冨安健洋はアーセナルに選手層の厚みをもたらす以上の存在になれる

分析arseblog,海外記事

アーセナルの冨安健洋が日本代表でドイツ代表相手に非常に良いパフォーマンスを見せたことが今週は話題になった。

個人的にはボローニャからアーセナルにやってきた直後から冨安のことは素晴らしい選手だと思っていたし、今季ティンバーが移籍後即離脱となってしまったのはとても残念だが、冨安はティンバーと全く同じ役割をこなすことが出来る選手だ。

最終ラインのどの位置でもプレイ出来、その全てのポジションにおいて完成度が高い。彼がアーセナルの選手層を厚くすることに貢献してくれるのは間違いないが、それだけにとどまらず、先発出場するのに十分なクオリティを備えている。

ただし、もちろん試合に出場するためには、怪我をせずにいてもらう必要があるわけだが、アーセナル移籍後の二年間で冨安はかなり怪我の頻度が高い。一年目は年末までは素晴らしいパフォーマンスを見せたが、その後シーズン後半の多くをふくらはぎの怪我で欠場した。少々アーセナルが復帰を急がせすぎたというのもあったかもしれない。

その後、翌シーズンは再び調子を取り戻し、昨季は33試合に出場したが、またしても膝の怪我でシーズンを途中で終えることとなって知った。

そういった意味では冨安は怪我の多い選手であることは間違いない。しかし、彼は『慢性的に怪我がち』であるというのとは異なるように思う。スポルティング戦での怪我は滑ってしまう、その際に膝を怪我する、というイレギュラーなものだった。

これは、時折存在する、習慣的に何度も同じ場所(ハムストリング、臀部、あるいは"背中"など)を怪我してしまうタイプの選手とは異なる。

彼は今年に入って、離脱が長かったこと、そしてベン・ホワイトが右サイドバックとして素晴らしいパフォーマンスをみせたことが彼の自信に影響を与えたことを認めていた。

なかなか難しい時期だったね。ベン・ホワイトは素晴らしいパフォーマンスを見せていたし、正直に言って少し自信を失ったよ。4か月も怪我で離脱となり、その間に多くのことを考えた。

ただ、ミスからと同じように怪我からも学ぶことはあるし、キャリアを通して良いことも悪いこともあるが、悪いことからは多くが学べる。今は身体・精神両面で良い気分だし、全てポジティブだよ。

冨安にとって今季序盤は順調に行っているとは言えないが、とはいえクリスタル・パレス戦でのレッドカードはあまりにも厳しすぎるものだった。

そのためアルテタはフラム戦で開幕から3戦連続で異なる左サイドバックを起用することを強いられた。もし冨安が出場停止となっていなければ、冨安はそのまま継続して先発となっていたのではないだろうか。

ただ、その後冨安は代表戦でプレイしリズムを整えられているし、ドイツ戦で見せたようなパフォーマンスがアーセナルでの立場も高めてくれるだろう。

最も重要となるのが、彼がどこまで先発メンバーに食い込めるかだ。ファンは皆右サイドバックのホワイト、そしてサリバとガブリエルのCBコンビが素晴らしいことを知っているし、彼らの牙城を崩すのは少々難しそうには見える。

だが、今季はアルテタがガブリエルを絶対にスタメンから外せない存在とは見ていないようだし、左サイドバックはジンチェンコがプレイすることは多いだろうが、彼は恐らく冨安よりも怪我がちな選手だ。

もうすぐCLの試合も始まり、週2で試合をこなす必要が出てくるため、(もちろんまだわからないが)ジンチェンコが毎週3日ごとに試合にフル出場する所は想像しづらい。そうなってくれば、冨安にも出番は多く訪れるだろう。

それがCLの試合になるのか、それとも逆にプレミアリーグで出場となるかは対戦相手次第かもしれないが、最終ラインで誰かしら休ませる必要があれば、真っ先に冨安の出番となるに違いない。

そして、冨安は自身がプレイしたいポジションに関しても、以下のようにコメントしていた。

僕は出来る限りピッチ上に立っていたいだけだよ。チームを助けられるのであれば、ポジションは気にしない。監督について最優先のポジションなどについて話したこともないね。

冨安の高いユーティリティ性は彼の出場機会を増すだろうし、ティンバーの怪我による離脱が大きな痛手なのは間違いないが、冨安がセーフティネットになってくれるはずだ。

彼が居れば、いざという時のオプションになるだけではなく、他のチームメイトも緊張感をもってプレイ出来るだろう。

選手の最適ポジションというのはわかりにくいこともあるが、もしかするとシーズンが進むにつれてそれも見えてくるかもしれない。今季は彼がずっと健康でいてくれることを願おう。

source(当該記事の許可を得て翻訳しています):

関連記事(広告含む)

Posted by gern3137