【アーセナル移籍】トーマス・パーティ徹底分析【プロフィール | 特徴・プレースタイル】
アーセナルのスカウトチームがずっと注視していた選手で、2018年にアーセナルが最初にコンタクトをとって以来選手本人もいつかアーセナルが再び獲得に動いてくれないかと移籍を希望していたとされるトーマス・パーティですが、ついにこの夏の移籍市場で劇的な経緯でアーセナルへの移籍が決定しました!
それぞれの獲得の成功失敗に関してはまだまだ時間が経ってみないとわかりませんが、これでアーセナルは第二GK、CB、中盤、FWとまんべんなく補強を行ったことになります。
既にアトレティコマドリードという世界屈指のクラブでCLなど第一線の舞台で活躍を続けてきた経験豊富な27歳なので、アーセナルにとって即戦力になってくれる可能性は非常に高いでしょう。
今回はそのパーティがどのような選手なのか見ていきましょう。
トーマス・パーティのプロフィール
・国籍: ガーナ
・利き足: 右
・年齢: 27
・身長: 185cm
・ポジション: CMF、守備的MF
トーマス・パーティの経歴
パーティはガーナ生まれガーナ育ちで、もともと地元のオドメタFCというチームのユースでプレイしていますが、アトレティコに18歳の時に引き抜かれ、1年間アトレティコユースに所属したのち、その後マジョルカやアルメリアにローン移籍をし修行を積みます。
最終的にアトレティコ・マドリードのトップチームデビューを果たしたのは2015年のことで、2017/18シーズン以降はリーグ戦30試合に継続して出場とアトレティコの中心選手として活躍しています。この間数ゴール数アシストずつ挙げていますね。
また、既にガーナ代表として27試合の出場経験がありる、フル代表でも絶対的な選手です。
ちなみに、ガーナ代表では27試合で10得点と、かなりのハイペースで得点を挙げているので、アトレティコで起用されるポジション的に得点がそこまで伸びていないだけで、前でプレイする機会さえあれば、得点能力も高いことがうかがえます。
トーマス・パーティの特徴・プレースタイル
Squawkaの分析記事では、パーティのことを『ジャカのようにパスを出し、セバージョスのようにボールを運び、トレイラのようにタックルをすることができる』と評しています。
スタッツ的に観てもまさにその通りで、パーティは穴らしい穴がない、今の時代のMFに必要とされる能力を非常に高いレベルで万能的に備えている選手です。
シメオネ仕込みの守備意識を持ち、その無尽蔵のスタミナを活かしてピッチ上を走り回ることができますし、ドリブルで抜かれる回数が非常に少ないです。
また、185cmと体格がいいのもアーセナルの中盤にとってはありがたいです。空中戦に強いためアトレティコのDF達の前でボールを跳ね返す役割も担うことも多いです。プレミアリーグのフィジカルに苦戦することもそこまでないでしょう。
ただ、パーティを真の意味で驚異的な選手にしているのはその攻撃性能です。ジャカ顔負けのパスレンジからロングパスでボールを前に進めることもできますし、回数はそこまで多くないものの、ファイナルサードへチャンスを創出するパスを送り込むこともできます。
したがって、ピッチを走り回った末にボールを奪った際に、誰か近くの味方にボールを預けずとも、いきなり自分で攻撃の起点になることができるというわけです。
また、特筆すべきはそのドリブル能力で、昨季50回以上のドリブル企図を記録した選手で、5大リーグでパーティ以上のドリブル成功率を記録しているのはバイエルンのチアゴ・アルカンタラのみです。
これは彼がドリブルを本職としている選手並みにボールを前に運ぶが上手いことを示していて、これがよりパーティを相手にとって厄介な選手にしています。
例えていうならば、より機敏でボールロストが少なく、しかもパスだけではなく自分でドリブルで持ち上がることもできるジャカのような選手、という感じでしょうか。・・・これだけ聞くととんでもない選手に聞こえますね。
アトレティコでは守備陣の前でフィルター役となり、かつCBからボールを引き出してそのままパスあるいはドリブルで前に進めるという役割を担っているようです。
タックル数もキーパス数もリーグトップクラス、というわけではありませんが、空中戦よし、スピード悪くない、ドリブルよし、パスよし、守備よし、ボールロスト少ない、という万能性が彼の一番の強みですね。
よし、獲得しよう!笑(追記: これは4月時点での感想ですが、まさか本当に来るとは!)
トーマス・パーティの能力やプレーの特徴を解説した記事はこちら
もっとアーセナルの移籍記事が読みたい!!という方はこちらから
ディスカッション
コメント一覧
以前から噂出てたのでclリバプール注目して見てました
かなり回収してましたし、奪ったあと数メートルのプレーが非常に丁寧でした
パスドリブル問わず、密集でも
とかくトランジションが重要な昨今、ゲイェエンディディ同様引く手あまたでしょうね
現時点では契約更新の叩き台でしょうけど、明確な根拠無く給料カットするようなクラブでは印象悪いです
狂いそうなぐらい来ていただきたい選手。ただエルネニーも忘れてはいけない。ジルベルト シウバは正しい。…私は、一周遅れでしょうか。