Guardian紙によるプレミアリーグ再開前プレビュー アーセナル編
リーグ中断前の状況
奇妙なことに、ミケル・アルテタが新型コロナウイルスの陽性反応が出たことがリーグ中断の直接のきっかけとなった。もしかすると、これはイギリス国民にとって、被害の拡大を防ぐ役目を果たしたかもしれない。
コロナ以前にすでにアーセナルは波乱馬上のシーズンを送っていた。エジルとコラシナツがカージャックの被害に遭ったのが始まりで、その後エメリのもと残念なシーズンを送り、その後アルテタに登場で少し成績は上向いた。
とはいえ、国内では8試合無敗だったが、ヨーロッパリーグは敗退してしまった。
現状は?
幸運なことに、アルテタはすぐにCOVID-19から回復し、チームの指揮をとり始めた。また、中断によりアルテタがじっくりとチームと話し合う時間が取れたのはプラスといえるのではないだろうか。チームは中断前に2か月半で15試合をこなしており、ゆっくり準備をする時間はとれていなかった。
また、ティアニーやトレイラといった怪我人も復帰し、長期離脱中のチェンバースを除けば全員起用可能になるはずだ。
今季が成功とみなされるための要件
コロナ前の時点で既に、アーセナルにとって最低でもEL出場権の獲得は金銭面で必須とされていた。したがって、今その重要性がどれだけのものか想像もできない。
アーセナルの230m£の人件費は、少しくらいの給与カットでどうこうなるものではなく、マッチデー収入がなくなればアーセナルは大いに苦戦することが予想される。
アルテタ自身がいくつかのシナリオごとにプランを考えていると明かしたが、最悪のケースに備えるためにも、エティハドでよいスタートを切ることが重要だ。
今季の残りにアーセナルがどれだけ上位に食い込めるかでクラブの中期的な将来は決まってくるだろう。
ロックダウン中に問題行動はなかったか
ルイス、ペペ、ジャカ、ラカゼットらがソーシャルディスタンスのルールを破ったことが報じられており、特にラカゼットは笑気ガス吸入が話題になり、クラブの注意を受けたようだ。彼の将来はそもそも不透明な状態だったが、これを受けてさらに立場が不安定になったかもしれない。
コロナ禍でのコミュニティへの貢献
アーセナルが地元のイズリントンで行ってきたチャリティ事業は評価されるべきだ。アーセナルは即座に地域の医療機関や学校へのサポートを提供し、3万食のしょくじや15トンの医療キットを届けたりと、ローカルコミュニティへの貢献を続けている。
source:
ディスカッション
コメント一覧
マルティネリはカラダひとまわり大きくなったのかな
結局ルイスは5月で契約切れたのか
シーズンとにかく無事やりきる感で、試合につれて選手のモチベーション差が如実に出そうかなぁ
監督にとったらその辺の見極めがたいへんそうやなぁ