【日本一詳しい?】アーセナル選手名鑑22 アレクサンドル・ラカゼット
ラカゼットのプロフィール
・名前: アレクサンドル・ラカゼット
・年齢: 28
・国籍: フランス
・身長: 175cm
・アーセナル加入: 2017
・Transfermarkt算出の移籍金: 45M€
ラカゼットの長所・魅力
・ペナルティエリア内での細かいタッチ
・守備の献身性
・万能
・(最近は不調とは言え)シュートの上手さ
ラカゼットの特徴・プレースタイル
リヨン生まれリヨン育ちのフランス人で、リヨンユースで台頭を現し、18歳の時に当時の監督クロード・ピュエルに見いだされ、トップチームに昇格、その後不動のエースとして君臨。
フランスリーグで得点を量産し始めた若手フランス人FW、ということで早い段階から何度もアーセナル移籍の噂は出ており、ベンゼマ、ドラクスラーらと並んで、『アーセナルの夏の風物詩』的な立場を確立していた。
最終的にリヨンを離れる決断をしたラカゼットが選んだのは、アトレティコ・マドリードだったが、なんともタイミングの悪いことに、アトレティコへの選手獲得禁止処分が決定。リヨンを離れる決意を決めたものの移籍先がなくなってしまったラカゼット獲得に動いたのがアーセナルだった。
40-45M£、というまあ大体相場通り、くらいの移籍金でアーセナルに加入したラカゼットだが、その後のアーセナルでの活躍は一言で言うなら、『得点以外は全部載せ』という感じだろうか。
なんとなく、アーセナルに来る前は足が速く裏抜けが得意で、走り込みから得点を量産する今のオーバメヤンと似たタイプのFWだと思われていた節があるが、ふたを開けてみると、そこまで足は速くなかった一方で、ボールタッチは丁寧で、降りてきても仕事ができるタイプのストライカーだった。
守備での献身性も素晴らしく、自陣のペナルティエリア付近までプレスに戻る姿がよく見られる。ただ、勢いがつきすぎて、ストライカーなのにもかかわらず結構自陣の嫌なエリアでファウルを献上することがちょくちょくある。笑
とはいえ、1年目はプレミアのフィジカルに苦戦する姿を見せていたことを考えると、気合負けなくなってきたという証だろう。二年目の今年は大きく改善され、当たり負けする場面は1年目よりも大分減っていると思う。欲を言えば、もう少し身長があれば、という所だろうか。まあ、こればっかりはどうしようもないのだけれど。
得点はアーセナルに加入してからそこまで伸びていないが、別に決定力がないわけではなく、シュートは普通にうまい。オーバメヤンと同時起用されることが多いため、周りを活かすプレイを見せることも多くチャンスが彼の方に転がることが多いのと、単純にタスク過多で、得点に集中できるような環境ではないことが影響しているのではないだろうか。
ペナルティエリア内での華麗な細かいタッチから相手DFを何人か交わしてゴール(ニアが多い)に打ち込むものすごい勢いのシュートはトレードマークとなっており、年に何回か見せている。
正直来季の去就は不透明だが、一応契約は残り二年となっているので、もし売却のつもりがないのであれば、アーセナルは早急に契約延長交渉を始める必要があるだろう。
ただ、今季終盤はエンケティアにスタメンを奪われたりする場面もあったので、どれくらいアルテタの信頼を得られているのかは微妙なところ。
ディスカッション
コメント一覧
ラカが輝いたのは1819
エメリ一年目ですから、素早いサッカーで、数的不利じゃなければ何とか出来るということでしょうか
現状の滅多にシュートを振りきれない状況ではストライカーとしては厳しいでしょうね
オーバのように瞬発力と巧みな動きで相手を制して、淀みなく決めてしまうのと比べてしまうと正直物足りないです