アーセナル vs サウサンプトン 選手採点

選手採点

GK

エミ・マルティネス: 7

試合を通して安定しており、レノが不在の間もアーセナルのGKは安泰だと思わせてくれた。後半シェーン・ロングのシュートに素晴らしいセーブを見せ、特にその後即座にボールに飛びついて、ダニー・イングスに詰めさせなかった場面は素晴らしかった。

また、足元の落ち着きは恐らくレノ以上で、一本オーバメヤンへの素晴らしいロングスルーパスを通した場面はエデルソンを彷彿とさせた。

DF

ティアニー: 8

アーセナルが可変フォーメーションのような形を用いたため、左サイドバックあるいはCBの左のようなポジションを務めていたが、そのどちらでも素晴らしいパフォーマンスを見せた。

イメージとしては武闘派モンレアルといった感じか、技術もあり高い位置での貢献も見込めるし、一対一にも強いため、CBの位置でも穴を開けない。

アルテタが左から左利きの選手による組み立てにこだわっているようなので、ティアニーのこの形の起用は今後も続きそうだ。特に、オーバメヤンへのロングパスは素晴らしかった。

ホールディング: 8

そこまでの派手さはなかったが、完全復活は近いのではないかと予感させた。試合を通して空中戦では信頼でき、パスも良かった。

最近は怪しさが常に付きまとっていただけに、もしこのままかつての姿を取り戻してくれるのであれば、ベンゲル監督ならさしずめ『新しい選手を獲得したものだ』といったことだろう。

ムスタフィ: 6

試合の早い段階でイエローカードをもらった時はどうなることかと思ったが、その後は冷静さを失わず、無難なプレイを90分間継続した。ムスタフィに限って言えば、目立たない日は良い日なのである。

ベジェリン: 5

守備は上々だが、パスは残念、といった感じだった。相手の攻撃陣を防ぎ続けたものの、パス成功率は62%とかなり低く、改善の余地が大いにある。

一度オシャレドリブルで相手をいなしていって、最終的に行くところがなくなってボールを奪われた場面は笑った。

MF

サカ: 6

左WBのような形でもプレイしていたので、MFとして分類していいのかわからないが、とにかく試合序盤は活き活きとしてプレイしていたが、地面に倒れこみ、怪我か!?とアーセナルを恐怖に叩き込んでからは勢いを失い、後半はあまり見せ場がなかった。

実際は本当に怪我をしていた、みたいなパターンだけは勘弁願います。

ジャカ: 7

帰ってきた鉄人。シティ戦で担架で退場し、フルトレーニング復帰まで2週間か、と言われていたのになぜかその8日後に平然とスタメンに帰ってきた男。

ときおりジャカらしいパスミスを見せていたが、やはりアーセナルの中盤で現時点で最も重要な選手だと感じさせられた。この試合でアーセナルが勝利を収めたのが何よりの象徴だろう。

セバージョス: 6

うーむ。

タックル3にインターセプト4と低めの位置での守備は頑張っていたのだけれど、なんとなくそうじゃない感があった。パス成功率は76%と低めで、ファイナルサードへのパス数がたったの3となんとエミ・マルティネスと同数だった。

FW

オーバメヤン: 7

残念ながら得点こそならなかったものの、再三再四素晴らしい走り込みを見せ(チームメイトから見つけてもらえなかったことも)、プレスをかけ、戻って守備に奔走したりと、キャプテンとしてチームを引っ張った。

この人もジャカに負けず劣らず鉄人で、プレイ時間とスピード重視のプレイスタイル的に怪我をしてもおかしくなさそうなものだが、全くその気配がないのはやはり何か生まれつきのものがあるのだろう。

とはいえさすがにそろそろ少し休ませてあげたいところではある。

エンケティア: 7

アルテタとしてはどうしてもオーバメヤンを左サイドで起用したい理由があるのかもしれないが、ここまでの起用のされ方を見るに、とにかく現状ではラカゼット、オーバメヤンよりもワントップとしての序列は高いといえそうだ。

まだ若く成長途上だが、その献身性は圧巻の一言で、守備を買われてのことなのかもしれない。ただ、やはりそこはユース時代から天性の嗅覚でならしたエンケティア、セインツGKの緩慢なプレイを見逃さず、見事アルテタの信頼にこたえて先制点を決めて見せた。

こういったゴールが決められるのも、優秀なストライカーである証だろう。ちなみに、半シーズンローンに出ていたにもかかわらず、ラカゼットがもう1年以上出来ていないアウェイでの得点を挙げてしまった。

ペペ: 5

ベジェリンの攻撃面での不調も相まって右サイドで孤立することが多く、チームとしてペペにボールを届けられなかったため、ある程度仕方はないとはいえ、特に見せ場を作れなかった90分だった。タッチ数はたったの18で終わってしまった。

交代選手

ジョー・ウィロック: 7

流石アーロン・ラムジーの後継者、得点機に飛び込めるMF。ペペに代わって登場すると、ラカゼットのシュートのこぼれ球に詰め、ついにプレミアリーグ初ゴールをゲットした。

サウサンプトン相手にリーグ戦初ゴールをゲットしたアーセナルの選手にはアンリ、ベルカンプ、イアン・ライトらといった錚々たる面々が並んでおり、今後に期待したい。

全コンペティションでは既に5ゴール目で、ペペの7に次ぐチーム5位と貴重な得点源になりつつある。

*コラシナツ・ラカゼット・ナイルズは採点なし。ナイルズは中盤でついに出場となった。

関連記事(広告含む)

Posted by gern3137