チーム再建とピッチでの前進 後編

考察Tim Stillman,海外記事

前編はこちら:

ブカヨ・サカはそのターンしながらボールを受けて、密集地帯をそのまま抜けることができるという能力のおかげで、アーセナルにとって非常に重要な選手となっている。

ユーロでギャレス・サウスゲートがカウンター志向のイングランド代表のチームでサカを起用したのもこの点を見込んでのことだったに違いない。

アーセナルと同じようにイングランドも中央からボールを進めるのに苦戦する傾向にあり、サカはミドルサードからファイナルサードへのランでこの課題を解決できる選手だった。

アルテタがアーセナルでもボール前進の問題を解決しようと補強に取り組んでいるのは既に見て取れる。マリとガブリエルは二人とも相手のアタッカーに前で対処しようとし、結果としてラインを上げることにつながるタイプのDFだし、左利きなので自身の左側のスペースへの対応も得意だ。これはティアニーのオーバーラップがカギとなるアーセナルにとっては重要な点だ。

より明らかな課題解決のための獲得がトーマス・パーティだった。90分当たりのファイナルサードへのキャリー数でパーティを上回ったのはウィロックとネルソンのみだ。

さらにフィル・コスタの分析記事によればサンビ・ロコンガも似た特徴を備えた選手で、ファイナルサードへのパス数・ボックスへのパス数・スルーパスのすべてで高い数字を記録している。彼は野心的にラインブレイキングパスを狙うタイプの選手だ。

ロコンガはジャカよりはるかに機動力があり、中央へのパスコースが消されていた場合でも自身でボールを運び、オープンなスペースを見つけてパスを出すことができるだろう。

またベン・ホワイトはダビド・ルイスと同じように右CBを主戦場とし、縦へのロングパスを得意とする選手だ。ビエルサのリーズの4バックの右CBとして、グレアム・ポッターのブライトンの3バックの右CBとしてのプレイ経験があり、アーセナルがこのような経歴を魅力的に感じるのは理解できる。

さらに、ホワイトはルイスにはできないやり方でアーセナルが高い位置を保つのを助けることができる。

まず、ホワイトはルイスよりもアスリート力が高く、右サイドバックや右CMFが出払ってしまっているような状況でも右のスペースをカバーすることが得意だ。

彼がいればチームはよりコンパクトな陣形を保て、高いラインを敷くことができるだろう。これにより相手チームをディフェンシブサードに押し込み続けるのがより容易になるに違いない。

タヴァレスはチームの中央でプレイする選手ではないものの、キーラン・ティアニーとタイプが似ている選手なので、彼が不在時でもチームは大きくスタイルを変えることなくプレイが可能となるはずだ。昨季はそういった場合にこのポジションでアーセナルはジャカやセドリックを起用する必要があり、アーセナルの左サイドの攻撃に大きく影響を与えた。

サンビ・ロコンガ、そしてベン・ホワイトがアーセナルにやってくればアーセナルがより高い陣形を保つ手助けをしてくれる。パーティやガブリエル、マリといった選手獲得と合わせ、これによりアーセナルはピッチの中央を敬遠する必要なく、より相手の近い位置から攻撃をスタートできるのだ。

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Posted by gern3137