アーセナルクレスト変遷の歴史
今回は、クレスト(紋章)と呼ばれるアーセナルのロゴが時代の移り変わりとともにどのように変わっていったのかを振り返ってみましょう!
最初期
まず、アーセナルのクレストが最初に登場したのは1905年のことでした、もう115年も前ですね。今のモダンなデザインと比べると、随分攻めたというか、興味深いデザインなのがわかります。
当時はまだ兵器工場があったウリッチに本拠地を置いていたこともあり、大砲がモチーフになっているのは今と共通していますね。
ではなぜこのような怖い獣の顔が同時にあしらわれているかというと、それは、ロンドンのウリッチ区のロゴが以下のようなものだったからとされています。ほとんど同じといってもいい位よく似ています。
当時のクラブ・ウリッチ区の両方のモットーは今と異なる『王の戦で我々の武器が火を噴く』という中々物騒なものだったようです。
色々試してみた時代
その後、第一次世界大戦と前後してアーセナルは北ロンドンのイズリントンへと本拠地を移転することになり、ウリッチ兵器工場との地理的な関係性は薄れてしまいますが、やはり流石そこはイギリスのクラブと言うのか、伝統と歴史を重んじるお国柄なので、その後も大砲のデザインはクレストに引き継がれていきます。
ただ、大砲は右向きがいいのか左向きがいいのか論争が巻き起こり(想像)、1925年にかけては左向き!右向きやっぱり左だ!ということで落ち着き、向きは左、The Gunnersの文字入り、というハイブリッドで落ち着き、これが第二次世界大戦まで継続することとなります。
ゴシック調クレスト
その後1949年に初めて使われ、50年以上このまま用いられていた、現時点では使用されていた期間が最も長いのがこのゴシック調のロゴです。大砲がよりリアルになり、ここでついに今のアーセナルのモットーである調和の中の勝利、が登場しています。
今季のユニフォームのカップ戦の字体はこのクレストにインスピレーションを得ているといわれていますね
字体が非常によく似ているのがわかります
そして現在へ
そして、最終的に時代の流れに伴って2002年に現在のクレストへと変更されます。よりスタイリッシュで商業製品などに使用するのも簡単そうなデザインですね。
モットーのVictoria Concordia Crescitはクレストからは消えたものの、今もまだアーセナルが掲げているものでもあります。
これまでの流れを見るに、もう何十年かはクレストが変わることはないかもしれませんが、次のクレストはいったいどのようなものになるのでしょうか。
参考:
ディスカッション
コメント一覧
獣の顔がなんか可愛い、、
ゴシック50年以上使用されてたとは!
ちょうど0102ダブル達成、アダムスディクソン引退
ボスマン活かした多国籍軍、インターネット発展グローバル化に乗るタイミングでの変更です
この辺はベンゲル&ディビッドディーンコンビの先見の明です