セットプレーとアーセナル、事実と見解: 結果が全ての答えとなる
アーセナルの攻撃陣は不調に陥っている?
ものの見方というものは不思議なものだ。
昨日のブログのコメントではさまざまな議論が交わされ、もちろんそれがコメント欄の役割でもあるわけだが、その中で、今季のアーセナルの攻撃はうまく噛み合っていないのではないか、という意見があった。
私はその意見に概ね同意している。
プレミアリーグでのチームのFW陣の数字は決して素晴らしいとは言えない。
レアンドロ・トロサールは12月30日のアストン・ヴィラ戦以来ゴールがなく、直近10試合ではアシストもわずか1だ。ノニ・マドゥエケはアーセナルでのプレミアリーグ初ゴールを決めるのに1月31日までかかった。
ブカヨ・サカは直近13試合で1ゴール、4アシストにとどまっている。ガブリエル・マルティネッリのプレミアリーグでのゴールは9月のマンチェスター・シティ戦で決めた劇的な同点弾が唯一のものだ。
エベレチ・エゼの6ゴールのうち5ゴールは、ノースロンドンダービー2試合で記録され、ヴィクトル・ギョケレシュは直近6試合で5ゴールと、チームメイトと比較すれば非常に好調だがそれでも、彼の試合への貢献はまだやや波がある。
カイ・ハヴァーツは今季の大半を負傷で欠場しており、復帰後14試合でガブリエル・ジェズスは2得点したが、いずれも終盤に途中出場して決めたチームの4点目のゴールだった。
したがって、アーセナルの攻撃陣が期待を下回っているという認識は決して理不尽なものではない。
確かに、まだまだ改善の余地は大きい。
事実: プレミアリーグ最多得点のアーセナル
しかし一方で、アーセナルが今季プレミアリーグで最も多くの得点を挙げているのも現実だ。
得点数58でリーグ首位に立ち、マンチェスター・シティが57、マンチェスター・ユナイテッドが50で続いている。
これを聞けば、アーセナルの得点力に不安を抱く人々は安心できるだろうか?
もちろん得点を挙げるのは攻撃陣の選手だけではないが、最も注目が集まるのが彼らだ。
2026年3月3日時点のチーム内のプレミアリーグ得点ランキングは以下のようになっている。
ヴィクトル・ギョケレシュ: 10
エベレチ・エゼ: 6
マルティン・スビメンディ: 5
ブカヨ・サカ: 5
レアンドロ・トロサール: 5
デクラン・ライス: 4
ミケル・メリーノ: 4
ユリエン・ティンバー: 3
ガブリエウ: 3
ノニ・マドゥエケ: 2
少し問いを変えてみよう。
試合に勝つのに十分な得点をチームが挙げられるなら、誰がゴールを決めるかは重要だろうか?
答えはノーだ。しかしチームに期待に届いていないと感じられる部分がある限り、そしてアーセナルの多くの攻撃陣の選手に関してはスタッツ上それが当てはまるわけだが、疑念は消えない。
世間の見解: アーセナルがセットプレー"騒動"を引き起こしている
確かにそのように見える。
巷では我々が得点するたびに、コーナーキックの是非を問う投票が行われているかのようだ。
だが昨日も触れた通り、そこにはある種の傲慢さが存在しているように思う。実際には、アーセナルがセットプレーから得点を挙げるのは、他の手段がないからではなく、アーセナルのセットプレーが非常に優れているからだ。
ミケル・アルテタとコーチ陣はサッカーのトレンドを正確に見抜き、それに真摯に取り組み、セットプレーがチームに与える得点のチャンスを最大化するという点においては界最高のチームになった。
私の意見では、これは2021-22シーズン開幕戦、ブレントフォードとのアウェイ戦と直接的に関係している。
その日はコロナ関連の欠場者が続出していたことや、0-2での敗戦後にネヴィルとキャラガーがホームファンと踊り、ベン・ホワイトのデビュー戦に追い打ちをかけたことは一旦脇に置いておこう。
この試合の後でアーセナルが、ブレントフォードで働いていたアンドレアス・ゲオルグソンとニコラ・ジョヴェルという2人のセットプレーコーチを招聘したのは偶然ではないだろう。
あの夜、アーセナルはブレントフォードのセットプレーに非常に苦しめられた。それから少し時間はかかったかもしれないが、あれはアルテタにとっての転換点だったと確信している。
そこから巡り巡って、ようこそ、現在のセットプレー論争へ、というわけだ。
しかし我々より多く得点を挙げるチームはプレミアリーグにいない。アーセナルが基準を引き上げれば、他も追随する。選択肢はそれに対応するか、敗れるかの二つだけだ。
かつてのアーセナルは美しいフットボールをするが強い芯がなく、脆過ぎると批判され続けた。今やその弱点を克服し、美しさを冷徹な戦術的現実主義に置き換えた今もなお、チームは批判されている。
結局のところ、勝利を収め、優勝杯を獲得するまでこれは変わらないのだろう。
そして今のところ、プレミアリーグで最も多く勝利を収めているのはアーセナルだ。
常にもっとも見ていて楽しいサッカーをしているかと問われれば、答えはノーだ。だがこのままアーセナルが結果を出し続ければ、シーズン終了時に私が文句を言うことはないだろう。
サッカーは常にトレンドと潮流が存在するスポーツだ。それを無視すればチームは敗れ、監督は職を失う。
アーセナルはそれに適応するのがここまでのところ誰よりも上手い、というだけのことなのだが、それが気に食わない、あるいはチームが本来の力を出し切れていない攻撃陣を抱えながら首位に立っていることが気に要らない人もいるようだ。
おかしな話だろう?
source(当該サイトの許可を得て翻訳しています):




ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません