アーセナルお買い得イレブン

企画

昨日の記事で、アーセナルは我々が思っているよりさらにお金がないかもしれない、という話をしましたが、じゃあ逆に安価な移籍金でアーセナルにやってきて活躍した選手って誰かいたっけ、と思いましたのでベストイレブンを組んでみました。

選出条件は、移籍金のインフレを考慮して

・ローン移籍
・2000年代なら移籍金5m£以下
・2010年代なら移籍金10m£以下

という感じで、あまりに昔の選手は移籍金を比べるのが難しいので選外としました!
また、ユース上がりの選手もお買い得、とはまた違うような気がするので対象外としています。

GK

デイビッド・シーマン: 3m£

ダビド・オスピナがこの枠に収まるかなと思っていたんですが、調べてみたところシーマンもなんと3mという確約の移籍金でした。

その少し前にはブッフォンが50mというとんでもない移籍金をたたき出しており、かつ翌年アーセナルにやってきたアルムニアが4.5m£だったことを考えると、これはとんでもない大バーゲンだったといっていいでしょう。

DF

モンレアル: 9m£

ガエル・クリシーも格安でしたし、セヤド・コラシナツもフリーと最近のアーセナルの左サイドバックは割とお買い得な獲得が多い気がしますが、ここは安定感をとってギリギリ10m以内に収まったモンレアルをチョイス。

この移籍金はこの後の活躍を考えれば安いものだとは思いますが、未だになぜ0.25m£というはした金でアーセナルを去ることになったのかだけが解せません。

ソル・キャンベル: フリー

イングランド市場最高のフリー獲得とも評されるキャンベル軍曹が当然ランクイン!

トッテナムで200試合以上に出場し、イングランド代表としても30キャップ以上既にあった26歳のキャンベルがまさにこれからキャリアのピーク、という状態でアーセナルにやってきたのは奇跡的としかいうほかありません。

コロ・トゥーレ: 0.15m£

しかも同じ年になんとコロ・トゥーレまでほぼただのような移籍金でアーセナルに加入しています。

インビンシブルズの主要CB二人が合計で1m£以下とは、アーセン・ベンゲル監督恐るべしです。

ちなみにですが、メルテザッカーは微妙に10m£を越えてしまっていたので選外となりました。

ジェンキンソン/リヒトシュタイナー: 1m/フリー

今回の企画の一番の泣き所が実はこの右サイドバックで、サニャとローレンは5m£を超えていますし、ベジェリンはユース上がり、ということで誰もいません。

残ったのはジェンキンソンとリヒトシュタイナーくらいで、どちらともバーゲンだったといえるのかどうかは疑問の余地があります。笑

まあとはいえ、移籍金を考えれば最低限の仕事はしたと思うので、悪くない獲得ではあったような気がします。

MF

フラミニ: 0.4m£

移籍市場の宿命というか、やはり前線の選手は移籍金が高くなりがちで、サイドをはれそうな条件に当てはまる選手が誰一人として見つからなかったので、中盤4枚のダイヤモンドにツートップ、というウイングなしシステムで行くことにしました!

中盤4人の中でも特に移籍金が安いのがフラミニで、2度目にフリーでやってきたときも含め、チームを変革するというほどではありませんでしたが特にロシツキーフレブセスクらの華やかの活躍は、後ろで支えるフラミニあってのものだったといえるでしょう。

セスク: 3m£

そして、そのセスク・ファブレガスも選出です。彼の活躍を考えれば当然大バーゲンなのですが、冷静に考えるとU-16の選手に3mの移籍金を支払って獲得する、という決断もなかなかすごいような気がしますね。

もちろんこれは結果としては大成功でしたし、ピッチ上でその価値を示しただけではなく、最終的にはこの10倍の価格でバルセロナはセスクを買い戻すことになりました。

ゲンドゥージ: 8m£

売却益が期待できる、という意味ではファブレガス以上にポテンシャルがありそうなのがこのゲンドゥージです。近年のアーセナルの若手の獲得では、この後出てくるもう一人のあの選手と並んで大成功の一人と言えます。

もちろん今後のアーセナルでのキャリアがどうなるかまではまだわからないものの、仮にアーセナルを去ることとなったとしても、確実に8m£以上は回収できるでしょう。

とはいえ、まだまだ伸びしろは大いにありそうなので、このまま順調にアーセナルで成長していってほしいものです。

アレックス・ソング: 3.5m£

こうしてみると、CMFは逸材ぞろいで、やはりトップ下やウイングと比べるとその一列後ろの選手たちは移籍金が抑えられる傾向にあることがわかります。

こちらも3.5m£という移籍金を考えるとそれをはるかに超える活躍をアーセナルで見せましたし、特にファン・ペルシーとのコンビネーションは大きな可能性を感じさせました。

そして、バルセロナへと移籍し17m£の移籍金もクラブに残しています。

FW

ファン・ペルシー: 4m£

スキラッチ、パクチュヨン、アンドレ・サントス、スキラッチが3人とも6m前後、というのを考えるとジョークのような値段です。

紹介の必要もないような気がしますが、ケガがちで本当の意味で爆発するまでは忍耐深くアーセナルが育成する必要があったとはいえ、シーズン30点を挙げた偉大なストライカーで、また、ユナイテッド移籍は残念でしたが多額の移籍金を残し、そのおかげでアーセナルは後継にジルー、ポドルスキ、カソルラといった選手たちを補強することが出来ました。

マルティネッリ: 6m£

サカと並んでアーセナルの若手で今一番期待が持てる選手と言っていいマルティネッリですが、彼の6m£という移籍金も、将来性を考えれば大バーゲンです。

ブラジル4部の若手ということを考えると当時は少し割高に感じましたが、決断を下したスカウト陣には脱帽というほかありません。

今季の活躍だけ切り取ってもすでに6m分くらいの活躍をしていると思いますし、ベテランストライカーたちの去就が不透明な中来季、そしてその先に期待が高まるばかりです。

まとめ

今回この記事のために調べてみて思ったのは、意外とバーゲンというのは少なくないな、ということでした。特に前線はそれが顕著で、やはり予算と選手のクオリティの密接な関係がわかります。

とはいえ、今回の11人の移籍金を合計しても40m弱、ムスタフィ一人分くらいですが、なかなかに強そうなイレブンが組めたのではないでしょうか。右サイドバック以外は後ろはとてつもなく強そうですし、中盤の守備力もそこそこありそうなので、あとはロビンとマルティネッリとセスクが大暴れしてくれればそれなりに勝ちを拾えそうです。

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Posted by gern3137