【インタビュー】ベン・ホワイト

インタビュー

サッカーを全く見ないことでお馴染み、ベン・ホワイトのインタビューがW杯に上がっていました。



『一日中サッカーの練習をして、4,5回サッカーのミーティングをした後に90分サッカーの試合を観るなんて、一番やりたくないことだよ』とベン・ホワイトは語る。

子どものころからスポーツ観戦に縁のない家庭で育ち、家のテレビでサッカーを観ることはなく、両親ともに全くサッカーに興味がなかったそうだ。W杯の試合ですら、特にあまり記憶に残っていないという。当時からホワイト自身もサッカーをプレイするのは好きだったが、観るのは興味がなかったとのことだ。

そして、それはホワイトにとって今もあまり変わっていないようだ。

『親父は親父は庭師なんだけど、スポーツのことには全く興味がない普通の人で、俺がW杯のイングランド代表に選ばれた時も、顔色一つ変えなかったよ。一言「よくやったな」って言っただけさ。まるで最初から呼ばれるのは当然だと思っていたみたいでもあった。まあお袋は逆だからバランス的には丁度良いのかもしれないけどね。』

このように語るホワイトの表情はいつも通りリラックスしており、声のトーンも非常に静かだった。恐らく、このような、サッカーファンらしい激しい感情の上下とは無縁の環境で育ったことが今のホワイトのメンタリティにも影響しているのだろう。

『俺はどんな時もとてもハイになることもないし、そこまで落ち着くこともないね。これが今の場所までたどり着けた大きな理由の一つだと思う。サウサンプトンユースを16で放出された時も、最悪の日だな、と思ったけど泣いたりはしなかったよ。次のことに集中していた。試合がうまくいかなかった時も同じだね。例えば、アーセナルデビュー戦のブレントフォードとの試合ではむちゃくちゃ言われていたけど、今俺は大絶賛されている。人の意見なんてのはコロコロ変わるものだ。

自分としては、ブレントフォード戦はそこまで悪かったとは思わない。デュエルでも半分くらいは勝っていた。それなのに、ブレントフォード相手にホワイトは歯が立たなかった、みたいな言い方をされていたからな。いつだってそんなものさ。解説者は意見をコメントするのが仕事だし、時々はゴミみたいな意見もある。』

また、ホワイトは今回のW杯に関しても、そこまで思い悩んだりといったことはなかったようだ。

『まあ、どっちにしろそんな先のことを考えても仕方ないからね。来た時に受けて立つしかない。毎日気が向くままに過ごすのさ。朝起きたら、その一日を最高にすることだけを考える。俺は基本的に一日の予定を立てたりしないし、ディナーの予約を入れたりはしないタイプだ。その日に気が向いたらレストランに行くのさ。』

ベン・ホワイトはこの5年間でブライトンからローンで17/18シーズンは4部のニューポート、翌年は3部のピーターバラ、2部時代のリーズで昇格を勝ち取るとブライトンでプレイし、そして昨季からアーセナルでプレイと異なるカテゴリーと異なるクラブでプレイを続けている。

『リーグ2(英4部)では誰も俺のことなんて知りやしない「誰だアイツは?」って感じだったね。だから俺は移籍先でシーズン最優秀選手を勝ち取ってやった。その次の年、3部でも同じだった。リーズでも誰も俺に期待なんてしていないみたいだった。でも俺はその年全試合でフル出場したよ。簡単ではなかったけど、俺は自分のことを信じている。』

ただし、同時にホワイトは流浪のキャリアを送りながらも、ついにアーセナルで安定したキャリアを送り始めていることのメリットも感じているようだ。今季の右サイドバックでのプレイも非常に上手くいっている。

このおかげで、イングランド代表においても、右サイドバック、右CB、3バックの右のポジションが務められる良いオプションとなるだろう。

『アーセナルでは3バックでビルドアップをするから、実質的には毎週3CBでプレイしているみたいなものだよ。時々前線に上がっていく、という違いがあるくらいさ。』と穏やかに彼は話す。

現在はW杯のイングランド代表として帯同しているホワイトだが、キャンプではゆったりと過ごせているようだ。カタールではどのように過ごしているか?と聞かれ、彼は『日光浴をしているね』と答えた。

『練習や試合の間にはリカバリーセッションがあるし、あんまりやることはないね。午前中は日光浴、夜は映画でも見て早めに寝るくらいかな。ホテルのプールはすごくいいよ。むちゃくちゃリラックスしているね。』

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Posted by gern3137