなのがペペしかいない気がする
試合の振り返りはこちら!
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Posted by gern3137
ディスカッション
コメント一覧
外で怪我。又偽善者がペラペラと口清い事を言っていた。アーセナルは彼らのチームではない。
地獄の現出は偽善から始まる。死力を振り絞った選手が外され、無理をした選手が怪我。
最後の方のボール回しは明らかに練習だった。私は選手を責めない。
アルテタのチームちょくちょく悪いスパイラルに陥りがちですよね
逆境を跳ね返すのはエネルギーとアイデアですよ
理路整然としていると相手に読まれやすいのと
チーム全体で動いてるから流れが悪いと全体として停滞しがち
ベンゲルのチームはあまり3連敗はしなかった
アドリブ自己表現が自然とエネルギーを喚起するからでしょう
チームの構造としてゲームを支配できるところまではきてる
次の段階は枠組みのなかで活きながら質を高めるのと同時に
リスクをおかす勇気が必要でしょう
すなわちフィフティじゃなく6:4ぐらいのギリギリの状況を自ら作り出して
それを高い技術で制してギャップをどんどん大きくしていく
それがゲームメーカーの役割になるはずです